UFJカード
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「ミリオンカード」はこの項目へ転送されています。奇術の演目については「ステージマジック」をご覧ください。

この項目では、三菱UFJニコス株式会社等が発行するクレジットカードについて説明しています。かつて、このカードを発行していた株式会社UFJカードについては「三菱UFJニコス」を、2012年7月16日以降の本カードについては「MUFGカード」をご覧ください。

UFJカード(ユーエフジェイカード、UFJ Card)は、かつて三菱UFJニコス株式会社及びUFJカードグループ(以下「三菱UFJニコス等」)が発行していたクレジットカードである。

狭義には三菱UFJニコス等が発行するVISAブランドのUFJカード(「UFJ VISAカード」)及びMasterCardブランドのUFJカード(「UFJ MasterCard」)を指し、広義には三菱UFJニコスが発行する「UFJ JCBカード」も含むが、この項目ではUFJ VISAカード及びUFJ MasterCardを「UFJカード」と、UFJ JCBカードは「UFJ JCBカード」とそれぞれを区別して記述する。
概要

「UFJカード」及び「UFJ JCBカード」は、旧東海銀行系の株式会社ミリオンカード・サービス(フランチャイジーを含む)及び旧三和銀行系のフィナンシャルワンカード(旧三和カードサービス)が前身である。2002年1月15日にミリオンカード・サービスがフィナンシャルワンカードを吸収合併し、商号を株式会社UFJカード(登記上は株式会社ユーエフジェイカード)に変更。合わせて、それぞれが発行していたクレジットカードも現在の名称に変更した。

なお、株式会社UFJカードは2005年10月1日に日本信販株式会社に吸収合併(商号は「UFJニコス」へ変更)され消滅したが、カードブランドとしては同社が当該吸収合併前から発行しているクレジットカードであるNICOSカードとは統合されず、その後更に協同クレジットサービス株式会社及び株式会社ディーシーカードを吸収合併して三菱UFJニコス株式会社となって以降も、ギフトカードの統合など一部のサービスの共通化をしつつも展開を継続[1]していたが、個人向けプロパーカードは2009年12月以降順次新規募集を終了、三菱UFJニコス本体が発行するUFJカードは提携カード及び法人向けのみとなる。その後、2012年1月23日にはブランドをMUFGカードに変更する旨が三菱UFJニコスから発表され、7月16日を以てMUFGカードに統合された[2]。各種提携カード及びUFJカードグループ各社も順次MUFGブランドへの移行が進んでいる。さらに、MUFGカードのうち三菱UFJニコス発行のプロバーカードは、2021年7月1日から券面デザインをリニューアルの上「三菱UFJカード」の名称で発行されている(カードブランドとしてはMUFGカードの名称を継続)。
UFJカード提携カードについては#提携カードを参照

国際ブランドはVISAとマスターカードのどちらかを選ぶことができる。
プロパーカード

プロパーカードのラインナップは概ね次の通りである(三菱UFJニコスが発行するNICOSカードも同様のラインナップである)。
一般カード
他社でいうスタンダードカード、クラシックカードと同等。
PREMIO
廃止になったヤングゴールドカードに代わるもので、一般カードに比べ、保険やサービスが強化されたもの。券面が金色だが、ゴールドカードではない。
またヤングゴールドカードは会員が満30歳に達した後の初回更新時に審査の上で(但し余程その時の信用状況が悪くなければ)自動的にゴールドカードに切り替えられるのに対し、そのようなサービスはなされない。
ゴールドカード
利用可能額も含め、さらに強化されたもの。

上記以外に、学生専用のクレジットカードとして「アイムカード」(マスター、VISA)を発行している。かつては「ヤングゴールドカード」(マスター、VISA)もあったが、その後廃止となり、現在はそれに相当するカードとしてPREMIOが発行されている。
VIASOカード

名前の由来は「遊び(アソビ)」の語順を入れ替えたもの。年会費無料であり、通販などの指定提携サイトを利用するとそこでの利用ポイントやクレジットポイントが優遇される。これはUFJカード側に入るアフィリエイト収益などによるもの。NICOSカードでも同じ名称のカードが発行されているが一部サービスが異なる。国際ブランドは当初VISAのみだったが、Master Cardも加わった。
UFJ JCBカード

「UFJ JCBカード」は、三菱UFJニコス(旧株式会社三和カードサービス)が株式会社ジェーシービー(JCB)のフランチャイジー(FC)として発行していたJCBカードである。なお、同社はこれ以外にJAバンクとの提携による「JA JCBカード」も発行(旧協同クレジットサービス株式会社から承継)していたが、券面のデザインが異なっていた。

JCBのFCとして発行していたため、利用する事が出来る加盟店はJCBの加盟店[3]であり、三菱UFJニコスのVISA・MasterCard・Nicos加盟店で利用することはできなかった。また、利用できるサービスはJCBグループのものであり、UFJカード独自のサービスを利用することはできなかった。

なお、UFJカードグループの中にも三菱UFJニコスと同様にJCBのFCとしてJCBカードを発行していたものがあるが、「UFJ JCBカード」と称されるのは、三菱UFJニコスがJCBのFCとして発行していたものをいう。

一般、ゴールド以外の主なカードは以下の通り。
Arubara
リボルビング払い型カード、年会費は無料。[4]
グランデ
先述の「PREMIO」に相当する準ゴールドカード。本会員が2,625円、家族会員が1,050円。
ジェイ・ワン
学生専用のクレジットカード。年会費は在学期間中が無料、卒業後が945円。
USドルカード
決済を米ドルで行うクレジットカード。三菱UFJ銀行の旧UFJ店、もしくはインターネット支店の外貨普通預金(米ドル)を利用代金引落口座に利用する事が出来る。

Arubaraは2008年9月[5]、グランデとジェイ・ワンは2009年12月18日、一般とゴールド、及びUSドルカードは2010年10月31日をもって新規募集を終了[6]し、以降三菱UFJニコスとしてはMUFGカードの1つとしてのJCBカード(加盟店開放型)発行を促進しており[7]、FC業務は既存会員のサポートと一部法人向けカードの募集を除いて縮小傾向にあったが、2021年11月16日付でジェーシービー本体に業務を譲渡したため、発行済みカードはJA JCBカードを含めて自動的にジェーシービー発行扱いに移行し、更新時に順次プロバーカードのデザインに切り替わる(JA JCBカードについては未定)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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