Swift_(プログラミング言語)
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並列スクリプト言語の「Swift」とは異なります。

SwiftSwiftのロゴ
パラダイム関数型プログラミング命令型プログラミングオブジェクト指向プログラミング、マルチパラダイムプログラミング、block-structured programming、宣言型プログラミング 
登場時期2014年6月2日 (2014-06-02)
開発者クリス・ラトナー、Apple 
最新リリース5.10 / 2024年3月5日[1]
型付け強い静的型付け型推論
影響を受けた言語RustHaskellRubyObjective-CPythonC SharpCLUC++JavaScalaSmalltalkGroovyD言語 
プラットフォームmacOSiOSLinuxMicrosoft Windows 10iPadOStvOSwatchOSMicrosoft WindowsvisionOS 
ライセンスApache-2.0、Apache License 
ウェブサイト.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

https://swift.org/ 

拡張子swift 
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カテゴリ / テンプレート

Swift(スウィフト)は、AppleiOSおよびmacOSLinuxWindowsで利用出来るプログラミング言語である。Worldwide Developers Conference (WWDC) 2014で発表された。Apple製OS上で動作するアプリケーションの開発に従来から用いられていたObjective-CやObjective-C++、C言語と共存できるように、共通のObjective-Cランタイムライブラリが使用されている[2]

Swiftは、動的ディスパッチ(英語版)や動的バインディング等のObjective-Cの特長を受け継いでいる一方で、Objective-Cより「安全」にバグを捕捉できることも意図している。また、タイプや構造体クラスに適用可能なプロトコルによるシステムの拡張性の概念は「プロトコル指向プログラミング」と呼ばれる[3]

Swiftは、マルチパラダイムのコンパイラプログラミング言語であるが、XcodeのPlaygroundsの上やターミナルでインタラクティブにデバッグする事が可能である。

LLVMコンパイラが使われており、ライブコーディングに対応していることが特徴[4]
歴史

Swiftは2010年にLLVMClangの始祖であるChris Lattner(英語版)によって開発が始められた。ChrisはSwiftについて「Objective-CRustHaskellRubyPythonC#CLU、その他多くの言語からアイデアを得た」と述べている[5]

その後Apple社内での4年間の開発期間を経て、2014年のWWDCにおいて一般に発表され、同時にAppleに開発者登録している開発者に対してベータ版の提供が開始された。

2014年9月9日、SwiftはXcode 6.0ゴールデンマスター版でマイルストーン1.0に到達した[6]

2015年12月3日、SwiftはApache 2.0ライセンスのもとでオープンソース化され、プロジェクトのホストとして Swift.org[※ 1] が作成された。

WWDC 2016の基調講演で、AppleはSwiftでのコード作成方法を教えることを目的とした、Swift Playgroundsという名称のiPad専用アプリ開発を発表した。2016年9月にリリースされた[7]このアプリは3Dビデオゲームのようなインタフェースで表示され、コードの行が特定の順序で配置され実行されたときにフィードバックを提供する。2017年3月21日、Swift 3.1に対応し、日本語を含め5カ国語に対応したことを発表[8]。Swift 3.1は、2017年3月27日にリリースされた[9]

2017年、Project Leadは、Chris Lattner同様にLLVMとClangの開発者である、AppleのTed Kremenekである[10]

2017年9月19日、Xcode 9.0とともにSwift 4がリリースされた[11]。組み込みのクラスやデータ構造に変更が加えられている。Swift 3で書かれたソースコードはXcodeに搭載された移行機能を使って更新できる。その後、2018年3月29日に、Xcode 9.3とともにSwift 4.1が[12]、2018年6月4日にXcode 10 betaとともにSwift 4.2がリリースされた[13]

2019年3月25日、Xcode 10.2とともにSwift 5がリリースされた。バイナリインタフェースの安定化が図られ、Appleが提供するOSにSwiftランタイムが標準で含まれることになる[14]。ソースコードはSwift 4.xと互換性がある。

WWDC 2019にて、Appleのプラットフォーム向けの新しいフレームワークとしてSwiftUIが提唱された[15]

2019年9月20日、Xcode 11.0とともにSwift 5.1がリリースされた。モジュールの安定化が図られ、Swiftの将来のバージョンで機能するバイナリフレームワークの作成、共有が可能になる[16]

2020年3月24日、Xcode 11.4とともにSwift 5.2がリリースされた[17]

2020年9月16日、Swift 5.3がリリースされ[18]、その約1週間後の9月22日、Windowsが公式にサポートされた[19]

2021年のWWDCで、Appleから正式に発表された Swift 5.5 は、Async/awaitの言語サポートを大幅に拡張し、また独自のバージョンのアクターモデルを導入している [20]

2024年3月5日、Swift 5.10がリリースされた[21]。言語の並行処理モデルが改善され、データ競合回避のために完全にデータ分離を行うことが可能になっている。これはSwift 6になる前の最後のリリースである。
特徴

AppleはSwiftの発表に際して「モダン、安全[22]、高速、インタラクティブ」を大きな特徴として挙げた[2]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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