この項目では、UNIXコマンドについて説明しています。標準Cライブラリについては「標準Cライブラリ#日付及び時間」をご覧ください。
timeはUNIXやLinuxなどのOS上で、指定されたコマンドの実行時間を得るために用いられるプログラムである。 最も簡単な利用方法は、実行時間を計測したいコマンドの前に、timeを付けるだけである。time ls 指定されたコマンド(ここではlsコマンド)の実行完了後に、timeは実行に要した時間、具体的にはUser CPU時間、System CPU時間、Real CPU時間を返す。$ time host wikipedia.orgwikipedia.org has address 103.102.166.224wikipedia.org mail is handled by 50 mx2001.wikimedia.org.wikipedia.org mail is handled by 10 mx1001.wikimedia.org.host wikipedia.org 0.04s user 0.02s system 7% cpu 0.780 total$ Real CPU時間とは、プログラムがその内部処理に要した時間と、プログラムがカーネルに対してシステムコールを行うのに要した時間の合計である。たとえばプログラム中でループ処理をしているときに費やしている時間はUser CPU時間であり、execやfork等のシステムコールを行うのに要した時間はSystem CPU時間である。Real CPU時間は双方を合計したものである。
使用例
CPU時間
関連項目
UNIX時間
cron : コマンドの定時実行スケジューラ
at : コマンドの定時実行スケジューラ
sleep
外部リンク
JM Projectのtimeマニュアルページ
time(1)
time(1)
表
話