ULTRA_N_PROJECT
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ULTRA N PROJECT(ウルトラ・エヌ・プロジェクト)は、円谷プロダクションによる雑誌連載、映画、テレビドラマからなる連動企画。
概要

円谷プロダクションが、新たなウルトラマン像(円谷プロではこれをネオスタンダードヒーローと呼称)の開拓を目指して製作した企画である。

2004年に第1弾『ウルトラマンノア』が雑誌連載とイベントショーなどで展開され、同年10月にテレビシリーズ『ウルトラマンネクサス』、さらに12月には映画『ULTRAMAN』が発表された。それぞれ独立した作品として発表されたが、『ネクサス』の終盤で各作品のつながりが明かされた。

しかし、『ネクサス』の視聴率・玩具売上不振や制作局側の都合などによる放送期間の短縮や『ULTRAMAN』の興行不振、これらに伴う続編の製作中止などから本企画は事実上頓挫した。このことは、撤退の決定を行った当時の円谷プロ社長の円谷英明が解任される一因になったとされる[1]

2010年にはウルトラマンノアが映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』にゲスト登場している。
作品一覧

各作品にはそれぞれNから始まるテーマが設けられている。
ウルトラマンノア』(雑誌連載) - NOA NOSTALGIA (魂の原点回帰)

ULTRAMAN』(映画) - NEXT EVOLUTION (次なる進化)

ウルトラマンネクサス』(テレビシリーズ) - NEXUS TRINITY (3つの連鎖)


企画の順番は「劇場作品(『ULTRAMAN』)」→「テレビ作品『ネクサス』」→「空白期間のためのキャラクター(ノア)」である[2][3][4]。劇場作品の企画からすべては始まっており、その中で「劇場作品を盛り上げる」ためにテレビシリーズとして『ネクサス』の初期案が上がり、それに合わせて劇場作品上映およびテレビシリーズ放送開始までの空白期間を埋めるべく、雑誌展開を基軸に置いたニューヒーロー(ウルトラマンノア)の制作が見込まれた。当初、『ULTRAMAN』は『ネクサス』の放送前の2004年夏に公開される予定であった[3][5]。ウルトラマンノアが従来ではなかった特徴を持つスーツ(光反射の強烈なメタリックシルバー塗装、アクションの障害になる背中の翼など)なのは、本来雑誌展開を主体とするために従来とは異なるものを造形したためである[3]

本プロジェクトの世界観(ネクサス世界観、神に近いウルトラマンというノアのキャラクター設定)には、『ULTRAMAN』脚本および『ネクサス』のシリーズ構成・脚本である長谷川圭一が大きく関与している[4]

当初は『ULTRAMAN』の続編として『ULTRAMAN2 requiem』の製作も予定されていたが、『ULTRAMAN』の興業不振に伴い、中止となっている[注釈 1]

ウルトラマンフェスティバル2004では、特別映像がショーの開始前に流された。

登場キャラクター
ウルトラマン

本企画には各作品に、様々な姿のウルトラマンが登場する。
ウルトラマンノア
『ウルトラマンノア』『ウルトラマンネクサス』に登場。太古より全宇宙の平和を守り続ける伝説の存在。詳しくは
ウルトラマンノアを参照。
ウルトラマン・ザ・ネクスト
『ULTRAMAN』に登場。青い発光体(ビースト・ザ・ワン)を追って地球にやってきた赤い発光体が、航空自衛隊のパイロット・真木舜一と融合することによって出現した銀色の巨人。詳しくはULTRAMAN (映画)#ウルトラマン・ザ・ネクストを参照。
ウルトラマンネクサス
『ウルトラマンネクサス』に登場。真木舜一から離れた光が、数年の時を経て新たなデュナミストと融合することによって出現した銀色の巨人。その姿を目撃したナイトレイダー隊員・孤門一輝の言葉により、「ウルトラマン」のコードネームで呼称されることになる。なお「ネクサス」の呼称は、劇中では孤門が受け継がれてきた光の意味を総括する上で一度だけ使用したもので、実際にウルトラマンがその名で呼ばれることはない。スペースビーストの脅威から人々を守るために人知れず戦い続ける。詳しくはウルトラマンネクサスを参照。

これらのウルトラマンには銀色のボディに胸部の赤いエナジーコア、3本の縦線が走った眼といったデザイン上の共通点が見受けられる。

ウルトラマン・ザ・ネクストとウルトラマンネクサスは共にアンファンス (ANPHANS) とジュネッス (JUNIS) と呼ばれる2つの形態をもつ[注釈 2]。また、この2体の必殺光線の名前はいずれも「 - レイ・シュトローム[注釈 3]」で統一されている。

『ウルトラマンネクサス』終盤において、この3体はすべて同一存在であることが明かされる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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