T-X
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この項目では、ターミネーターシリーズに登場する架空のアンドロイドについて説明しています。その他の用法については「TX」をご覧ください。
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出典検索?: "T-X" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2017年4月)

T-X(正式名称:TERMINATRIX)は、映画『ターミネーター3』に登場する架空のアンドロイドで、クリスタナ・ローケンが演じた。
設定

サラ・コナー及びジョン・コナーに対する2度の暗殺計画の失敗を憂慮したスカイネットにより、2032年に開発された初の対ターミネーター用ターミネーターである。

これまでのT-800T-1000とは異なり、その容姿は類いまれな美貌とプロポーションとを兼ね備えているグラマラスな若い女性である。

ジョンが最優先ターゲットであることは変わらないものの、「審判の日」以後に抵抗軍に加わる22人の重要人物や、鹵獲されて人間に味方するようにプログラムを書き換えられた「裏切り者」のターミネーター(T-800系列)を抹殺する目的でも開発されており、ターミネーターシリーズの中でも最強の性能を誇る。
特徴

ターミネーター』から登場しているT-800シリーズからそれ以前のターミネーターと同様に金属骨格を有するが、外装は人間の生体組織ではなく『ターミネーター2』に登場したT-1000と同じ流体多結晶合金(以降、液体金属と表記)で覆った、いわばハイブリッド型の構造で、T-1000同様に触れてデータを読み取った人物に擬態できる。しかしT-1000には骨格が存在せず、人間以外の姿[1]に擬態できたのに対し、T-Xでは顔や容姿を変化させるなどの擬態はできるものの、骨格の形状を大幅に逸脱するような形態には変形できない。ただし、骨格構造はT-800系列のモデルが人間の関節構造を模していたのに対し、T-Xは頭部や腰、腕等の各部位の可動範囲がより拡大されている。劇中では体の各関節を360度回転させることができる上、変幻自在の液体金属で構成されているため、人体の制約に縛られない動作を各所で活用していた。エンドスケルトンの形状も人骨を模したT-800以前のモデルと比べ、視覚センサーが横長の形をしているなど、人間型から若干離れたデザインになっている。また、全体的にT-800等のシリーズでは体格が大きめであり、がたいのある造形であったのに対し、こちらは女性の容姿を想定しているのか、それらよりも一回り小さくなっている。また、T-800のように可動部や、配線等の露出がなく、比較的にコンパクトな構造になっている。また、T-800系列と違い、エンドスケルトンの状態になった際には咆哮をあげる様子も見せている。

上記の性能の関係上、隠密性や侵入能力はT-1000に遠く及ばないが、元から対ターミネーター用機種であるため、潜入用としての機能は少なくとも人間に擬態する程度に留めている。その代わり、骨格内部に高度なコンピュータを有しているため、T-800系列やT-1000よりも知能は高い。なお、T-1000同様、コピーした人物は証拠隠滅のために殺害するようプログラムされているが、ケイト・ブリュースターの場合はジョンの居場所を突き止めるのに利用した後で抹殺となったため、殺されなかった[2]

液体金属は改良が加えられ、T-1000のように衝撃によって変身機能に一時的な混乱を起こすことは減った[3]
機能及び、動力源

コンピュータの処理画面が、T-800系列の赤色ベースとは異なり青色ベースで表現されている。色の認識やGUIの操作風の画面で、強調の意味と思われる赤文字が使われている場面もある。

血液などのDNA情報を舌で読み取ることも可能であり、特定の人物の抹殺にも威力を発揮する。

携帯電話などの通信機器を使用し、離れた位置にあるコンピューターのデータベースにアクセスする事も可能[4]。この機能で標的の顔写真、勤務地、居住地域を割り出せる。

T-800系列やT-1000同様、ロボットであるため基本的に無表情だが、ジョンの血の付いたガーゼから彼のDNAを検出した際に驚愕の表情を見せたり、カーチェイスのシーンにて、乗っていたクレーン車のブームにしがみついたT-850を振り落とした際は、薄く笑みを浮かべるなど従来機種より表情もいくぶん豊かになっている。美女を模しているためか、警官に車を停められた際にヴィクトリアズ・シークレットの下着の広告のバストをコピーして瞬時に巨乳化し、妖艶な表情で微笑みかけ男性警官を誘惑するなど、自身のグラマラスな身体を利用した行動をとることもある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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