Tar
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、コンピュータのファイルフォーマットについて説明しています。その他のTARについては「TAR」をご覧ください。

Tar
拡張子.tar
MIMEタイプapplication/x-tar
タイプコード"TARF"
UTIpublic.tar-archive
マジック
ナンバー
ustar\000すなわち「ustar」、NUL、算用数字の零2個の計8バイト(POSIX tar)
ustar\040\040(GNU tar)
(いずれも0から数えて257バイト目から)
種別ファイルアーカイブ

GNU Tar開発元GNUプロジェクト

最新版1.35 / 2023年7月18日 (10か月前) (2023-07-18)[1]
リポジトリgit.savannah.gnu.org/cgit/tar.git
プログラミング
言語C言語
ライセンスGNU GPL v3 以降
公式サイトwww.gnu.org/software/tar/
テンプレートを表示

libarchive (bsdtar)
最新版3.7.3 / 2024年4月8日 (43日前) (2024-04-08)[2]
リポジトリgithub.com/libarchive/libarchive
プログラミング
言語C言語
ライセンスNew BSD License
公式サイトwww.libarchive.org
テンプレートを表示

tar(ター、tape archives)はファイルアーカイブファイルフォーマットの一種である。このファイルフォーマットを処理する同名のUNIXコマンドtarも指す。UNIXでは圧縮したtar形式のファイルを"tarball"(ターボール)と呼ぶこともある。POSIX.1-1988[3]やPOSIX.1-2001[4]で規格化され、UNIX系オペレーティングシステムでは標準のフォーマットである。Windows では Windows 10 Build 17063 (Version 1803) 以降からコマンドラインツールが標準搭載されていて[5]File Explorer では Windows 11 Build 23493[6] (Version 22H2[7]) 以降は解凍に対応していて、Windows 11 Build 25992[8] (Version 23H2予定[9])以降は圧縮に対応している。
機能

tarはファイルアーカイブに用いられ、多数のファイルを一つのファイルにまとめることができる。ファイルのユーザ情報とグループ情報、パーミッション、最終更新日時、ディレクトリ構造などを同時にアーカイブすることができる。
圧縮・伸長tarによって複数のファイルを1つにまとめ、gzipなどで圧縮する。

元来tarはアーカイブ、すなわち複数のファイルをまとめることのみで圧縮の機能はない。大半の場合アーカイブと同時にcompressgzipbzip2などの圧縮方法を用いて圧縮(いわゆるソリッド圧縮)を行う。これによりファイルの拡張子はそれぞれ .tar.Z、.tar.gz、.tar.bz2 となる。それぞれ略して .taZ、.tgz, .tbz2 とされることも多い。特に gzip は古くから良く使われている。

この形式はファイルが一部でも破損した場合、破損箇所に含まれていたファイル以降は取り出すことはできない。
ヘッダー

tarはファイルの属性などのいわゆるメタデータも一緒に含んでいる。以下のテーブルにUNIX tarフォーマットの一例を示す:

Pre-POSIX.1-1988 (i.e. v7):

オフセットサイズ内容
0100ファイル名
1008ファイルモード
1088所有者 User ID
1168グループ User ID
12412ファイルサイズ(Byte)
13612最終更新時刻(UNIX時間
1488チェックサム
1561リンクインジケーター(通常ファイル、ハードリンク、シンボリックリンク)
157100リンクされたファイルの名前

コマンドオプション


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:18 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef