T-1000
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出典検索?: "T-1000" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2015年5月)

T-1000は、映画『ターミネーター2』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』に登場する架空アンドロイド。それぞれ、前者はロバート・パトリックが、後者はイ・ビョンホンが演じた。
設定
特徴

2029年にスカイネットによって開発されたターミネーター[注釈 1]。従来型とは異なる流体多結晶合金(液体金属)製のボディを持つ。その硬度は基本となる人型を構成する状態[注釈 2]から完全な液状(粘り気の違いすらも出せる)から、ナイフのような高い硬度を持つ固形まで自由自在に変化することができる。その特性から外部からの衝撃によりダメージを受けてもすぐに再生が可能であり、従来のターミネーターからは考えられないほどの優れた耐久力を持ち、単純な物理耐久性ではターミネーターシリーズの中で最も優れている。また液体金属の変形を利用した変装機能により多種多様な人物に成りすまして人間社会に潜入することが可能となった他、戦闘などで人間への擬態機能が損なわれることを基本的に克服している。

このため通常の力学的かつ機械的攻撃により破壊するのはほぼ不可能であり、『T2』での格闘戦では強力な打撃を得意とするT-800を苦戦させた。破壊するには後述のように変形機構に異常が生じている間に修復不能なダメージを与えたり、高熱や化学変化でT-1000のボディそのものを完全に分解・溶解するしかない[注釈 3]
機能、及び動力源

最大の特徴は液体金属の特性を活かした擬態能力であり、自身と同じサイズ(同じ身長で体型も似ている)の人間ならどんな人物にも姿を変える事が出来る[注釈 4]。直接触れることが出来るものであればどのような姿にでも擬態が可能[注釈 5]。特定の人物をコピーした場合コピー対象を必ず抹殺するため[注釈 6]、その人物と完全に入れ替わる極めて高い隠密性を持つが、その人物が持つ情報や性格まではコピーできないため決して完璧ではない。この擬態能力による変身は視覚的には完璧であるが、従来型のターミネーターと同じく犬には見破られる[注釈 7]。攻撃を行うときは指先を鋭利なに変形させて突き刺したり、腕を剣のような白兵戦用の武器を形成して行い、これらの変形から伸長させての攻撃速度は弾丸のそれに匹敵するため回避することはまず不可能である。他には両腕を鉤爪に変形させて標的の乗る車両に突き立てて追撃したりこの鉤爪を振り回しての攻撃も行う[注釈 8]。全身を平面化して床などに同化することもでき、触れた物体の色彩、模様、質感などをほぼ完全に再現できる。しかし銃器自動車などの様な複雑な構造を有する物体や、火薬ガソリン薬品などの化学物質には擬態できない。そのため劇中で標的を抹殺するために使用する銃は全て奪うなどして現地で調達している。

T-1000は機械ゆえに人間とは異なり利き手や利き腕などといった概念がない。しかし擬態した人物の利き手はT-1000の利き手に影響を与える[注釈 9]。白兵戦用の武器に変形させた腕に関しては特に左右どちらかに偏る傾向はない[注釈 10]

液体金属製故に骨格を持たないもののパワー面においてはT-800にも引けをとらないほどの性能を持つ[注釈 11]。またスピード面ではバック中の乗用車やオフロードバイクを脚で走り追いかけており、人間を追いかけられる程度の速度しか出ないT-800よりは優れている。

人間の声帯模写感情の再現なども可能であり、T-800と同様の知能を有する。初期設定状態での人間の感情や表情などを模した行動もT-800よりやや上手く、ジョンの写真を見て「可愛いお子さんだ(He's a good looking boy.)」と発言したり、バイクを奪う時に「ところで、いいバイクに乗っているな(Say, that's a nice bike.)」と声をかけてから奪ったり、またサラのショットガンの弾が尽きたときに人差し指を左右に振って「チッチッチッ…」と愚弄する等人間に近い行動が多く見られる。

またこのモデルは骨格がなく、動力源の所在とCPUの原理が不明である[注釈 12]。さらに『T1』ではカイルが「タイムマシンは生物しか送れず、T-800を過去に送れたのは生きた細胞で包まれているからだ」と語っていたが、そうだとすると人間の皮膚の質感を表面に再現しているだけのT-1000がなぜタイムトラベルできたのか説明がつかないことになる[注釈 13]。これはT-Xも同様である[注釈 14]

プロトタイプ[注釈 15]であるためか、若干不安定な性質を持つ。T-800に比べると質量が小さく、T-800は拳銃程度の威力の攻撃であればほとんど揺るがず即座に反撃するがT-1000は衝撃を受けると破損箇所の修復を優先して行なうため隙が生じやすく、機械的なダメージ回復能力は高いもののそういった点ではT-800より劣っている。極めて強い衝撃を一度に受けるか、もしくは中程度の強さの衝撃でも[注釈 16]連続的に受けると形態維持能力が一時的に混乱し、機能が著しく低下して完全な無防備な状態となる。この間に全体に強力なエネルギーを浴びせられると破壊されてしまう。また基本性質が液体であるため、液体窒素を大量に浴びるなどの極低温環境にさらされると凍結してしまう。劇中では短時間の内に凍結・粉砕、さらに解凍・再生という極めて過酷な状況にさらされた結果、触れた物質の質感を無条件でコピーしてしまうなど擬態能力の一部に機能不全を起こしていた[注釈 17]。特別編の未公開シーンでは何気なく触れた鉄製の手すりを掴むと手が半凝固化したり、足元の鉄板の模様を写すトラブルも出ている。その後サラのショットガンの連射やT-800のM79グレネードランチャーの直撃により一時的に動きが鈍りバランスを崩して溶鉱炉に転落し、最期は銑鉄に溶けて消滅した。

後の2032年にT-Xが開発されたため、生産中止となった模様。「製造そのものが難しかった」という映画上の設定がされていた。ただし『T2』の後日譚的な続編である『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』(以下『TSCC』と表記)にはT-1001という液体金属型のターミネーターが登場しており、ある程度の改良は行われていた模様。また同ドラマ中の「歴史が変化して生まれた別の時間軸の未来(ジェシーのいた未来世界)」ではキャサリンに擬態する以前のT-1001型も登場している。

従来よりもさらに過去が改変された時間軸が舞台である『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(以下『ジェニシス』と表記)では過去が改変されたためか前述の従来の時間軸とは違う製造法となっている。材料となる液体金属だけの時点では外部から命令を入れられたりしない限りは形状を成すこともできず無害だが、CPUが入れられるとターミネーターとして完成する仕組みとなっている。

この時間軸で出現したT-1000は自らの体である液体金属の一部を切り離して発信機にしたり、槍状にして投擲したりしている。更には刺客として送られ一度機能停止していたT-800を液体金属の一部を機体に垂らして復旧させたりもしている。また劇中終盤では戦いの影響で片腕を失うなどの満身創痍となっていたT-800が偶然液体金属に沈んだ際、T-800のデータやCPUを読み取り、形状を再構築させて再び失った片腕を取り戻しただけでなく、全身が液体金属で構成された形で強化させたりもしている。
変身形態

『T2』では大きく分けて2つの変身像(警官・白バイ警官)が見られるが、一時的なものも含めすべて記載。また、『ジェニシス』にて登場したものも全て記載する。
スキャニング
タイムスリップ直後にパトロール中の警官を殺害し、制服のみをコピー。その後、パトカーの車内に搭載されている小型のPC端末に一旦触れて操作していることから分かるように、単に触れるだけで、機械の操作方法や記録情報などを瞬時に読み取れる。また、拡張特別編ではジョンの部屋を指先で触れて探索し、ポスターの裏に隠してあった写真を発見した。
包丁はジョンの養母に擬態して料理をしているときにコピーした。
裸体
未来からタイムスリップしてきた直後は全裸。未来からの転送時に発生した電波を調査しに来た警官を狙い、制服姿を真似る。
警官
『T2』の序盤から中盤、終盤のT-800との最終決戦に掛けて多く見られる。一見制服を着ているように見えるが実はこれも擬態で体の表面を変化させて「制服を着ているように見せかけて」いる。但し先述の殺害した警官から奪った拳銃だけは本物。終盤の最終決戦時は下記の擬態機能異常が生じた影響で下半身は白バイ警官仕様のズボンとブーツへと変化している。『ジェニシス』でも警官姿で登場しているが、『T2』では西洋系の顔立ちであったのに対しこちらは東洋系の顔立ちで構成された姿をしている。


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