U2
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2005年には「ロックの殿堂」入りもしている[9]

世界に渦巻く社会問題を楽曲のテーマとしている。宗教紛争反核運動アパルトヘイトなどの人権問題薬物依存症などについてメッセージ性の強い曲を発表、チャリティー・イベントにも積極的に参加している。特に、メンバーの中でボノアフリカの貧困救済やアムネスティ・インターナショナルジュビリー2000ONE Campaignなどの慈善事業に深く関わっており、2006年にはアフリカの後天性免疫不全症候群(AIDS)対策プログラム支援ブランド「RED」を設立するなど、人権と社会正義のために運動している[10][11][12]

また、コンサートの規模や動員数でも世界最大・最高のバンドであり、『Vertigo Tour』は2005年のコンサート収益1位を記録[13]。『U2 360° Tour』は、2011年のコンサート収益1位を記録し、“歴史上で最も成功したアーティストグループツアー”として認定されている[14]

なお、これまで1位となっていた記録も、同じくU2が1987年9月25日に〈Joshua Tree Tour〉のフィラデルフィア公演で樹立した86,145人となっており、U2自身が記録を塗り替えたこととなる。また、歴代動員記録の3位までをU2が独占しており、彼らの人気を改めて窺わせる結果となっている。

その他、ピンク・フロイドバックストリート・ボーイズが名を連ねる歴代5位までの観客動員記録リストは以下の通り。

〈米国での単独公演動員記録〉

1. U2:97,014人(2009年10月25日、カリフォルニア州ローズ・ボウル・スタジアム)

2. U2:86,145人(1987年9月25日、ペンシルヴァニア州ジョンF・ケネディ・スタジアム

3. U2:84,754人(2009年9月29日、メリーランド州フェデックスフィールド

4. PINK FLOYD:75,250人(1994年5月29日、オハイオ州オハイオ州立大学スタジアム)

5. BACKSTREET BOYS:73,337人(2000年2月19日、ジョージア州ジョージア・ドーム


米経済誌フォーブスが2011年6月に発表した「世界中で最も稼いでいるミュージシャン」では、1億9,500万ドル(日本円に換算すると約156億)になり第1位とされた[15]

ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第22位にランクインしている[16]

ウォール・ストリート・ジャーナルの「史上最も人気のある100のロックバンド」にて16位。

トータル・アルバム・セールスは、1億7,000万枚超と言われている[17]
バンド名の由来

バンド名の由来については、アメリカ偵察機U-2」、ドイツ潜水艦II型Uボート」、「You too」(ファンへのシンパシーを表す)などの諸説があった。

彼らはアマチュア時代「FEEDBACK」や「THE HYPE」と名乗っていたが、アダムの知り合いのグラフィックデザイナーが考えた新バンド名案のひとつに「U2」があった[18]。特に意味はなく、ジ・エッジは「いろいろあった候補の中で一番マシなもの[18]」という程度で使ってみたが、時間が経つにつれどんどん好きになっていったという。ボノは「U2の魅力はその曖昧さにある。解釈の仕方は無限だろ[18]」と語っている。アダムは文字1個に数字1個だから、ポスターの中に大きく書くことができるし、宣伝文句の中にも滑り込ませやすいと指摘している。

ちなみに、1991年発表の『アクトン・ベイビー』収録曲の「ズー・ステーション」は実在するベルリン動物園駅(ドイツ語でZoologischer Garten)を指し、この駅の路線名は「U2(地下鉄2号線)」である。
メンバー


ボノ
(Bono)
ボーカルギター
1960年5月10日生まれジ・エッジ
(The Edge)
ギターピアノ
1961年8月8日生まれアダム・クレイトン
(Adam Clayton)
ベース
1960年3月13日生まれラリー・マレン・ジュニア
(Larry Mullen, Jr.)
ドラムスパーカッション


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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