TENET テネット
Tenet
監督クリストファー・ノーラン
脚本クリストファー・ノーラン
製作.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
製作総指揮トーマス・ヘイスリップ
出演者
ジョン・デヴィッド・ワシントン
ロバート・パティンソン
エリザベス・デビッキ
ディンパル・カパーディヤー
『TENET テネット』(原題: Tenet)は、2020年より公開されたアメリカ合衆国とイギリスの映画。クリストファー・ノーラン脚本・監督によるSFアクション映画。
出演はジョン・デヴィッド・ワシントンやロバート・パティンソンなど。
COVID-19パンデミックの影響で3度公開が延期され、イギリスでは2020年8月26日、アメリカ合衆国では2020年9月3日にIMAX、35mm、70mmで公開された。パンデミック停止後に公開された最初のハリウッド・テントポールであり、全世界で3億6,300万ドルの興行収入を記録し、2020年の第5位の興行収入を記録した[3]。 ウクライナ・キーウのオペラハウスにおいてテロリストによる立て籠り事件が発生。しかしこれは「プルトニウム241」を奪取したCIAスパイを暗殺するための偽装工作だった。彼を救出するため、ウクライナ人(運転手)の協力のもと、CIA特殊工作員の"主人公"(ジョン・デヴィッド・ワシントン)はウクライナ警察に混ざってオペラハウスに突入しスパイの救出に成功するが、直後に敵の息がかかっていたウクライナ人(運転手)たちに捕らえられてしまう。主人公はウクライナ人たちからプルトニウム241の在り処について拷問を受けたため、機密を守るべく自決用の毒薬を飲む。しかしそれは実は睡眠薬であり、目を覚ますと見知らぬ船にいた。そこでフェイ(マーティン・ドノヴァン)という男から、先の作戦行動は主人公の適性をはかるテストの一環でもあったことを明かされ、主人公の適性から第三次世界大戦を阻止する為の謎の存在"TENET"にスカウトされる。洋上の風力発電所に潜伏し休息した主人公は船を乗り継ぎ、ある研究室へと案内される。そこでバーバラ(クレマンス・ポエジー)という女に手ほどきを受け、彼は弾痕から拳銃の中へと「逆行する弾丸」の存在を知る。通常兵器が未来を変えるのに対して、未来からもたらされた逆行する兵器は過去を変えるのだという。主人公はオペラハウスの作戦中に、壁の弾痕から弾丸が敵の体を貫いて銃口の中へと戻る不思議な現象を目撃していたが、それこそがまさに「逆行する弾丸」であった。オペラハウスで奪ったプルトニウムの正体は未来人が作り出した時間を逆行させる装置「アルゴリズム」の1つで、9つに分解され未来から過去に保管された残りのアルゴリズムの存在を知ることになる。 弾丸の製造元からインドの武器商人の関与を疑った主人公はムンバイに赴き、協力者ニール(ロバート・パティンソン)と共に武器商人サンジェイ・シン(デンジル・スミス
ストーリー
《フリーポートの一番奥へと侵入した主人公とニールは、銃撃戦の跡が残るガラスで隔てられた2つの部屋へと辿り着く。床には分解された拳銃。その先には左右二つの部屋をつなぐ回転ドアがあったが、中には誰もいなかった。突如回転ドアが動きだすと中から防護マスクで覆面した兵士が2人同時に出現し、主人公と敵は格闘を繰り広げるが、ニール側の敵は一目散に逃げていく。主人公は戦いの中でドアから出現した敵は逆行状態でバラバラの拳銃の部品が逆行して拳銃が完成し、さらに拳銃の弾丸は逆行しガラスにあった銃撃跡が消えていることに気づく。格闘戦を繰り広げ何とか敵を追い詰め尋問するもすんでのところで逃してしまう。(シーン1)》
セイターは未来人と共謀し第三次世界大戦を勃発させ人類滅亡を目論んでいる。予想以上に危険な人物であることを知った主人公はセイターに接触を図り、ウクライナが管理している9つのアルゴリズムの1つである「プルトニウム241」強奪を計画していることを話し、信用させる。
《ウクライナでニール率いる部隊と共に「プルトニウム241」強奪に成功した主人公達だったが、突如逆行状態のセイター達の邪魔が入り、横転した車が逆行してバック状態で走る現象を目の当たりにし現場はパニックになる。さらにはキャットを人質に取られ、「プルトニウム241」を奪われてしまう。(シーン2)》
主人公はそのままセイターの部下達にアジトへと連れ去られるがそこにはオスロ空港の回転ドアの部屋と同じく2つの回転ドアとガラス越しの部屋で隔てられた場所だった。主人公は赤いライトの部屋で、セイターとキャットは青いライトの部屋でお互い睨みを効かせていたが主人公は逆行状態のセイターの言葉を理解できない。逆行状態のセイターはキャットを逆行弾で負傷させても尚尋問を繰り返すが突如、アイブス(アーロン・テイラー=ジョンソン)率いる部隊が主人公を救出する為アジトを襲撃しセイター達はさらに逆行して過去へと逃亡する。
こちら側の作戦が全て筒抜けになっていることに主人公は取り乱して詰め寄るが、アイブスはこれはセイターが"挟撃作戦"を利用して時間の前と後ろから挟み撃ちする形で過去と未来を行き来きしており、情報が筒抜けになっているのはセイターが未来で結果を知りそれを過去で実行するからだと説明した。だがその前に逆行弾で致命傷を負ったキャットの傷を癒さなければならない。唯一の頼みの綱として1週間ほど時間を逆行する必要があるが、その時間で1週間前のオスロ空港の回転ドアを利用することを提案する。
《その前に逆行状態でセイターの情報を知る必要があると考え、先程のハイウェイ上に放置された「プルトニウム241」の保管ボックスの中に盗聴器を仕掛けた。順行状態のボックスは浮き上がり、セイター達の車へと吸い込まれる。だがカーチェイスの末に同じく逆行状態のセイター達により主人公の乗った車は横転させられてしまう。(シーン2:逆行状態)》
爆破炎上する車に取り残されるも逆行状態で低体温症でニールに救出された主人公は重症のキャットと共にオスロ空港へ。盗聴器の情報によりセイターが捨てられた街"スタルスク12"に保管している情報を察知する。
《1週間前のオスロ空港の事故の日まで逆行した主人公達はキャットを連れて行動を開始するが、主人公はジャンボジェット機の逆行爆発の衝撃でフリーポートの中へと吹き飛ばされてしまう。そこにはあの日、自分に銃口を突きつけ尋問する自分自身の姿があった。あの時戦った覆面の敵は未来の主人公なのだと知る。主人公は過去の主人公から離れようとするが、格闘戦を繰り広げてしまい、危うく自身の拳銃で過去の主人公を殺しかけてしまう。格闘の末拳銃を分解しそのまま回転ドアに飛び込み逆行から順行するが過去のニールに捕らえられてしまう。だが過去のニールは未来から逆行してきた主人公だと直感したことで主人公を逃す。(シーン1:逆行状態)》
安全を確保し、ニールはキャットと共に回転ドアで逆行から順行状態へ。どうしてあの時の敵が自分であることを隠していたのかと主人公はニールに問いかけるが、起きたことは仕方ないし、話してもどうにもならず、秘密が常套手段だと返される。
再びプリヤに接触した主人公は、セイターが死んだ途端にアルゴリズムが完成して作動すると世界そのものの逆行が起き世界が破滅することを知り、それに対しTENETの実働部隊が逆行してアルゴリズムの作動を阻止する為の作戦準備中であることも知る。