「U1 (潜水艦)」とは異なります。
UボートI型 (U-Boot-Klasse I) は、第二次世界大戦中のドイツ海軍の潜水艦。 1919年に締結されたヴェルサイユ条約によって潜水艦の保有および建造を一切禁止されたドイツ海軍は1922年6月に海軍技術会社(IvS)を設立し、外国向けの潜水艦を設計することで技術の温存・発展を図った。 1932年秋になると、ドイツ海軍は再軍備に向けた艦艇建造計画を打ち出し、その中には16隻の潜水艦も含まれていた。そのうち8隻は800t型の航洋型潜水艦であった。これがI型である。 基本的な設計はIvSがスペイン向けに建造したE1型を元にしており、当初はMVBIという秘匿名称で呼ばれていた。当初は32隻が建造される予定だったが、ドイツ海軍が航洋型潜水艦は500t型と1,000t型に集約する方針に転換したため、2隻のみの建造となった。 第二次世界大戦では、数少ない航洋型潜水艦として実戦配備されたが、水中での舵の反応が悪く、タンクの配置が原因でトリム調整が他の型と比べて難しいなど、運用側からの評価は芳しくなかった。2隻とも1940年に戦没した。
概要
性能諸元
全長:72.39m
全幅:6.21m
吃水:4.30m
排水量:水上862t、水中983t
最大速度:水上18.6kt、水中8.3kt
兵装:53cm魚雷発射管×6(艦首4、艦尾2 搭載魚雷14本)、105mm単装砲×1、20mm対空機銃×1
乗員:43名(うち士官4名)
同型艦
U-25:1936年4月6日就役 1940年8月3日 自艦の敷設した機雷に接触して沈没
U-26
関連項目
Uボート
表
話
編
歴
Uボート艦型
△は未成艦級・wヴァルター機関搭載艦
第一次大戦期
U1
U2
U3型
U5型
U9型
U13型
U17型
U19型
U23型
U27型
U31型
U43型
U51型
U57型
U60型
U63型
U81型
U87型
U93型
U99型
U105型
U111型
U160型
U115型
U127型
U117型
U139型
U142型
U151型
UB型
UC型
UE型
第二次大戦期
ミゼットサブ
XXVII型
ヘヒト
ネガー
マーダー
モルヒ
ビーバー
試作・計画のみ
△III型
△IV型
wV型
VI型
△XI型
△XIX型
△XX型
△XXVI型
△XXIX型
△XXX型
△XXXI型
△XXXIII型
△XXXIV型
△XXXV型
△XXXVI型
ゼートイフェル
デルフィン
ハイ
第二次大戦後
201型
202型
205型
206型
207型
209型
210型
212A型
214型
実験艦
V80型
V300型
wXVIIA型
wXVIIB型
wXVIII型
試作・計画のみ
UF型
UG型
第47号計画艦
UD1型
シュヴェーアト・ヴァール
購入・接収・鹵獲艦
UA(第一次大戦)
UD型
US1型
UA(第二次大戦)
UB
UC1型
UD1
UD2
UD3型
UF1型
UIT1型
UIT7型
UIT17型
UIT21
UIT22型
UIT24
UIT25
一覧