TGV_POS
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TGV POS
TGV POS 第4413編成(2007年8月、パリ東駅)
基本情報
運用者フランス国鉄
製造所アルストム
製造年2006年 - 2007年
製造数19編成
主要諸元
編成10両編成 (2M8T)
軌間1,435 mm
電気方式交流25,000 V 50 Hz
交流15,000 V 16.7 Hz
直流1,500 V
架空電車線方式
最高運転速度320 km/h
設計最高速度320 km/h
起動加速度1.76 km/h/s
編成定員361人
(一等車111人、二等車250人)
編成重量自重 383 t
満車 415 t
編成長200,190 mm
長さ客車 18,700 mm
幅2,904 mm
高さ客車 3,420 mm
主電動機三相誘導電動機
主電動機出力交流25,000 V区間 1,160 kW
駆動方式トリポード可撓継手
編成出力交流25,000 V区間 9,280 kW
交流15,000 V区間 6,880 kW
直流1,500 V区間 6,880 kW
制御方式VVVFインバータ制御
IGBT素子
制動装置電磁自動空気ブレーキ発電ブレーキ
回生ブレーキ電磁吸着ブレーキ
保安装置ETCS Level2
備考320 km/h走行時の加速余力は0.35 km/h/s
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TGV POS(テジェヴェ・ペーオーエス)は、フランス国鉄 (SNCF) の高速鉄道車両である。LGV東ヨーロッパ線からドイツ鉄道 (DB) ・スイス連邦鉄道(スイス国鉄)方面への直通国際列車の運行を目的に開発され、2006年から2007年にかけて導入された。

「POS」とはドイツ語の Paris-Ostfrankreich-Suddeutschland(パリフランス東部・ドイツ南部)の頭文字に由来する。
編成概要

POS編成(384000形)は両端2両の動力車と中間8両の連接客車付随車)の計10両で組成される。編成長は200.190 m、車体幅は2,904 mm、空車時の編成重量は383 t、最高速度は320 km/hである。SNCFの電化方式である交流25,000 V 50 Hz直流1,500 Vと、DB・スイス国鉄の電化方式である交流15,000 V 16.7 Hzの3電源に対応する。

動力車の形状はDuplex編成と同一の流線型で、運転台は車体中央に配置されている。構体製からアルミ合金製に変更された。

動力車の制御方式はAtlantique編成以降で実績のあるVVVFインバータ制御であるが、制御装置の使用素子GTOサイリスタに代わり、IGBTとされた。主電動機についても同期電動機から、ユーロスター向けに開発されたTMST(373形)編成と同様の三相誘導電動機に変更されている。交流25,000 V区間における主電動機1基あたりの出力は1,160 kW、編成出力は9,280 kWである。

ところで、従来のTGVではSud-Est編成の一部とThalys PBKA編成がDB・スイス国鉄の交流15,000 V 16.7 Hz区間に対応していた。交流電化においては電源周波数により車両に搭載する変圧器のサイズや容量が左右される。商用電源周波数の50 Hzでは比較的小型軽量で所定の性能が発揮できるのに対し、16.7 Hzで50 Hzと同等の性能を発揮するためには変圧器を大型にする必要があり、重量も増加する。そのためSud-Est編成もPBKA編成も電源周波数50 Hzを前提とした変圧器を搭載し、交流15,000 V 16.7 Hz区間での出力はSud-Est編成が2,800 kW(25,000 V 50 Hz区間 6,450 kW)、PBKA編成は5,160 kW(25,000 V 50 Hz区間 8,800 kW)にとどまっていた。

Thalys International社ではケルン-ライン=マイン高速線の開業時にケルン中央駅止まりの列車をフランクフルト中央駅まで延長する構想を持っていたが、PBKA編成の出力5,160 kWではケルン-ライン=マイン高速線に存在する40 上り勾配での均衡速度は160 km/h程度であり、DBが要求する走行条件を満たせず、結局実現することはなかった。

POS編成ではIGBT素子の採用で主制御装置の軽量小型化が図られた分、変圧器容量をある程度増強することが可能となった。この結果、交流区間15,000 V 16.7 Hz区間での出力は25,000 V区間の75 %の6,880 kWまでに増強され、40 ‰上り勾配の均衡速度は200 km/h以上となり、ケルン-ライン=マイン高速線のような急勾配が介在するDBの高速鉄道路線におけるTGVの走行も目途が立つことになった。

なお、2007年以降に落成したDuplex編成の動力車についても、2電源対応である点を除いてPOS編成と同一仕様の「TGV Duplex Dasye」とされている。

ブレーキシステムは従来車の発電ブレーキ電磁自動空気ブレーキに加えて回生ブレーキも追加されている。動力車の基礎ブレーキ装置は踏面ブレーキのみ、客車は踏面ブレーキとディスクブレーキがそれぞれ装備されている。そのほか動力車には渦電流式レールブレーキも装備されている。

保安装置ETCS Level2を搭載し、SNCF・DB・スイス国鉄で採用されている既存の保安システムにも対応する。

客車は2電源対応Reseau編成からクリスチャン・ラクロワ (Christian Lacroix) デザインによる内装改修を施した上で転用された。一等車 (Premiere classe) 3両、二等車 (Seconde classe) 4両、二等座席とバーの合造車1両で構成される。

LGV東ヨーロッパ線系統の列車は既存のLGV南東線LGV大西洋線LGV北線と比較すると沿線人口が少ないため輸送需要も少ないと開業前に予測され、Duplex編成のようなダブルデッカーは不要と判断されたためである。また、SNCFではTGVの客車新製はDuplex編成のみとする方針であることから、Reseau編成から平屋構造の客車を捻出してPOS編成を組成した。


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