Trf_?THIS_IS_THE_TRUTH?
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『trf ?THIS IS THE TRUTH?』
trfスタジオ・アルバム
リリース1993年2月25日
録音1992年11月 - 12月[1]
FREE STUDIO (YOKOHAMA, TSUKIJI)
STUDIO AVR
STUDIO JIVE
BAY BRIDGE STUDIO
ジャンルレイブ
テクノ
ハードコアテクノ
ハウス
時間56分18秒
レーベルavex trax
プロデュース小室哲哉
チャート最高順位


14位(オリコン)

trf アルバム 年表

trf ?THIS IS THE TRUTH?
(1993年)EZ DO DANCE
(1993年)


『trf ?THIS IS THE TRUTH?』収録のシングル

GOING 2 DANCE/OPEN YOUR MIND
リリース: 1993年2月25日

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『trf ?THIS IS THE TRUTH?』(ティーアールエフ・ディス・イズ・ザ・トゥルース)は、trfのデビューアルバムである。1993年2月25日発売。発売元はavex trax
解説

同時発売のシングル「
GOING 2 DANCE/OPEN YOUR MIND」からも両A面曲を共に収録している(「GOING 2 DANCE (ENGLISH VERSION)」はシングルのみに収録)。

このアルバムの時点では、trfのメンバーの名前はブックレット内に"SAM KOO Y?KI MEGAMIX"と書かれていた。

音楽性とテーマ

アルバムのコンセプトは「踊れるレイヴ、踊れるエネルギーがあって、家でも・車の中でも・クラブでも流れても不思議じゃないテクノサウンドを作る。それでいて、しっかり耳に残る様なメロディーも入れる」
[2][3]「歌詞はクラブで流れる様にほとんどを英語で書き、日本の音楽番組にはそぐわない表現も使う」[1]としている。

小室はテクノを「世紀末の高ぶりにマッチする音」と評している[1]

録音

作曲からレコーディングまで20日間、ロンドンで行われた
トラックダウンに2週間というハイペースで出来上がった[2]。小室は「やりたいことがはっきりしていたから、ハイペースでできたと思う。曲数が足りなくなったり、行き詰ることがなかった」「『売らなくちゃいけない』『ポップにして受け入れられる様にしなければいけない』等、プロデューサーとして考えなければいけないことが何も無かった」「当時エイベックスは洋楽しかやってないレーベルだったから、『変な物は作れない、とにかく格好良いことをやる』という意地・プライドを持って作った」と振り返っている[4]

外部のスタジオ・ミュージシャンマニピュレーターを一人も起用せず、プログラミング・音色作り・アレンジを全て小室1人で行った[4]

アルバムのミキシングは「今まで8小節・16小節の音階で曲作りをしていたが、4小節のフレーズで作るにはどうすればいいのかわからない。PWEのチームだったら何か方策が見つかるんじゃないか」[5]「ハウスで歌が浮いたらどうしようもない」という意向から、最初からPWEのピート・ハモンドに頼んでいた。しかしYU-KIがレコーディングの経験が1度もなかった為に、その後もYU-KIの声とバックトラックが丁度良く混ざる様に試行錯誤した[6]

小室は「レコーディング中に次のtrfのアイディアが見えたため、どうしてもハードコアテクノ一色で終わらせる気になれなかった。ミキシングの時点でポップス等の別の方向性を考え始めた」「誰から頼まれたわけでもないのに、すごくワクワクしながら楽しんでレコーディングした。新しい音なのに、昔から知っている感触があって、敢えて勉強し直さなくても使いこなせた」と振り返っている[3]

プロモーション

キャッチコピーは「おそらくこのアルバムが日本のダンス・シーンを大きく変える。」と打たれた
[7]

小室は「運命的な出会いと言ってもいいだろう。テクノ・ハウスは僕を触発し、シンセサイザーに別の生命を与えた。その時確かに、自分の中から新たな可能性が湧き出てくる感触を得たのだ。一方、テクノ・ハウスの舞台となるレイヴシーンは、その名の通り、レボリューション・ライヴとしての魅力にあふれている。『テクノ・ハウス&レイヴ』をコンセプトに全精力を注ぎ込んだこのアルバムは、今後の僕の活動を示唆するものであり、それだけにより多くの人々に聞いて頂けることを願っています」と自負した[7]

批評

DJ KOOは後に「『trfの作品と言うよりは、小室哲哉というプロデューサーのアルバム』という印象だった。かつて、クインシー・ジョーンズが多数のゲストを集めて自分名義の作品を作っていた様に。小室哲哉さんの目指す所が見えなかったりもした。でも『小室哲哉さんはテクノという音楽ジャンルがやりたいんだな』と的が絞られていて、はっきりしていてわかりやすかった」と振り返っている[8]

収録曲

Produced and Arranged by TETSUYA KOMURO、Mixed by Pete Hammond & Steve Hammond
THIS IS THE JOY作詞:
小室哲哉・KOO、作曲:小室哲哉

コンセプトは「今までの日本にないテクノポップ」としている。小室は「サビしかない曲」と評している[9]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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