T-シリーズ
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登場作品:『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』詳細は「T-1000#T-1001」を参照
T-3000(英語版記事

登場作品:『ターミネーター:新起動/ジェニシス

2029年において、スカイネットの端末であるT-5000に襲われたジョン・コナーが、ナノマシンの注入によって改造・洗脳された、人間ベースのターミネーター。その誕生経緯から、自らを「機械でも人間でもない存在」と語っている。

ナノマシンによってジョンの全細胞が「ナノ粒子[3]」と呼ばれる金属粒子に変化しており、それを磁力で結合・再構築することによって形状を維持している。このため、ボディはT-1000同様に擬態が自由自在な不定形でありながら、人型をとる際にはT-800のエンドスケルトン状態に近い内部骨格を粒子で形成し、人間の外見を再現した粒子でそれを覆うという構成になっている。粒子結合の解除・再構築はとても早く、これを応用して狭い空間を瞬時に移動することもできる。潜入面においては、ジョンの持っていた「人間の思考」を有しているためにより容易になっており、機械的思考に囚われるあまり任務に失敗してきた過去の機体とは一線を画している一方、初の改造成功例である事や調整時間の不足により油断や慢心といった人間特有の欠点も有している。作中では直接的なパワーや格闘能力の面でも(老朽化のハンデがあったとはいえ)旧型機であるT-800を凌駕している。

弱点は「強力な磁場の影響を受けると粒子結合が不安定化すること」であり、MRIの発する磁場の影響で動けなくなったことから、カイルたちに露呈する。スピーカーの強力磁石を組み込んだ即席のナックルダスターで殴られても体表が抉れる程度の効果しかなく、「この時代に自分を破壊できる武器は存在しない」と豪語したが、最後は自身が提供した未来からのテクノロジーである、サイバーダイン社の地下で建造を進めていた未完成品のタイムマシンに押し込められたところを高磁場によって分解され、施設の爆発によって消滅した。
T-1000000

登場作品:『ターミネーター2:3-D

スカイネットのセンターコアを防衛する液体金属型巨大ターミネーター。通称は「T-Meg」。T-1000と同様に内蔵火器は持たない。8本の触手を持つ巨体なクモのような姿を持ち、この触手を槍や鎌状に変化させてスカイネットに侵入するもの全てを攻撃する。
T-X

登場作品:『ターミネーター3』詳細は「T-X」を参照
T-RIP

登場作品:『ターミネーター4

RIPは“Resistance Infiltrator Prototype”「レジスタンス潜(侵)入型プロトタイプ」の略で、製造されたのは劇中で確認できる限り、元死刑囚のマーカス・ライトから作られた脳と心臓を持つ人間ベースのものの1体だけである。また、マーカスの個体名を有しており、スカイネットや機械軍のデータベースにも同名で記載されている。脳と心臓は、人間だった時のものをそのまま使っている。骨格は他のターミネーターと材質は同じだが、形状は人間の骨格を模している。体表を覆う生体細胞は人間だった頃のマーカスと外観は同じで、負傷すると出血する仕様も同じだが、再生能力は強化されており、小さな傷なら短時間で完治する。また、心臓も強化されているが、人間と同様に急所であるため、心停止になると機能を停止する。後頭部には、スカイネットへの発信用チップが内蔵されている。

同世代の他機種と比較すると格段に運動巧緻性が高く、人間らしい動きどころかほぼ人間そのままの動きを実現しており、T-800と違って走ることも可能であるほか、精密機器をいじるなどの微細な動作も行える。また、T-800などではデータとして記録されるのみだった痛覚などは普通の人間同様に感じられるようになっており、人間には大ダメージとなる攻撃を受けた時や溶鉱を浴びて手の骨格が剥き出しになった時などは叫び声をあげている。人間への完璧な偽装を目的に作られたため、純然たる戦闘型であるT-800と比較すると腕力も耐久力も劣っているが、人間と比べれば遥かに強靭である。スカイネットに自分の正体を知らされてなお心が折れず自分で発信用チップをえぐり出して反撃に出たマーカスが、T-800を投げ飛ばしたり打撃で怯ませるほどの腕力を発揮しているほか、それに先んじての劇中で高所から叩きつけられたり銃撃や爆撃を受けたりしても、行動には支障が出なかった。終盤には心臓を狙ったT-800による打撃で心停止を起こすが、スカイネットセントラルの配線を用いたジョン・コナーによる電気ショックで再起動し、T-800に辛勝を収めた。
TOK715

登場作品:『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ

個体名はキャメロン・フィリップス。女性の姿をした再プログラム・ターミネーター。2027年の世界から現代世界へ送られてきた。詳細は「TOK715」を参照
ハンターキラー

登場作品:『ターミネーター』、『ターミネーター2』、『ターミネーター2:3-D』、『ターミネーター3』、『ターミネーター4』、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』、小説『新ターミネーター2』

「狩人を殺す者」という名を持つ人工知能搭載の掃討用移動戦闘マシーン。通称「HK」。未来世界では、ターミネーターと並ぶ機械軍の主戦力である。

『1』、『2』のオープニングなどに登場する飛行機型戦車型、昆虫型などのモデルが存在。

『1』劇中ではカイルがサラに「機械をコントロールしている」と説明している場面があるので、機械軍における将校や指揮官の役割を有している模様。

またスカイネットが消滅した時間軸上の未来において、人類に反旗を翻したAIリージョンが人間狩りに運用している航空機も人類側からHKと呼ばれているが、デザインはスカイネット製のものとは大きく異なっている。
ハンターキラー エリアル

登場作品:『ターミネーター』、『ターミネーター2』、

飛行機型「ハンターキラー エリアル (HK-Aerial) 」。『1』、『2』のオープニングなどに登場。型式等は詳細設定が無いが、大型から小型まで多様なタイプが存在する。いずれの機体も左右一対のティルト式推進ノズルを備えるのが基本デザイン。これにより垂直離着陸やホバリングを可能としている。廃墟に潜む人間の生き残りを狩り立てるため、サーチライトやフェイズドプラズマ砲やミサイルを下面に集中配置した対地攻撃型の機体だが、『4』では同じ攻撃機であるA-10を相手に2対1の空中戦を制する機動性を披露した。

『1』ではオープニングで最初に登場し、視聴者に対して最も早くその姿を披露した存在。

『3』ではサイバー・リサーチ・システムズ (CRS) が開発したプロトタイプが登場。その内の1体は、スカイネットが直接コントロールしている模様。外観はステルス戦闘機に酷似している。機関銃を2門揃え、小型のミサイルを搭載した対人用小型飛行機であり、AIも備わっている。後発のT-800と同じく、視覚センサーが捉えたデータを処理するソフトウェアにより画像は赤をベースにしているが、標的の捕捉能力はジョンとケイト目がけてミサイルを放った際に床へ伏せた2人を見失い、再捕捉するのに時間を要するなど劣っている。また、小型ながらある程度の耐久性を有するものの、ケイトに至近距離から銃撃を受けた際には耐えられずに破壊された。


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