THE_WIRE/ザ・ワイヤー
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THE WIRE/ザ・ワイヤー
ジャンル
ドラマ
原案デヴィッド・サイモン(英語版)
出演者

ドミニク・ウェスト
ジョン・ドーマン
イドリス・エルバ
フランキー・フェイソン
ラリー・ギリアード・Jr
ウッド・ハリス
ディアドリ・ラブジョイ(英語版)
ウェンデル・ピアス
ランス・レディック
アンドレ・ロヨ(英語版)
ソーニャ・ソーン
クリス・バウアー
ポール・ベン=ヴィクター
クラーク・ピータース
エイミー・ライアン
エイダン・ギレン
ジム・トゥルー=フロスト(英語版)
ロバート・ウィスダム
セス・ギリアム
ドメニク・ランバルドッツィ
JD・ウィリアムズ(英語版)
マイケル・ケネス・ウィリアムズ
コーリー・パーカー・ロビンソン(英語版)
レジ・E・キャセイ
チャド・コールマン
ジェイミー・ヘクター(英語版)
グリン・ターマン
クラーク・ジョンソン
トム・マッカーシー
ベンガ・アキナベ
ニール・ハフ(英語版)
ジャーメイン・クロフォード(英語版)
トリスタン・ワイルド(英語版)
マイケル・コストロフ(英語版)
ミシェル・パレス(英語版)
イザイア・ウィットロック・Jr
ビル・レイモンド(英語版)
ジェイムズ・ランソン
パブロ・シュレイバー
アル・ブラウン(英語版)
フェリシア・ピアソン(英語版)
グベンガ・アキナグベ
ロバート・F・チュウ(英語版)
メソッド・マン
ハッサン・ジョンソン(英語版)
S・ロバート・モーガン(英語版)
トレイ・チェイニー(英語版)
マイケル・ポッツ(英語版)
ジュリト・マッカラム
マエストロ・ハレル(英語版)デビッド・コスタビル
テーマ曲作者トム・ウェイツ
オープニング"Way Down in the Hole"
Season 1:
The Blind Boys of Alabama
Season 2:
Tom Waits
Season 3:
The Neville Brothers
Season 4:
DoMaJe|DoMaJe
Season 5:
Steve Earle
エンディング"The Fall" by Blake Leyh
国・地域 アメリカ合衆国
言語英語
シーズン数5
話数60(各話リスト)
各話の長さ55?60 分
製作
製作総指揮デヴィッド・サイモン
ロバート・F・コールズベリー(英語版) (Seasons 1?3)
ニナ・コストロフ=ノーブル(英語版) (Seasons 3?5)
プロデューサーカレン・L・トーソン(英語版)
エド・バーンズ(英語版) (Seasons 3?5)
ジョー・チャペル (Seasons 3?5)
ジョージ・P・ペレケーノス (Season 3)
エリック・オーバーメイヤー(英語版) (Season 4)
撮影地メリーランド州ボルチモア
撮影体制Single-camera

放送
放送チャンネルHBO
映像形式480i SDTV
音声形式Dolby Digital 5.1
放送期間2002年6月2日 (2002-06-02) - 2008年3月9日 (2008-3-9)
公式ウェブサイト
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『THE WIRE/ザ・ワイヤー』(原題:The Wire)は、アメリカの放送局HBOにて2002年から2008年にかけて放送されたテレビドラマシリーズ。メリーランド州ボルティモアを舞台に、警察と麻薬取引、人種問題、港湾管理、教育、政治、犯罪など、アメリカの都市が抱える諸問題を描いたドラマである。5シーズン、60エピソードで構成されている。作家で元警察記者のデヴィッド・サイモン(英語版)が原作・脚本を主に担当した。
概要

企画は、元殺人課の刑事で公立学校の教師であった彼の執筆パートナー、エド・バーンズ(英語版)の経験に基づく警察ドラマとしてスタートした[1]

メリーランド州ボルチモアを舞台に制作され、各シーズンは前シーズンから登場人物やストーリーを引き継ぎつつ、シーズン毎に街のさまざまな制度や法執行機関との関係を題材としている(シーズン1:違法薬物取引、2:港湾システム、3:市政府と官僚機構、4:教育と学校、5:活字メディア)。

登場する大勢のキャストは、他ではあまり知られていない俳優を中心に、ボルチモアやメリーランド州の実在の人物がゲストやレギュラーとして多数出演している。サイモンは、犯罪ドラマという枠組みにもかかわらず、この番組は「本当はアメリカの都市について、そして私たちがどのように一緒に暮らしているかについて描いている。制度が個人にどのような影響を与えるかについて。警官であれ、港湾労働者であれ、麻薬の売人であれ、政治家であれ、裁判官であれ、弁護士であれ、みんな最終的には妥協して、自分が所属しているどんな組織とも戦わなければならないのだ」と語っている[2]

本シリーズは、文学的なテーマや、社会と政治に関する類まれな正確さ、都市生活のリアルな描写が称賛されている。放送開始当初は平均的な視聴率しかとれず、主要なテレビ賞を受賞することもなかったが、現在では史上最高のテレビシリーズの一つとして挙げられることが多い(→#作品の評価)。

日本においては、スーパー!ドラマTVにて全話が放映された。2021年4月28日からU-NEXTがシーズン1?5の見放題独占配信を開始した[3]
登場人物

本シリーズは幅広いアンサンブルキャストを採用しており、さらに、番組で取り上げられた施設に常勤しているゲスト出演者も多数いる。キャストの大半は黒人で、これはボルチモアの人口構成を正確に反映している。

また、この番組の制作者は、主要なキャラクターを殺すことも厭わない。視聴者が、あるキャラクターが単に主役だから、あるいはファンの間で人気があるから生き残ると思い込めないようにするためである。なぜ、あるキャラクターが死ななければならなかったのかという質問に対して、デヴィッド・サイモンはこう答えている。

私たちはこの番組で、希望や視聴者の満足感や安っぽい勝利を売っているわけではない。『ザ・ワイヤー』は、官僚組織、犯罪組織、依存症の文化、生の資本主義といった組織が個人に何をもたらすかを論じているのである。純粋にエンターテインメントとして作られているわけではない。残念ながら、いささか腹立たしい番組である。[4]
警察

ジミー・マクノルティ(
ドミニク・ウェスト):殺人課刑事、特別捜査班に配属される白人男性刑事。S2では港湾警備課に左遷されている。S3では常設の特別捜査課に属する。S4では巡回警官となっている。S5では特別捜査課に戻っている。

セドリック・ダニエルズ(ランス・レディック):麻薬捜査課警部補、特別捜査班を率いる黒人男性。S2では証拠保管課に左遷されている。S3では常設の特別捜査課を率いる。S4では警視に昇進し、コルヴィンの代わりに西部を指揮したのち、警視長に昇進する。S5では副警察長に昇進する。

キーマ・グレッグス(ソーニャ・ソーン):麻薬捜査課刑事、特別捜査班に配属される若い黒人女性、レズビアン。S3では常設の特別捜査課に属し、一時殺人課に移ったあと戻る。

ローランド・プリツビルスキー(ジム・トゥルー=フロスト(英語版)):特別捜査班に配置される刑事、バルチェック警視の娘婿、若い白人男性。デスクワークで才能を発揮する。S3では常設の特別捜査課に属する。S4では教師となる。

レスター・フリーマン(クラーク・ピータース):特別捜査班に配属される高い調査能力を持つベテラン刑事、黒人男性。S3では常設の特別捜査課に属し、一時殺人課に移ったあと戻る。

エリス・カーヴァー(セス・ギリアム):麻薬捜査課から特別捜査班に配属される刑事、若い黒人男性。巡査部長に昇進し、S3では西部に配属される。

ハーク(ドメニク・ランバルドッツィ):麻薬捜査課から特別捜査班に配属される刑事、若い白人男性。S3では西部に配属される。S4では市長を警備したのち、特別捜査課に戻る。S5では辞職し、バークスデール・ファミリーを弁護するモーリス・レヴィ弁護士の調査員となっている。

リアンダー・シドナー(コーリー・パーカー・ロビンソン(英語版)):自動車盗難課から特別捜査班に配属される刑事、若い黒人男性。S3で再び特別捜査課に配属される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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