Tバック
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飲料に用いられる「ティーバッグ」とは異なります。
Tバック(G-string)水着の背面

Tバック(ティーバック、T-back)は、臀部)を露出した水着及び下着(下穿き)の一種で、和製英語である。

世界ではソング(thong)、Gストリング(G-String)、タンガ(tanga)に分類されているが、日本では和製英語として、これらの下着の総称として用いられる。目次

1 由来

2 概要・デザイン

3 詳細

4 日本におけるTバック水着

5 普及状況

6 男性用のTバック

7 脚注

8 関連項目

由来

バックスタイルがT字型でカットされたデザインになっており、外形がアルファベットTの字に見える事から、Tバックと名付けられた。

フロントは普通のハイレグビキニの形になっているが、バックはをカバーする布ではなく、ゴム紐か細い布となっていて、尻間に食い込む。

この食い込みによる独特のはき心地や、尻が丸出しとなることでヒップラインが美しく見える利点を持つ下着、もしくは水着の一種である。

なお、競泳水着の背中部分がT字になっている物をTバックと呼ぶ場合もあるが、本項では下着や水着のボトム形状を指し示す。
概要・デザイン ソングを穿いた女性 タンガ

Tバックには大きく分けて2種類あり、バックがゴム紐のものと布のものである。ゴム紐のものを特にGストリングと呼ぶ場合もある。

英語に於けるTバック或いはストリングバック(: T-back,string back)は、フロントが普通のビキニであるのは、日本と同じだが、バックに当て布がなく、結び紐でT字を描くものに限られる。総称としては、欧米ではソング(: thong)やタンガ(西: tanga)、Gストリング又はトライアングルバック(G-string,triangle back)・Vストリング又はVバック(V-string,V-back、バック中央に紐で小さな逆三角を描くもの)・チーキー(cheeky、バックの下半分だけが露出したもの)・Cストリング又はCバック(C-string,C-back 、紐が一切ないもの)などはその下位区分となる。評論家ウィリアム・サファイアは言語学者のロバート・ヘンドリクソンの意見を引用し、Gは脚の付け根を意味し、かつてはタブー扱いされた言語だったことに言及した[1]。また、Gストリングはしばしばソングと混用される。
詳細

ルーツはアフリカ、サハラ地方やブラジルなど諸説あるが、確証がなく、不明である。ブラジル人にとってTバックは、リオの海岸で女性が使用したり、世界的に有名なリオのカーニバルをはじめ、サンバのダンサーはTバック衣装を着用したりする身近な衣類である。

20世紀前半からストリップやダンサーなどは身に付けていたが、一般には1970年代南アメリカ、特にブラジル水着から大流行が始まった。欧米では1990年代から人気を得ており、特に北欧や東欧諸国では、大衆に受けいれられ、一般の女性も使用することがある。

日本では週刊現代でTバックを初めて紹介し、その後も度々紹介した事があり、2011年には「日本Tバック史」が企画された[2] Cストリング タンガを着用した女性 黒のTバッグを着用した女性

Tバックはバックの生地の面積が小さいため、おの二つの山の間を布が通り、おの丸みが美しく出る効果、そしてスカートズボンなどを穿く時にショーツラインブリーフラインがアウターに響かない、という2つの実用的な機能を持っている。

この様に、実用性に富む下着が多くある一方で、臀部(お)が露出されるためセックスアピールに富むファッションでもあり、ヨーロッパ北アメリカ南アメリカを中心に、若い女性ハリウッド女優を中心に使用されている。

さらには、ローライズパンツを穿いた時にあえてウエスト部分から下着(Tバック)をはみ出させて見せパンとしてファッションの一部にしたり、露出度が高いためセクシーランジェリーとして愛用している人も多くいる。女性用では、エアロビクスのアンダーショーツや水着アンダーショーツとしてもTバックが用いられている。これは、水着やレオタードに下着の輪郭が浮き上がる事を防ぐためである。

Tバック水着について言えば、ブラジルをはじめ、北欧欧米東ヨーロッパの海岸では、Tバック水着に対して寛容であり、臀部(お)を出したTバッグを着用する人も見られる。

女性用のTバック水着は、普通のTの形をしたものの他、Tの形の前後に飾りを入れたり、フロント状にするために薄い布を飾ったりするタイプも数多くある。
日本におけるTバック水着

1980年代末に、Tバック水着が登場した。昔日本では六尺褌を着用し、臀部(お)を露出して泳ぐ事も珍しくなかった。学習院では、赤いふんどしで水泳をさせたりもしていた。しかし1992年臀部が露わな人が多い事への苦情があったため、神宮プール(当時)などの都心のプールではTバック水着や褌を着用する事が禁止され、その後も禁止が少しずつ増加し、都内近郊でTバック水着を着用できる公営プールは数少ない。これらのことに不満を覚える人も少なくない。このため、都内近郊でTバック水着を着用して遊泳したい場合は許可を確認して、ホテルのプールか海水浴場などで着用するしかない。
普及状況

2002年に、大手製薬会社が実施した消費者アンケートでは、16?39歳の女性でTバックショーツを37%の人が所有しており、そのうち月1回以上使用している人が半数近くいるという結果が出ている[3]


サンケイリビング新聞社が、2010年2月にシティリビングホームページ 「Citywave」メール会員に対して実施したWEBアンケート(集計数415人、平均年齢33.0歳)では、Tバックショーツを持っている人は全体で42.4%、30?34歳は51.2%と過半数が所有している。また、所有者全体の平均枚数は4.5枚であり、年代別では20代が最も多く5.6枚という結果となっている[4]

男性用のTバック

筋肉を圧迫しない事による動きやすさや、陸上や水泳などのスポーツ用下着として、機能性がスポーツ競技者を中心に注目されたことがある。昔から、バレエダンサーやフィギュアスケート選手などは、ヒップラインを綺麗に出し、脚を長く見せるために、ダンスベルトというTバックショーツを着用していることがある。スポーツ用サポーターとしても開発され、ジョックストラップの後ろをTバックにしたものが有る。水泳用サポーターとしても、Tバック愛用者がいる。
脚注^ Safire, William (1991年8月4日). “On Language; Ode on a G-String”. The New York Times. https://www.nytimes.com/1991/08/04/magazine/on-language-ode-on-a-g-string.html 2019年10月17日閲覧。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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