U-NEXT(ユーネクスト)は、U-NEXT HOLDINGS子会社の株式会社U-NEXTが運営する日本のOTTコンテンツ・プラットフォーム。有料会員数は2023年11月末時点で約420万人で[3]、国産のVODサービスとしては最大手。
2007年6月にUSENによりGyaO NEXT(ギャオネクスト)として開始し、2009年12月にU-NEXTに名称を変更した[4]。
2023年3月31日付でプレミアム・プラットフォーム・ジャパンが運営している同業の動画配信サービス「Paravi」と経営統合することを同年2月17日に発表した。存続会社はU-NEXT社側となり、Paraviのコンテンツは同年6月30日にU-NEXT内に移管した[5][6][7]。またこれに先立ち2023年6月30日にTBSホールディングスはU-NEXTの発行株式の20%を取得し株式会社U-NEXTはTBSホールディングスの持分法適用会社となった。これにより売上高800億円以上、配信コンテンツ約36万本、利用者数400万人超の国内勢最大の動画配信サービスが誕生した[8]。
沿革
2007年(平成19年)6月 - USENが、GyaO NEXT(ギャオ ネクスト)としてサービスを開始させる。
2009年(平成21年)12月 - ブランド名をGyaO NEXTからU-NEXT(ユーネクスト)へ変更。
2010年(平成22年)
6月 - ソニー「ブラビア」の「〈ブラビア〉ネットチャンネル」でのサービスを提供開始[9]。
12月22日 - 運営が、USENから分離独立した株式会社U-NEXTに移行[10]。
2012年(平成24年)
4月 - シャープ「アクオス」、東芝「REGZA」、日立「Wooo」でサービス提供開始[11]
5月 - PC向け動画配信サービス提供開始[12]
7月 - パナソニック「VIERA」でサービス提供開始[13]
8月 - スマートフォン、タブレットPC向けサービス提供開始[14]
11月 - 全国のローソン店舗にて、コンビニで買える返却不要のレンタルビデオ「Movie Card」提供開始[15]
2013年(平成25年)
4月 - 九州通信ネットワーク株式会社と提携したVODサービス「BBIQビデオ放題U-NEXT」を提供開始
7月 - イオンエンターテイメント株式会社と提携した国内初のシネコンと連動したVODサービス「イオンシネマWEBスクリーン powered by U-NEXT」を開始[16]
10月 - 株式会社エネルギア・コミュニケーションズと提携したVODサービス「メガ・エッグシアターwith U-NEXT」を提供開始
2014年(平成26年)
4月 - オンライン予約システム「KINEZO」でU-NEXTのポイントが映画チケットの購入に使える「U-NEXTポイント決済」開始
4月15日 - 株式会社東芝と協業し、電子書籍ストア「BookPlace for U-NEXT」を提供開始
4月25日 - 株式会社ティ・ジョイ(新宿バルト9、横浜ブルク13、広島バルト11、鹿児島ミッテ10、T・ジョイ系)との映画館連携開始[17]
5月 - ソニー「PlayStation(R)Vita、PlayStation(R)Vita TV」で映像配信開始
8月 - 高画質な映像がテレビで観られる新型セットトップボックス「U-NEXT TV」を提供開始
11月 - 中部テレコミュニケーション株式会社と提携したVODサービス「コミュファ光ビデオ(U-NEXT)」を提供開始
12月16日 - 東京証券取引所マザーズ市場に上場
2015年(平成27年)
2月 - ソフトバンク株式会社が提供する「アニメ放題」の運営を開始。
3月 - ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社と提携したVODサービス「U-NEXT for So-net」及び「U-NEXT for NURO」を提供開始。
8月 - ビッグローブ株式会社と提携したVODサービス「U-NEXT for BIGLOBE」を提供開始。
9月30日 - 株式会社東芝より電子書籍サービス「Book Place」を事業承継[18]。
10月 - 株式会社ヤマダ電機と提携したVODサービス「ヤマダビデオ powered by U-NEXT」を提供開始
10月8日 - U-NEXTのユーザー・インターフェイス変更等、大幅リニューアル。31日間無料トライアルキャンペーンを開始[19]
12月18日 - 東京証券取引所市場第1部に市場変更[20][21]
2016年(平成28年)
3月 - アルテリア・ネットワークス株式会社より個人向け任意加入型インターネット接続サービスを譲受し、「U-NEXT光01」として提供を開始
4月 - 株式会社STNetと提携したVODサービス「ピカラでシアターwith U-NEXT」を提供開始。
6月 - CCC AIR株式会社と提携したVODサービス「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」の提供開始
6月 - U-NEXTにおいてNHKオンデマンドの提供を開始
10月 - 日本通信株式会社と協業し、「U-mobile MAX」の提供を開始
2017年(平成29年)
1月25日 - 格安SIM事業でヤマダ電機と組み、共同出資会社「Y.U-mobile」を設立[22]。
12月 - 運営が株式会社U-NEXT(株式会社 USEN-NEXT HOLDINGSへ商号変更)から、その子会社の(2代目)株式会社U-NEXTへ移行。
2018年(平成30年)
1月 - 株式会社LDH JAPANが提供する「LDH TV」の運営を開始。
7月17日 - 麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参加。「U-NEXT Pirates」をスポンサードする[23]。
2019年(平成31年)2月 - 電子書籍サービス「BookPlace」を統合[24]。
2020年(令和2年)
6月25日 - サザンオールスターズ特別ライブ 2020「Keep Smilin' ?皆さん、ありがとうございます!!?」より、音楽ライブに本格参入。
8月 - 有料会員数が200万人を超えた[25]。
8月17日 - 読み放題のオリジナル書籍の提供を開始[26]。
11月 - 「#ある朝殺人犯になっていた」より、紙書籍の出版事業に参入[27]。
2021年(令和3年)
2月11日、初のスポーツ中継としてチャリティーボクシングイベント「LEGEND」をライブ配信[28]。
2月19日 - バイアコムCBSとの間で独占パートナーシップ契約を締結。同日からSHOWTIMEのテレビシリーズをU-NEXTにて順次独占配信[29]。
3月30日 - ワーナーメディアとの間で独占パートナーシップ契約を締結。同年4月からHBOとHBO Maxのオリジナル作品をU-NEXTにて順次独占配信[30][31]。
8月 - 映画サイト「映画.com」との連携を開始[32]