Tor
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この項目では、ソフトウェアについて説明しています。その他の用法については「TOR」をご覧ください。
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Tor
開発元The Tor Project[1]

最新版0.4.5.6 - 2021年2月15日 (3年前) (2021-02-15)[2] [±]
最新評価版0.4.5.5-rc - 2021年2月1日 (3年前) (2021-02-01)[3] [±]
リポジトリ

gitlab.torproject.org/tpo/core/tor/

プログラミング
言語C言語Python
対応OSクロスプラットフォーム
種別オニオンルーティング/匿名
ライセンスBSD License
公式サイト.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

www.torproject.org

2gzyxa5ihm7nsggfxnu52rck2vv4rvmdlkiu3zzui5du4xyclen53wid.onion (ヘルプ)

テンプレートを表示

Tor(トーア、英語: The Onion Router)は、Transmission Control Protocol(TCP)を用いた通信を匿名化するための規格、およびそのリファレンス実装であるソフトウェアの名称である。名称の由来は、オリジナルのソフトウェア開発プロジェクトの名称である「The Onion Router」の頭文字である。
略史「ダークウェブ」も参照

Torは当初、オニオンルーティングの開発元でもある、アメリカ海軍調査研究所によって支援されていたが[4]2004年以降は電子フロンティア財団 (Electronic Frontier Foundation) により支援されるプロジェクトとなった。2005年11月以降[5]はEFFによる金銭の支援は終了した。ウェブホスティングは継続されている。
中国とTorプロジェクトの攻防Torの紹介動画

中華人民共和国(中国)は、2009年9月30日の建国60周年記念式典に併せるかたちでインターネット検閲を強化し、Torを始めとする類似技術を用いたグレート・ファイアウォール(中国の検閲システム)回避を行う者の摘発、Tor公式サイトへのアクセス遮断、Torリレーノードへのアクセス遮断などを強化した[6]

これに対抗するため、Torプロジェクトでは、Torリレーノードとなってくれるボランティアの増強を呼びかけている。たとえISPに規制(通信を遮断)されても、IPアドレスが公開されていないTor Bridgeを利用すればこれらの規制を回避することが可能であり、Torへのアクセスが禁止されている非民主主義的な国内も利用可能である。
機能.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}EFFによる概念図

Torは接続経路を匿名化する技術であり、通信内容を秘匿化するものではない。Torでは経路の中間に限り暗号化を行っているが、経路の末端では暗号化が行われていない。通信内容の秘匿まで行いたい場合は、TLSなど(HTTPSSMTP over SSLなど)を用いて、別途暗号化を行う必要がある。しかし、Torの機能として後述のOnion ServiceというTorサーキット上でサービスをホストする機能があり、これを用いれば末端の通信も暗号化される。
トラフィックの動作EtherApe(英語版)を用いたTorネットワークのスクリーンショット

Torは、Microsoft WindowsmacOSLinux等の各種Unix系OSで動作する。「オニオンルーティング」と呼ばれるカプセル化技術により、複数のノードを経由させて通信を行い、通信を匿名化する。暗号化が、「あたかもタマネギの皮のように、1ホップごとに積み重ねられること」が名前の由来である。TCPで通信が可能で、UDPICMPなどの通信プロトコルは使用することができない。

通信を秘匿するにあたって、まずTorは各ノード間に回線を構築する。このとき、ユーザは各ノードと共通鍵を共有する。この鍵はユーザと1つ1つのノードのみが共有している。回線構築後は、この回線を使って通信を行う。データは先述の共通鍵を使って暗号化されるが、このとき、データは終端ノードから順番に暗号化される。ユーザはこのデータを構築した回線に渡し、各ノードは共通鍵を用いて、1枚ずつ暗号化の層を剥いでいく。こうすることで、終端ノード以外はデータの内容を読み取ることができなくなる。
Torのデザイン

接続元がオニオンプロキシ (OP) を立て、オニオンルータ(OR、ノード)経由で本来の宛先へ接続する[7]。OPはユーザの複数のTCPストリームを受け取り、それらを多重化、ORがそれらを宛先までリレーする。

それぞれのORは、長期のidキーと、短期のオニオンキーを維持している。前者はルータディスクリプタに署名するのに、後者は回線を構築する際や、別の短期のキーを作るときのリクエストを復号するのに使われる。短期のキーは漏洩したときの影響を小さくするため、一定期間ごとに交換されている。関連項目のオニオンルーティングも参照。
セル

セルとは、TLS 接続を流れるデータの単位で、512バイト[8]。ヘッダとペイロードを持ち、ヘッダに回線id (circID) が含まれる。これは、単一の TLS 接続で、複数の回線を多重化できるため、回線を特定するための識別子である。

セルはコントロールセルとリレーセルの2種類があり、前者は受け取ったノードによって処理されるコマンドを伝達し、後者は接続元から宛先へのデータの受け渡しに使われる。リレーセルは、circID の他に、streamID、チェックサム、リレーコマンド等を持つ。リレーセルのヘッダとペイロードの全ては、暗号化されて送信される。
回線の構築

以下は、TorクライアントAlice(発信元)から、オニオンルータBob、Carolまでの回線を構築する際の説明である[9]


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