The・かぼちゃワイン
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The?かぼちゃワイン
ジャンルラブコメディ
漫画
作者三浦みつる
出版社講談社
掲載誌週刊少年マガジン
レーベル講談社コミックス
発表号1981年4・5合併号 - 1984年26号
巻数全18巻
派生作品


The?かぼちゃワイン 番外編(講談社)

The?かぼちゃワイン/エルの初恋(双葉社

The?かぼちゃワイン sequel (青林堂

The?かぼちゃワイン Another (秋田書店

石巻の春を愛す(街づくりまんぼう

バック・トゥ The?かぼちゃワイン

アニメ
原作三浦みつる
総監督矢吹公郎(チーフディレクター名義)
脚本雪室俊一、馬嶋満、野波静雄 ほか
音楽東海林修
アニメーション制作東映動画
製作テレビ朝日、東映動画
放送局テレビ朝日系列
放送期間1982年7月5日 - 1984年8月27日
話数全95話
映画:The?かぼちゃワイン ニタの愛情物語
監督矢吹公郎(演出名義)
制作東映動画
封切日1984年7月14日
上映時間24分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『The?かぼちゃワイン』(ザ かぼちゃワイン)は、三浦みつるによる日本漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメ劇場版アニメ、実写オリジナルビデオである。
概要

講談社週刊少年マガジン』掲載の読切短編『武蔵とエル』を原型としてキャラクターを練り直し、同誌で連載がスタート。1981年4・5合併号から1984年26号まで掲載された。

チビで女嫌いの硬派を自称する主人公の青葉春助と、彼に一目ぼれした大柄なヒロイン「エル」(Lサイズにちなむ[1])こと朝丘夏美のSLコンビが繰り広げるドタバタラブコメディ。漫画とアニメでは途中から別のストーリーになっている。文庫本のあとがきに「宮崎美子さんの出演されていたカメラのCMの中で(いまのキミはピカピカに光って)と言うフレーズと映像に強いインスピレーションを受けてかぼちゃワインと言う作品を執筆するきっかけになりました。つまり当時の宮崎美子さんがLのモデルと言うことになりますかね」と当時のCMにインスピレーションを受けたことを言及している。

タイトルは三浦がある日テレビで聞いた「カボチャは身体に良い」というフレーズがなぜか印象に残り、「かぼちゃはいい」→「かぼちゃワイン」と発想したもので、特に内容に関連したものではない。

『週刊少年マガジン』版終了後、出版社を変更して『The かぼちゃワイン 女子大生編』『The かぼちゃワイン sequel』『The かぼちゃワイン Another』といった続編が発表された。ファンがクラウドファンディングで制作費を分担した『バック・トゥ The かぼちゃワイン』が2017年刊行され、これをもって三浦は漫画家引退を表明した[1]。三浦は、連載時には様々な制約があり「完全に納得できていなかった」が、この完結編は「自分自身も楽しんで、思い残すことなく描き切ることができた」と述懐し、「ハードカバーで漫画を出版したかった」と夢がかなった喜びを語っている[2]
主な登場人物
青葉 春助(あおば しゅんすけ)
- 古川登志夫主人公。サンシャイン学園中等部2年桜組、応援団に在籍。学園の男子寮に住む。背は低いが喧嘩は強く、どれだけ殴られようともケロっとしているほどにタフ。女嫌いの硬派を自称し負けず嫌いで意地っ張りな性格から、内心では夏美(エル)に惹かれつつも普段は邪険にしている。幼少時のトラウマから玉ネギが嫌い。単語の頭に「The」を付けて話す癖がある(例として「The・青春!」)。実家が女性下着専門店であるため、コンプレックスを刷り込まれている(特にアニメ版)。実家は渋谷区原宿。朝一番で登校して来たサンシャイン学園で夏美と出会い、母性溢れる大型美人の夏美に圧倒され、うっとうしく思いつつ、内心では夏美に惹かれていく。原作ではサンシャイン学園は共学だが、アニメ版では幼い頃からの女だらけの生活[3]に嫌気が差して男子校のサンシャイン学園に転校してきたという設定になっており、第1話で女子部が新設されていることを夏美から聞いて落胆する。また、実家の家業を自身の恥としており、それを語ることすら嫌がるほど。実際に手伝いをさせられる時に必ずと言っていいほど大ドジをやらかしてしまうため、客である女性達からの評判は極めて悪く、寄せられる苦情も100%春助に対してのもの。誕生日は原作では7月7日[4]、アニメでは8月18日[5]
朝丘 夏美(あさおか なつみ)
声 - 横沢啓子(現:よこざわけい子)ヒロイン。サンシャイン学園中等部2年桜組でチアガール部に在籍。クラスのアイドル。学園の女子寮に住む。身長が高く[6]大柄なことから、ニックネームはLサイズにちなんだ「エル」。転校してきた春助を一途に想い、春助のためならどんなことでもやり通す。温厚かつ情熱的で、どこまでも前向きな性格である一方、春助に関することとなれば一転して頑固になり、春助との交際をやめるよう諌める純香にさえ猛然と反抗する。「アハッ♪」が口癖で、アニメ版のアイキャッチでは、「春助く?ん、好き!」(第1話のみ)、「春助く?ん、だ?い好き!」(第2話から最終回(第95話)まで)と毎回叫ぶ。また、アニメ版では春助の母親と意気投合、ウェディングドレス姿で春助とのツーショットを撮るため共謀(春助の母は「シンガポールにいる冬麿おじさんが(母と春助の写真を)ぜひ送ってくれと頼まれた」と春助を騙した)して撮影直前で入れ替わるなど謀略めいた行動も見せている。岩見沢生まれで、小学生になるまで過ごす。生まれたときの重さは4500グラム。両親と兄の四人家族。アニメでは原作設定通りに再現すると、動画にしたときに太って見えるので、序盤を除き原作設定より少し細めに描かれている。当時のスタッフによると7キロほど減量とのこと。原作、アニメ共誕生日は春助と同じ。
赤井 モン太(あかい モンた)
声 - 大竹宏サンシャイン学園男子寮の寮長で応援団団長。春助の1学年先輩で大柄。男気を見込んで春助を応援団に誘う。留年しているので他者より2歳年を取っており、春助と交流を持つまでは平気でタバコを吹かしていた(2留でも17歳なので違法)。帰省先である祖母の家は台東区浅草にある。
鶴井 一夫(つるい かずお)
声 - はせさん治田中秀幸(第82話?第87話代役)サンシャイン学園の男子寮に住む細身の応援団員。モン太の同級生で、彼の子分的存在。故郷は鹿児島。父親の仕事は警察官
亀山 金太(かめやま きんた)
声 - 佐藤正治サンシャイン学園の男子寮に住む太目の応援団員。モン太の同級生で、彼の子分的存在。故郷は盛岡
早川 小太郎(はやかわ こたろう)
声 - 鈴木清信塩屋翼(第2話・第3話・第9話代役)春助の同級生。ひ弱で気弱だが、春助に憧れて男子寮に引っ越してくるほど、春助の男らしさを尊敬している。


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