UFOロボ_グレンダイザー
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UFOロボ グレンダイザー


ジャンルロボットアニメ
アニメ
原作永井豪とダイナミック企画[1]
キャラクターデザイン小松原一男荒木伸吾
音楽菊池俊輔
アニメーション制作東映動画
製作東映動画、旭通信社
放送局フジテレビ
放送期間1975年10月5日 - 1977年2月27日
話数全74話
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『UFOロボ グレンダイザー』(ユーフォーロボ グレンダイザー)は、永井豪作・原作の漫画、および1975年(昭和50年)10月5日から1977年(昭和52年)2月27日までフジテレビ系列で毎週日曜日19:00 - 19:30に全74話が放送された、東映動画製作のロボットアニメ
概要.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2017年11月)

マジンガーZ』(前々作)や『グレートマジンガー』(前作)と世界観を共有した、マジンガーシリーズの第3作。

本作はマジンガーシリーズあるいは永井豪作品としては異色とされがちだが、これは本作の制作背景に起因している部分もある。前作の終局が見えて新番組を模索し始めた制作サイドは、まず前作同様にマジンガーシリーズの世界観を直接受け継ぐ『ゴッド・マジンガー』(仮題)という企画を立案し、制作を準備していたが、前作の玩具展開が不調だったことから頓挫してしまう。そこで、当時の日本に巻き起こっていた「空飛ぶ円盤 (UFO) ブーム」に乗ろうという思惑が生まれ、1975年7月26日に東映まんがまつりの1作として公開された永井豪原作、東映動画制作のアニメ映画『宇宙円盤大戦争』をパイロットフィルムのように用いたうえでマジンガーシリーズに合わせた変更を施し(後述「兜甲児の登場について」)、テレビシリーズである本作として作り上げた。それゆえ、本作には『宇宙円盤大戦争』のリメイク的な側面もある。

このような理由により生まれた本作の「UFOロボ」のネーミングと各種の設定には、UFOブームの影響が顕著に表れている[注 1]。さらにUFO絡みで、東映巨大ロボットアニメとして初めて本格的に「宇宙人」を敵役に据えたSFアニメ作品である[注 2]。悪役のレベルが、それまでの作品で描かれていた「犯罪組織」や「マッドサイエンティスト」、「復活した古代文明」などによる「世界征服」から、異星人による「地球侵略」へスケールアップすることになり、続く1976年の『大空魔竜ガイキング』や『超電磁ロボ コン・バトラーV』で、「宇宙からの侵略者」はロボットアニメの悪役として定着した。悪役のみならず、主人公にも異星人を据えた点[注 3]も大きな特色である。

主人公といえば熱血漢タイプの日本人が定番だった当時、カタカナ名前の「異邦人」がメインというのは斬新だったうえ、「亡国の王子」として従来になかった大人びているも悲しい過去を持ち影があるという、複雑かつ新しい主人公像を描き出した。他にも王族・貴族といったブルーブラッドの概念や、主人公デュークの中世の騎士を思わせる出で立ちなど、ロマンティックな新風を吹き込み、後のロボットアニメの人物描写やドラマの幅を大きく広げる先駆けとなり、ロボットアニメの大きなターニングポイントを残したと言える。また、前々作と異なり、主人公側に主導的な役割を果たす女性キャラクターが複数設定されていることは、この種の作品としては珍しい。テレビ本放送中に制作・上映された劇場版では前作や『ゲッターロボG』と競演し、子供たちの人気を博した。

全74話という長期放映でありながら、平均視聴率は20.9%を記録(最高視聴率は第21話「決戦!オーロラの輝き」の27.6%。[2][3][4])。大河ドラマ的な設定とそれを生かした連続ストーリーは、東映動画と松本零士がタッグを組んだ次作『惑星ロボ ダンガードA』に引き継がれることとなった。

なお本作は日本以外でも放送され、ヨーロッパの一部や中東などで絶大な人気を博している[注 4](後述「日本以外での放送・特徴的な出来事」)。

2024年からは、リブートとなるテレビアニメ『グレンダイザーU』が放送予定[6]
ストーリー

ベガ星雲の惑星・フリード星[注 6]は平和に他の星と共存していたが、ある日、突然に宇宙征服を目論む支配者ベガ大王が率いるベガ星連合軍による侵略を受けて滅亡する。王子デュークフリードはフリード星の科学の結晶であり、円盤スペイザーと合体する“UFOロボ グレンダイザー”でからくも脱出し、ベガ星連合軍の追っ手から逃れつつ宇宙を彷徨ったあげく地球にたどり着いた。八ヶ岳に不時着したデュークは、宇宙科学研究所の宇門源蔵所長に救われて彼の養子となり、“宇門大介”を名乗って地球人として暮らすようになる。

それから2年後。かつてマジンガーZで地下勢力と戦った兜甲児が、自作の小型円盤TFOで研究所を訪れた。宇門所長と牧葉団兵衛が共同経営するシラカバ牧場にて大介とも対面するが、反りが合わない2人。その晩、赤い月を見て大介はベガ星連合軍が地球侵略を目論んでいると悟った[注 7]が、地球人としての平穏な生活を続けることを望み、ベガ星連合軍との戦いを拒否する彼はひとり苦悩する。しかし翌日、飛来したベガ軍の円盤にTFOが攻撃されるのを目の当たりにした大介は、甲児の危機を見捨てられず真の名を叫んだ。「デュークフリード!!」

再び元の姿に戻ったデュークフリードは、第二の故郷である地球を守るため、グレンダイザーで戦うことを決意する。このことを知ったベガ星連合軍は、月面基地・スカルムーンから円盤獣を差し向ける。デュークの秘密と生い立ちを知った甲児も、ともに地球のために戦うことを誓い、時に反発し時に信頼し合いながら次々と襲い来る円盤獣を退けてゆく。ベガ軍の兵士の中にはそれぞれの事情を抱えた者、さらにデュークの知己までいた。やがてベガ大王の本隊が地球圏に移動し、強力なベガ獣がグレンダイザーを襲う。しかし友情を結んだ甲児に加え、デュークを慕う牧葉ひかる、再会した妹のマリアがダイザーチームとして共に戦っていく。
登場人物
ダイザーチーム
デュークフリード
[注 8][注 9] / 宇門 大介(うもん だいすけ)
- 富山敬(サブタイトルコール、初期の次回予告も兼任) / 堀内賢雄山寺宏一スーパーロボット大戦シリーズ[注 10] / 星野佑典(単独ゲーム版[18])本作の主人公。ベガ星雲・フリード星の出身[注 6]。推定年齢は20歳[7][19]


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