Thunderbolt_Fantasy_東離劍遊紀
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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀
ジャンル
人形劇霹靂布袋劇)、群像劇
脚本虚淵玄
総監督黄強華
監督王嘉祥
出演者鳥海浩輔
諏訪部順一
音楽澤野弘之

放送
放送国・地域 日本

第1期
出演者中原麻衣
関智一
オープニングT.M.Revolution
放送期間2016年7月8日 - 9月30日
放送時間金曜 23:00 - 23:30
放送分30分
回数13
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 (1期)

第2期
出演者西川貴教
小西克幸
オープニング西川貴教
放送期間2018年10月1日 - 12月24日
放送時間月曜 22:00 - 22:30
放送分30分
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2

第3期
出演者石田彰
花江夏樹
オープニング西川貴教
放送期間2021年4月3日 - 6月26日
放送時間土曜 22:30 - 23:00
放送分30分
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀3
特記事項:
制作会社 - 霹靂國際多媒體股?有限公司・ニトロプラス 他
放送時間はTOKYO MXのもの。
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漫画
原作・原案などThunderbolt Fantasy Project
作画佐久間結衣
出版社講談社
掲載誌モーニング
発表期間2016年7月21日 - 2017年4月6日
巻数全4巻
漫画:Thunderbolt Fantasy東離劍遊紀
乙女幻遊奇
原作・原案などThunderbolt Fantasy Project
作画霜月かいり
出版社秋田書店
掲載誌チャンピオンクロス
発表期間2016年9月27日 - 2017年2月28日
巻数全1巻
漫画:さんふぁん?東離漫遊紀?
原作・原案などThunderbolt Fantasy Project
作画えむお、ぱなこ
出版社ブシロードメディア
掲載誌月刊ブシロード
発表期間2017年2月8日 - 10月7日(えむお)
2017年12月8日 - 2018年9月7日(ぱなこ)
巻数全1巻(電子書籍)
小説:Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 外伝
著者手代木正太郎、江波光則
出版社ニトロプラス
発売日2017年4月7日
巻数全1巻
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』(サンダーボルトファンタジー トウリケンユウキ)は、虚淵玄 原案・脚本、日本台湾共同制作によるテレビ人形劇(パペット・エンターテインメント)[1]である。略称は『サンファン』。
概要

台湾の伝統ある人形劇・布袋劇を現代的な感覚でアレンジした霹靂布袋劇をベースにしている。

2014年2月、脚本家・虚淵玄が『Fate/Zero』台湾版の出版に伴うサイン会で台湾に赴いた際、台湾版の出版社尖端社のスタッフによって、会場付近で開催されていた霹靂布袋劇の展覧イベントへ案内され、強烈な刺激を受ける。これが日本では一部にしか知られていないことを知った虚淵は「もったいない」と感じ、なんとか日本に紹介できないかと[2]、各方面へ働きかけたのがきっかけとなっている。

その後、物語の原案・脚本は虚淵玄が担当し、そのキャラクターデザインは彼の所属会社・ニトロプラスの社員や関係の深いクリエイターたちが担当し、人形の実制作・操演は霹靂布袋劇の本家・「霹靂國際多媒體股?有限公司」(以下、霹靂〈ピーリー〉社)が担当する「日台合同映像作品」として、「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」が世に出ることとなった[1]

「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の内容は、中華・日本的世界観をベースにしたオリエンタル色の強い「武侠ファンタジー」作品となっている。

虚淵の脚本で講談社の『週刊モーニング』にて2016年7月に佐久間結衣によりコミカライズされた他、サイドストーリーが秋田書店の『チャンピオンクロス』にて2016年9月に霜月かいりによりコミカライズがされた。

2017年4月にはNitroplus Booksにて、脚本・虚淵玄が監修した、TVシリーズ第一期の前日譚にあたる殺無生編と刑亥編からなる小説『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 外伝』が発売された。

最終回及び公式HPにて続編の制作が発表され、2017年12月2日より、TVシリーズ第一期の前日譚と後日譚を描いた劇場版『Thunderbolt Fantasy 生死一劍』が公開された。

また、宝塚歌劇団により、2018年8月から星組台湾公演「異次元武侠ミュージカル『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀』」として舞台化。

TVシリーズ第二期『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀 2』が2018年10月から放送開始。

第二期の最終回で第三期制作決定の告知がされた。

2019年1月には、本作初の大規模展示「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀2の世界展」が開催された[3]

同年10月25日に、劇場映画2作目にして浪巫謠の過去の話である『Thunderbolt Fantasy 西幽?歌』の公開が決定された。
あらすじかつて魔界の軍勢が人類を滅亡させようと人間界に押し寄せた戦い、「窮暮之戰」(きゅうぼのせん)があった。人々は神仙から教えを乞うて「神誨魔械」(しんかいまかい)と呼ばれる強力な武器群を造り、魔神たちを魔界に追い返すことに成功した。そして、萬興(ばんこう)の国に平和が訪れた。しかし窮暮之戰の影響で、 萬興(ばんこう)の国の真ん中に不毛の荒野が誕生し、萬興(ばんこう)の国を東西に分けてしまった。また、その不毛の荒野には魔物や食人族が住むようになり、その荒野は「鬼歿之地」と呼ばれるようになった。不毛の荒野の影響で、東西の二つの国に分かれ、その東の国と西の国に住むようになった人々は昔のように東西を行き来することが不可能になった。そして、萬興の東西はそれぞれを「東離(とうり)」と「西幽(せいゆう)」という新たな国が生まれ、それ以降、その国独自の人間の歴史を作っていった。「窮暮之戰」(きゅうぼのせん)より二百年後、「神誨魔械」は護印師(ごいんし)と呼ばれる者によって監視・守護されていた。そんなある日、「東離(とうり)」に神誨魔械を狙う謎の賊徒「玄鬼衆」が現れた。西から「東離(とうり)」にやってきた謎の男・殤不患(ショウフカン)と、煙管を吹かす東の謎の男・凜雪鴉(リンセツア)は、「玄鬼衆」の野望を打ち砕くために共に戦うことになった。
東離劍遊紀(第一期)護印師の末裔、丹衡(タンコウ)と丹翡(タンヒ)の兄妹は、「神誨魔械」(しんかいまかい)の中でもひときわ危険な力を有するという「天刑劍(てんぎょうけん)」を聖域で守っていた。ある日、「天刑劍」を狙う謎の集団「玄鬼宗」(げんきしゅう)が護印師の末裔の兄妹を襲撃した。玄鬼宗を率いる首魁の蔑天骸(ベツテンガイ)は、「天刑劍」を手に入れたあと、それを使ってある大きな野望を考えていた。「天刑劍」は、分解できる剣であり、柄(つか)と鍔(つば)を刀身に取り付け、元の形に戻して初めて「天刑劍」を台座から引き抜くことができた。護印師の末裔の兄妹はそれぞれを持って「玄鬼宗」の襲撃から逃げた。しかし、兄の丹衡(タンコウ)は蔑天骸の邪悪な剣技に破れ、柄を奪われてしまった。そして、鍔を持つ妹の丹翡(タンヒ)にも玄鬼宗の魔の手がすぐそこまで迫っていた。一方、雨に濡れた旅の剣客・殤不患(ショウフカン)は、雨ざらしの石仏に備えられた雨傘を拝借しようとしたところを、謎の男・鬼鳥(キチョウ)に諌められた。鬼鳥(キチョウ)は「お前が借りた雨傘の義理で、この先で最初に出会った者に、仏に成り代わって慈悲をかけてやれ」と説いた。その後、殤不患(ショウフカン)は、道中で一人の女が黒装束を着た謎の集団「玄鬼宗」に追われてるのを目撃した。その女は、護印師の末裔の丹翡(タンヒ)であり、今、まさに、玄鬼宗の殘凶(ザンキョウ)たちによって殺されようとしていた。そこで、殤不患(ショウフカン)は、助けに入り、必殺の剣技で玄鬼宗たちを次々に斬っていき、丹翡(タンヒ)を危機から救った。戦いで敗北した玄鬼宗の幹部の殘凶(ザンキョウ)は、玄鬼宗の邪魔をした殤不患(ショウフカン)の顔と名前を憶えて、そして自分の首をはねて自害した。結局、この日の殤不患は、鬼鳥の言う「仏のような慈悲」で、玄鬼宗に追われていた丹翡を救い出したのである。しかし、殤不患は、この出来事が原因で、玄鬼宗から恨みを買うことになった。その後、殤不患は、町のどの店に行っても人から恐れられたり、追い返されたりした。「なぜ自分がこんな対応を受けるのか?」と思いながら町の中を歩いてると、町の壁のあちこちに玄鬼宗の張り紙を見つけた。実は玄鬼宗は殤不患の顔と名前を記した何十枚もの手配書を町中の壁に張り付けて、町の住人達にこの男を「要注意人物」として知らせたのだ。この張り紙を見た殤不患は茫然とした。そこに玄鬼宗の第二の刺客がやってきた。その女幹部は獵魅(リョウミ)といい、獵魅(リョウミ)は玄鬼宗の敵・殤不患(ショウフカン)を抹殺する為、多くの兵たちで襲撃した。しかし、そこへ、弓の名手の狩雲霄(シュウンショウ)と槍の使い手の捲殘雲(ケンサンウン)が助けに入り、玄鬼宗たちの攻撃を撃退した。そして、そこに、鬼鳥がやってきて、「これから、丹翡の兄の仇討ちの為に玄鬼宗を打倒しに旅に行くので、君も一緒に私たちの旅に参加してみないか?」と殤不患(ショウフカン)を旅に誘った。最初、旅に来ただけの殤不患(ショウフカン)は、その後、この町で玄鬼宗から次々と命を狙われるようになり、もう旅を1人で楽しむどころではなくなったので、鬼鳥のいう玄鬼宗打倒の旅に加わることにした。さらに、鬼鳥(キチョウ)は、魔族の刑亥(ケイガイ)と剣鬼の「鳴鳳決殺(めいほうけっさつ)」こと殺無生(セツムショウ)を旅の仲間に加えた。鬼鳥の旅の一行は次のメンバーで行くことになった。

旅のリーダーの鬼鳥

弓の名手「鋭眼穿陽(えいがんせんよう)」こと狩雲霄(シュウンショウ)。

その舎弟である槍の「寒赫(かんかく)」こと捲殘雲(ケンサンウン)。

旅の剣客の殤不患(ショウフカン)

護印師の末裔の丹翡(タンヒ)

死霊術の達人である魔族、「泣宵(きゅうしょう)」こと刑亥(ケイガイ)。

無双の剣鬼、「鳴鳳決殺(めいほうけっさつ)」こと殺無生(セツムショウ)。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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