THE 4TH KIND
フォース・カインド
The Fourth Kind
監督オラントゥンデ・オスサンミ
『THE 4TH KIND フォース・カインド』(原題: The Fourth Kind)は、2009年のアメリカ映画。「記録映像と再現映像からなるドキュメンタリー」風なモキュメンタリー。タイトルは「第四種接近遭遇」の意であり、J・アレン・ハイネックによる接近遭遇の3分類を援用し、一部研究者が宇宙人による誘拐として提唱している「第四種」から採られている。
米配給のユニバーサル・ピクチャーズは、映画の中で語られるアラスカ州ノームで起きた「実際の事件」とはバイラルマーケティングの一環であったことを認めている[2]。
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アラスカ州ノーム。夫を何者かに殺害された心理学者のアビゲイル・タイラー博士が、2年前に目の前で起きた夫の死の真相を探るべく、街の患者たちを診ていくうちに事件の真相へと近づいていく。2000年10月に実在した事件であるという設定。
アラスカ州ノームでは多数の行方不明者が出ており、1960年代からFBIによる捜査訪問は2000回を超えるという。タイラー博士はノームで複数の不眠症を患う患者を診察するうち、複数の患者の共通点として、午前3時頃に同じような白くて目の大きいフクロウの夢を見ていたということが判明した。その点に着目した彼女は、彼らに対して催眠療法を行い、夢の正体を突き止めようとしたが、どういう訳か当時の記憶をほとんどの患者は思い出すことが出来なかった。しかし、うち1人の患者は「あれはフクロウではない」ということに気づき、フクロウと思い込んでいたものの正体を悟った途端、催眠中に錯乱し、不穏状態となってしまう。催眠から覚めた後もタイラー博士に「何も思い出していない」と告げ、彼は逃げるように家へと帰った。この時すでにタイラー博士はノームの住人が"the 4th kind"、いわゆる宇宙人による誘拐・拉致に遭っているのではないかという仮説を立て、夫の変死も関連性があるのではないかと考えたが、同席していた同僚のエイブル・キャンポス博士はこれに懐疑的であった。
翌日(10月3日)、帰宅したその患者が家族を人質にして自宅に立てこもり、無理心中を図るという事件が起きる。このときに彼が「自分が何をされたか思い出した。止める方法はこれしかない。