TBSビデオ問題
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TBSビデオテープ押収事件」とは異なります。
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中立的な観点に基づく疑問が提出されています。(2010年4月)
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TBSビデオ問題
TBS千代田分室の位置していた科学技術館
場所東京都千代田区
科学技術館(TBS千代田分室)
日付1989年平成元年)10月26日 (日本標準時)
概要TBSのテレビ番組「3時にあいましょう」の取材班は反オウム真理教派の弁護士・坂本堤のインタビューを収録した後、オウム真理教の修行を取材。その際のインタビューで紛糾し、沈静化のため。曜日担当プロデューサー・武市功は坂本弁護士のビデオを見せることを提案。10月26日深夜、オウム真理教の早川紀代秀らが科学技術館に来訪、総合プロデューサー・多良寛則の命令により早川らに坂本のビデオを視聴させ、企画自体の放送を取りやめる約束をする。このことが坂本弁護士一家殺害事件発生の根源とされる報道倫理問題。
原因TBSがジャーナリズムの鉄則である「情報源の秘匿」および報道倫理を遵守しなかったため
対処プロデューサーの多良および武市の懲戒解雇
磯崎洋三社長ら経営陣の引責辞任
ワイドショー番組からの一時撤退
深夜放送の一時中止
謝罪1996年4月30日19時から19時20分まで磯崎洋三社長による特別番組「視聴者の皆さまへ」、19時20分から22時54分まで「ビデオ問題検証特番『証言・坂本弁護士テープ問題から6年半』」(司会:杉尾秀哉)を放送。
5月20日に特別番組「視聴者の皆さまへ」で当時の砂原幸雄社長より経過報告と今後の対策および謝罪放送を行う。
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TBSビデオ問題(TBSビデオもんだい)は、1989年平成元年)10月26日、東京放送(現在のTBS)のワイドショー番組3時にあいましょう』の制作スタッフがオウム真理教の幹部に対して弁護士坂本堤がオウム真理教を批判するインタビュー映像を放送前に見せたことで、9日後の11月4日に起きた坂本弁護士一家殺害事件の発端となったマスコミ不祥事報道被害である。

事件はオウム真理教への強制捜査(1995年3月22日)が行われたのちの一連のオウム真理教事件の捜査の途上で浮上し、当初は否定していたTBSが1996年3月になってから認めたもので、TBSビデオ問題などとも呼ばれる。問題を事件に置き換えた表記もある[注釈 1]
概要

TBSは、1989年(平成元年)10月に当時すでにサンデー毎日『オウム真理教の狂気』特集などで批判されていたオウム真理教の取材映像を放送予定であったが、反オウムの弁護士坂本堤のインタビュー映像が合わせて放送されることを知ったオウム真理教は、坂本のインタビュービデオ(以下ビデオ)を見せるようTBSに要求し、オウム真理教幹部の早川紀代秀(坂本弁護士事件実行犯の1人)らがTBS内でこのビデオを視聴した。その後、麻原彰晃坂本堤の殺害を指示、11月4日坂本弁護士一家殺害事件が発生。

事件後に早速オウム真理教の関与が疑われたものの、オウム真理教に対し特に目立った捜査も無く、坂本弁護士事件は(1995年まで)迷宮入りとなった。この時、TBSの担当者は事件直前にオウム真理教の幹部がビデオを見に来たことを公表しなかったため、もし公表していれば捜査に影響を与えたのでは、そもそも何故ビデオを見せたのか、殺害決行のきっかけになったのではないか、などと批判された。
経過

事件の経過(1989年〈平成元年〉)月日事柄
10月26日午前、
坂本弁護士牧太郎永岡弘行のインタビュー収録
昼、別の取材班が麻原彰晃(本名・松本智津夫)による「水中クンバカ」の実演を取材
オウム真理教は麻原の取材ビデオを見せるよう要求
深夜、早川紀代秀上祐史浩青山吉伸がTBS千代田分室を訪問
オウム真理教は坂本弁護士らの取材ビデオを見せるよう要求
10月31日早川、上祐、青山が、横浜法律事務所を訪問。坂本弁護士から教団を告訴する意向が示される。
11月4日オウム真理教、坂本弁護士一家を殺害

インタビューとビデオ視聴

1989年(平成元年)10月26日、オウム真理教について翌27日の放送で取り上げることを企画していた『3時にあいましょう』は、10月26日午前中にオウム真理教批判の急先鋒であった坂本弁護士、牧太郎永岡弘行のインタビューを収録。昼、曜日担当プロデューサー(武市功)率いる取材班(社会情報局)は、オウム真理教富士山道場にて報道局社会部と合同で麻原彰晃(本名:松本智津夫)による「水中クンバカ」の実演を取材[1][2]

TBS報道局記者の西野哲史によるインタビュー終了後、「3時にあいましょう」取材班の麻原インタビューが開始するも紛糾、オウム関係者が「そんな取材でどんな放送をするつもりなのか」と迫った。「麻原の実演の様子と被害者の会や坂本弁護士のインタビューを、バランスをとった形で放送する」ことを金曜日担当プロデューサー(武市功)がオウム側に明らかにすると、ビデオの確認を求めたオウム側と押し問答となった[3]。結果として曜日担当プロデューサーがオウム真理教に対して事前にビデオを見せることを認め、その場の事態を収拾した。

10月26日の深夜、オウム真理教の幹部、早川紀代秀上祐史浩青山吉伸らがTBS[注釈 2]を訪れた。まず曜日担当プロデューサーが応対し、暫くして総合プロデューサー(多良寛則)が同席した。ここでオウム「被害者の会」に関係する坂本弁護士らのインタビューが収録されているビデオについて、オウム側が執拗に見たいと要求した[3]

総合プロデューサーは、部下にオウム側がインタビューに応じるならば、坂本弁護士のインタビューを収録した当該ビデオを3人に見せてもいいと交渉。坂本弁護士のインタビューを収録・管理している制作会社・TBSビジョン(TBS‐X、旧TBS映画社、現在のTBSスパークル[注釈 3]の担当ディレクターと当夜に居合わせた編集マンに坂本テープの間詰め編集をするよう指示し、編集後にその坂本弁護士のインタビューテープをオウム側が視聴した[1][4]。早川はこのときのことをメモにとっている(早川メモ)。結局、TBS側スタッフはインタビュー[注釈 4]を放送しないことを承諾・約束し、オウム側幹部はその場を後にする。


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