Technics
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「テクニクス」はこの項目へ転送されています。ジャマイカの音楽グループ及び音楽レーベルについては「テクニクス (バンド)」、「ウィンストン・ライリー」をご覧ください。

テクトニクス」とは異なります。
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(3代目ロゴ・1978年4月 - 2010年12月、2014年10月 - 現在)

Technics(テクニクス)は、パナソニックホールディングス(旧・松下電器産業)の高級音響機器向けブランド、および同社の登録商標である。1965年発売のスピーカー「SB-1204」のペットネーム「Technics 1」で初めて用いられた。2010年に主力製品だったTechnics SL-1200Mk6が販売終了となり、一部のアクセサリを除きブランドとして一旦終息したが、2014年度より欧州および日本において再展開されている。1980年代以降はレコードプレイヤーTechnics SL-1200シリーズが、クラブDJ用機材としてデファクトスタンダードとなった。
概説

Technicsの名は、「げんこつ」の愛称で親しまれ、輸出用に初めて"Pana Sonic"商標が用いられたスピーカー「8P-W1」の設計者である阪本楢次と、大口取引先だった大阪日本橋日本橋電気街の河口無線(後に上新電機子会社を経て現在はクボテック傘下)の当時の会長との会話の中で決まったという[1]

1960年代末に開発されたスピーカーシステム、ダイレクトドライブモーターから始まり、中?高級オーディオ市場に進出。その後は低価格帯の音響機器(大衆向けシステムコンポーネントステレオのYouシリーズ/Vシリーズや、据え置き型テープレコーダー「RS-4800」等)にも使用した。更に電子オルガンの「テクニトーン」、電子ピアノ、消音ピアノユニット等もTechnicsブランドで販売した。また、1970年代?1980年代にはカーコンポ(2DINサイズ、FM/AM電子チューナー、カセットデッキ)[2]も販売した。

大手総合家電メーカーが軒並みオーディオ分野に進出する中で成功を収め、ダイレクトドライブ、リニアフェイズ、擬似A級、そしてNTTとの共同開発によるMASH等、下記する数々の新技術を開発・商品化して、名機と呼ばれる機種も輩出した。オーディオ専業メーカーとは異なり、大企業の一事業部としての採算性の制約から発売機種は低?中価格帯の分野に集中していた。なお、当初はテープデッキが録音機事業部、それ以外がステレオ事業部と分かれていた。1980年代後期にステレオ事業部が録音機事業部のテクニクスブランド部門を統合してハイファイオーディオ事業部となり、録音機事業部の残りの部門はゼネラルオーディオ事業部となって、1988年にはミニコンポやポータブルCDプレーヤーがPanasonicブランドへと順次移行されて行った。

さらに1989年にはいわゆる「単品コンポ」でも普及?中級機にPanasonicブランドを、高級機のみ引き続きTechnicsブランドを適用する戦略に変更した。この時期に発売されたTechnics製品はGシリーズ(スピーカーを除く。GOLDのGであり、ボディカラーも当時流行し始めていたシャンパンゴールドで統一されていた)とネーミングされており、代表機種にセパレートアンプの7000シリーズなどがある。ただし、1993年以降は中級以下の単体製品もTechnicsブランドへ戻された。

2000年代に入り、TechnicsブランドはクラブDJ向け製品のみに存続していたが、Technicsの全ての製品は2010年10月をもって生産終了となり、Technicsブランドは一旦終息した。

2014年9月、パナソニックは高級オーディオ機器ブランドとして4年ぶりにTechnicsの再展開を発表。欧州では同年12月、日本では2015年2月よりTechnicsブランドの新製品が順次発売された[3][4][5]

ニューヨーク近代美術館に、レコードプレイヤーTechnics SL-10とホーン型スピーカー「SST-1」が収蔵されている。

かつて「SY-1010」というアナログシンセサイザーを出していた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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