Torne
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torne(トルネ)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE) (旧称:ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) )が開発・販売するテレビ視聴・録画アプリケーションである。
概要

PlayStationシリーズのゲーム機、各種スマートフォンタブレット端末用のテレビ視聴・録画アプリケーションで、PlayStation 3版以外は必ず「ネットワークレコーダー&メディアストレージ」のnasneと組み合わせて使う。機種によっては地デジチューナーユニット(PS3のみ)やソニー製のBDレコーダーを接続して使用することも可能となっている。

torneが動作する対応機種は以下の通り。

PlayStation 5(2021年11月24日に配信開始)[1]

PlayStation 4

PlayStation 3(チューナーセット、nasneの中にインストールディスク同梱)

PlayStation Vita

PlayStation Vita TV (PlayStation TV)

Androidを搭載したスマートフォン・タブレット端末

iOSiPadOSを搭載したiPhoneiPod touchiPad

基本的な機能は同じだが、機種ごとに対応する機能が異なる。また、2023年時点ではPlayStation Vita版、PlayStation Vita TV版、ダウンロード版のPlayStation 3版のみが有料(800円)となっている。

当初はPlayStation 3(PS3)専用の地上デジタルレコーダーキット(CECH-ZD1J)として2010年3月18日に発売された。希望小売価格は9,980円(税込)。そのためキット付属の地デジチューナーユニットの名称が「torne」であると誤認されることがあるが、SIEによると「torne」はテレビ視聴・録画アプリケーションの名称であるとしている[2]

PS3用デジタルチューナーとしては欧州向けのPlayTVが2008年から先行して販売されているが、日本では地上デジタルテレビ放送の規格やB-CASによる著作権保護などが異なり、日本国内では使用できない。torneと「地上デジタルレコーダーキット」、nasneは日本向けに特化して新規開発された製品である。

PlayStationシリーズの本体性能を活かした電子番組ガイド(EPG)や番組検索、ビジュアルシーンサーチなどの簡単軽快なユーザインタフェースが特徴[3]

名称は「録るね」と「トルネード」から付けられた[4]
機能
録画

PS3専用地デジチューナーを使用する場合、PS3のOSそのものが改変されたことで、PS3の電源が自動的に入り、地デジチューナーを経由して録画することが可能。録画が終わる、または録画番組を取得できない状態(地デジチューナーが抜かれている、BCASカードが抜かれている、チューナー線にアンテナが刺さっていない、受信できない時)になると自動的にPS3の電源が切れる。また、録画のために自動的にPS3の電源が入るときは起動時に電子音がならない。このようにPS3本体のOSを利用した録画となっているため、PS4PS5でPS3用Torne地デジチューナーを使用することができない。

nasneを使用する場合は、ゲーム機の電源が入っているかどうかにかかわらずnasne単体で自動的に録画が行われる。
再生

録画されたビデオを再生出来る。録画されたビデオの一覧では抽出や並べ替えも出来る。ただし、録画した映像は1080pでも多少映像の画質や音質は劣化する。そのため、PS4版およびPS5版Torneでは有料で「オトイイネ」と呼ばれる音質向上技術を購入することが可能。録画した番組でも字幕や音声設定は使用可能。PS3版では、録画した番組を外付けUSB機器に移動させることも可能だが、その映像データを他のPS3で起動しているTorneに移動することはできない。
テレビ放送の視聴

録画だけでなく、放送中の番組の視聴も可能である。視聴中にTorne側の音量を調整することも可能。録画中は録画を停止しないとチャンネルの変更は出来ないが、nasneが複数台などで視聴に使える空きチューナーが有れば録画中の他チャンネル視聴も可能。データ放送は使用不可能。
ネットワーク機能・トルミル情報

PSNにサインインすると、「トルネオンラインサービス」を許可することで番組の人気度が分かる「トルミル情報」が表示される。これはPSNを介してリアルタイムで視聴者の多い人気番組や、録画予約している人数の多い番組が分かる機能である。番組検索においてこのトルミル情報を利用し人気番組をランキング表示することなども可能。また、Vita/Vita TV版以外でメインメニューに登場するう公式キャラクターの「トルネフ」も、毎日変更されるメッセージを表示するようになる。
見ながらネット
PS3版のみ

テレビを見ているときにPlayStation本体に搭載されているインターネットブラウザー(簡易版)を起動でき、番組を見ながらインターネットの閲覧ができる。番組に関することや出演者の情報など気になったことをすぐにインターネットで検索することが可能。

なお、PS3ではXMBから起動する単体のブラウザーとは違い、ゲームから起動する場合はAdobe Flashには対応しない。
PS4版、Vita版、Vita TV版のみ

ブラウザーで検索が可能だが、torneからブラウザーに切り替わるのでTVを見ながらは出来ない。

なお、これらの機種ではブラウザーが最初からAdobe Flashには対応していない。
PSPとの連携
PS3版のみ

PlayStation Portable(PSP)でリモートプレイによりtorneの機能を利用できるが、インターネット経由のリモートプレイには非対応(厳密に言うと、アプリを起動することはできるが、テレビ番組の視聴が一切できなくなる)。録画した番組をPSPに最適化した解像度・フォーマットに変換して書き出すこともできる。高画質と標準画質で書き出すことが可能だが、4時間以上の番組を書き出す場合は高画質での書き出しは不可能である。PSPへの書き出しはダビング10のルールに基づき9回まで書き出し可能。
PS Vitaとの連携
PS3版のみ

PlayStation Vita(PS Vita)でもPSP同様にリモートプレイによりtorneの機能を利用できるが、インターネット/3G回線経由のリモートプレイには非対応。但し、Wi-Fi接続によるインターネット経由でも番組の検索や録画予約、ビデオの整理は可能。録画した番組をPS Vitaに最適化した解像度・フォーマットに変換して書き出すこともできる。PS Vitaへの書き出しもダビング10のルールに基づき9回まで書き出し可能。当然ながら書き出しにはPS Vitaに専用メモリーカードが挿入されている必要がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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