TOKYO FIST
監督塚本晋也
脚本塚本晋也
製作総指揮塚本晋也
出演者塚本晋也
藤井かほり
塚本耕司
『TOKYO FIST』(トウキョウフィスト)は、1995年に公開された日本映画。監督は塚本晋也。
東京国際ファンタスティック映画祭、バンクーバー国際映画祭出品作品[1]。
塚本晋也が『鉄男』から描いてきた「都市と肉体」をさらに掘り下げ、壮絶な三角関係を描いている[2]。
塚本の実弟で元プロボクサーの塚本耕司が主人公のライバルであるボクサー役で出演し、本作で第69回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞[3]。作品としてもキネマ旬報ベスト・テン第10位に輝いている[1]。 ボクシングの試合会場を訪れた保険会社のサラリーマン、津田義春は、高校時代の後輩である小島拓司と再会する。2人は高校時代に女友達を殺され、それ以来ずっと会っていなかった。この再会をきっかけに、小島は津田の婚約者のひづるを誘惑し始め、津田を挑発する。激怒した津田は小島のアパートに乗り込むがあっさりと打ちのめされてしまう。これをきっかけに津田はボクシングジムに通い始め、ひづるは津田のもとを離れて小島と一緒に暮らし始めてしまう。そこから奇妙で壮絶な三角関係が始まる。
あらすじ
キャスト
津田義春 - 塚本晋也
ひづる - 藤井かほり
小島拓司 - 塚本耕司
白田会長 - 輪島功一
長谷 - 六平直政
大泉 - 竹中直人
小宮 - 宮田正明
余木 - 柚木健吾
青木 - 雑賀俊光
拓司の対戦相手 - 飯田正人
入れ墨師 - 田口トモロヲ
看護婦 - 叶岡伸
中華料理屋の主人 - 塩田時敏
団地の住人 - 松本コンチータ
団地の住人 - 三留まゆみ
セコンド - 武藤起一
セコンド - 小松沢陽一
観戦客 - ジュリー・ドレフュス
医者 - 松沢呉一
スタッフ
監督・脚本・プロデューサー・撮影・照明・編集 - 塚本晋也
原案 - 斎藤久志・塚本晋也
美術 - 塚本晋也、小出健、黒木久勝、磯野勇、山口るみ、外山光子
音楽 - 石川忠
録音 - 川島一郎
受賞
1995年サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン東京 グランプリ [2][4]
1996年ロカルノ国際映画祭ヤング審査員特別賞[2]
第69回キネマ旬報ベスト・テン[2]
新人男優賞受賞(塚本耕司)
ベスト・テン 日本映画 第10位
第10回高崎映画祭[2]
最優秀監督賞(塚本晋也)
最優秀助演女優賞(藤井かほり)
出典^ a b “ ⇒TOKYO FIST 東京フィスト”. キネマ旬報. 2018年10月7日閲覧。
^ a b c d e “ ⇒東京フィスト TOKYO FIST”. 塚本晋也 TSUKAMOTO SHINYA OFFICIAL. 2018年10月7日閲覧。
^ “塚本耕司 of 天城流湯治法”. 天城流湯治法公式サイト. 2018年10月7日閲覧。
^ “塚本晋也 - サンダンス・フィルム・フェスティバル・イン・トーキョー'95”. KAPS. 2022年3月11日閲覧。
外部リンク
塚本晋也VS竹中直人「監督のいる風景」対談
表
話
編
歴
塚本晋也監督作品
1970年代
蓮の花飛べ(1979年)
1980年代
普通サイズの怪人(1986年)
電柱小僧の冒険(1987年)
鉄男(1989年)
1990年代
ヒルコ/妖怪ハンター(1991年)
鉄男II BODY HAMMER(1992年)
TOKYO FIST(1995年)
BULLET BALLET バレット・バレエ(1998年)
双生児-GEMINI-(1999年)
2000年代
六月の蛇(2002年)