Syrup16g
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Syrup16g
出身地
日本 東京都
ジャンルオルタナティヴ・ロック
インディー・ロック
エモ
ニュー・ウェイヴ
シューゲイザー
活動期間1996年 - 2008年
2014年 -
レーベルTiNSTAR RECORDS
1999年 - 2001年
DAIZAWA RECORDS
(2001年 - 2002年
日本コロムビア
(2002年 - 2004年
DAIZAWA RECORDS
(2004年 - 2008年、 2014年 - )
事務所UK PROJECT
公式サイト ⇒syrup16g official homepage

メンバー五十嵐隆ボーカルギター
キタダマキ(ベース
中畑大樹(ドラムス

旧メンバー佐藤元章 (ベース)

Syrup16g(シロップじゅうろくグラム)は、日本スリーピースロックバンド1996年に結成され、2008年に解散。2014年6月27日に再結成を発表。
概要

ポリスザ・スミスBARBEE BOYSなど広義のニュー・ウェイヴ時代のバンドの影響を受ける[1]

五十嵐の作曲のペースが非常に速いため書き溜めた曲が多数あり、バンド初期にできた作品が後になって収録されることも多く[2]、さらに未発表の曲も多数ある。特にメジャーデビューから1年の間は、フルアルバムを3枚リリースするというハイペースぶりであった。解散ライブに至ってもアンコールで未発表で音源化未定の最後の新曲が披露された。かつて、熊谷昭率いるKEYCREWに所属していた。
バンド名

syrupは、「ぬるいままで好きな音楽を好きなだけやろうっていう、そういう意味を込めて…」といった理由で五十嵐が名づける。16gは、バンド名を検討していたミスタードーナツでのコーヒーのシロップの量が16gだった事に由来する[2]
メンバー

五十嵐隆(いがらし たかし、1973年6月1日 - ):ボーカルギター
埼玉県浦和市出身。日本工学院出身。血液型B型。愛称は「がっちゃん」。作詞、作曲を手がける。顎に蓄えた髭が特徴。

キタダマキ(1969年7月4日 - ):ベース
静岡県出身。本名・北田万紀(きただ まき)。愛称は「マキリン」。ベースはフェンダー・ジャズベースを使用し、主に指弾きで弾いている。ライブ中のMC、TVなどの収録中も一切喋らないがSyrup16g主催イベント「UP TO THE WORLD #2 動脈」では、中畑に誕生日を聞く場面があった。堀江博久らとともにSTUDIO APESで活動し[3]、レコーディングやライブではカヒミ・カリィCorneliusEL-MALOピチカート・ファイヴホフディランSalyu宇宙まお、宮本浩次、等にサポートベーシストとして参加。

中畑大樹(なかはた だいき、1974年7月25日 - ):ドラムス
青森県出身。血液型B型。日本工学院出身。愛称はナカハタ、大樹ちゃん、なかはたいこ等。ライヴではメインMCを担当している。一部の曲においてはエンジニア、またCD・DVD作品やツアーTシャツのデザインなども担当。インディーズ時代は黒髪であったが、メジャーデビュー以降は金髪がトレードマークとなる。使用機材はTAMAのStarclassic'Set。VOLA & THE ORIENTAL MACHINE結成時から期限無しレンタル移籍加入という形でドラムとして参加していたが、Syrup16gの解散に伴い正式メンバーとなり、その後もPERIDOTSplenty宇宙まおハルカトミユキ清春tacica杉本恭一など、多くのバンドのサポートドラマーとして活動。

人物

ドラムを始めたきっかけは、家に帰ったら何故か酔っ払った父が持って帰って来たドラムセットが置いてあったから[4]。ドラムの練習は姉達が聴いていた松田聖子の曲でやっていたという。アニメ(特にジブリ作品)が好きで、実家にドラムが無ければ代々木アニメーション学院に行ってたかもしれないとラジオで語っている。ライブ中によく上半身裸になり、大声で叫ぶ。シングル「My song」のカップリング「テイレベル」のイントロ、「HELL-SEE」収録の「Everseen」の間奏などでもその叫び声を聞く事が出来る。
旧メンバー

佐藤元章(さとう もとあき、
1972年10月29日 - ):ベース
神奈川県出身。血液型 B型。日本工学院出身。スキンヘッドが特徴。初代ベーシスト。一度就職していたが、友人であった五十嵐・中畑の音楽活動に憧れて加入する。バンドを結成するまで楽器に触った事が無く、バンドを結成してからベースを覚えた[4]。2002年6月を以って脱退。当時、脱退理由について正式なコメントがなく波紋を呼んだが、2004年のインタビューで「腰が悪いため、腰でリズムを取るリズム隊としては致命的なものがあり、心を鬼にして。自分は佐藤くんという人間を心から好きで、このメンバーでしかやって行きたくないと思っていたが、それによって自分の音楽が妥協されてしまう事にも耐えられなかった」と脱退理由について五十嵐が明かした。一方、キタダはベースを務める事になった経緯について、「音源を作り込んだ結果、佐藤が手を傷めてライブでの再現が困難になったとの事で声がかかった。その後、ライブサポートや演奏のアドバイスをこなす過程で佐藤の脱退が決まった」と述べている。DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECTから発表した作品が、各配信サイトおよびサブスクリプションサービスで配信された(2020年6月1日)際に、公開された特設サイトでは、佐藤によるレビューが公開された[5][6]

人物

絵が得意らしく、アルバム『COPY』のジャケットイラストを手がけている。かつて発行していたSyrupの会報『デラ!ロッキン』では、よく下ネタ等の記事を書いていた。
サポートメンバー

青木裕(あおき ゆたか):ギター
downyunkieのメンバーであり、VOLA & THE ORIENTAL MACHINEの元ギター。かつてSyrup 16gがVOLA & THE ORIENTAL MACHINEと対バンツアーをした際、五十嵐が青木のギターが格好良かったので、一緒に出来ないかと話をして盛り上がった後[7]、UP TO THE WORLD#2動脈、静脈で正式にサポートメンバーとなる。尚、自身のサポートについては、「リスナーからは好意的に迎えられていなかっただろうと思う」といった旨のつぶやきをtwitter上で発言している。

藤田顕(ふじた あきら):ギター
バンド「PLECTRUM」のギター、ボーカル。2004年のライブに参加。通称「アッキー」。左利き。

岡村美央(おかむら みお):ヴァイオリン
2004年1月30日SHIBUYA-AXでのライヴに参加。

吉村秀樹(よしむら ひでき):ギター
bloodthirsty butchersのボーカル、ギター。2004年1月30日、SHIBUYA-AXでのライヴにフィードバック・ギタリストとして参加。
来歴

2002年6月19日、日本コロムビアからアルバム『coup d'Etat』でメジャーデビュー。同年9月25日、『delayed』、2003年3月19日、『HELL-SEE』、2004年4月21日、『Mouth to Mouse』、同年9月22日『delayedead』と、2年強の間にフルアルバムを4枚というハイペースで作品を発表する。同年10月10日に日比谷野外大音楽堂で開催されたライブ「遅死10.10」は、「第一期Syrup16g完結」というコンセプトに基づいて行う[8]。このライブ以降音源リリースは途絶え、ライブをメインにして活動していく。

第二期とする2004年以降のライブは基本的に新曲を1曲以上演奏するものが主体となり[9]、五十嵐自身も「ストックが多くある」「曲だけなら一ヶ月でアルバムが一枚できる」という旨を雑誌や音楽番組等で語っていたが、一向に新作発表の報は流れず、この間発表されたのはライブ映像と、2006年8月の未発表音源を含むベスト盤動脈』『静脈』のみで、いずれも既発の楽曲から構成されていた。公式ページ上のセットリストも仮タイトルすら付けられず「新曲」とのみ表記されていた。

2008年1月30日、3年4ヶ月ぶりの新作『Syrup16g』を発表後、3月1日の日本武道館ライブを最後に解散。ライブにおいて披露された数多の新曲は未発表のままであった。2010年10月27日、廃盤となっていたアルバム、ミニアルバムが紙ジャケット仕様によりUKプロジェクトより再発される。


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