Sum 41
サム・フォーティーワン
オハイオ州クリーブランド公演(2015年)
基本情報
出身地 カナダ オンタリオ州エイジャックス
ジャンルポップ・パンク[1][2]
オルタナティヴ・ロック[1][2]
パンク・ロック[2]
スケート・パンク
Sum 41(サム・フォーティーワン)は、カナダ・オンタリオ州のエイジャックス出身のロックバンドである。
バンド名の由来は、夏休みの41日目にメンバーが訪れたワープド・ツアーで感銘を受け、この日から活動を開始したことによる。アメリカ・カナダ出身の世界的パンクバンドであり、日本をはじめ各国で絶大な人気を得ている。2006年、デイヴ(ギター)の脱退により、それまであったメタル要素は影をひそめ、4thアルバムでは新機軸のサウンドとなった。2009年には新たなギタリストとしてトムが加わった。
2002年から2003年、2004年と立て続けに来日し、サマーソニックにも出演。2010年の来日時には、大阪のバーでデリック(ボーカル)が暴行を受け怪我をするも、治療を施しステージに立った。
映画『ゴジラ FINAL WARS』の挿入歌として『We're All To Blame』が採用され話題を呼んだ。また『What We're All About』は『スパイダーマン』の挿入歌となっている。『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』の挿入歌である『Noots』は、世界からゴールド、プラチナなどさまざまな賞を受賞した。
2012年、第54回グラミー賞にて『Blood In My Eyes』(5thアルバム『Screaming Bloody Murder』収録)が、最優秀ハードロック・パフォーマンス賞にノミネートされた。
2023年5月9日、解散及びそれに伴うラストアルバム、ワールドツアーを発表。
現メンバー
デリック・ウィブリー(Deryck Whibley (Bizzy D)、1980年3月21日 - ) - リードヴォーカル、リズムギター、身長162cm
2006年、アヴリル・ラヴィーンと結婚。2009年に離婚。実は内気な性格。スティーヴがボーカルをとる際には代わりにドラムを叩く。アヴリルのものによく似たモデルのギターを所有している(フェンダー社のテレキャスターまたはテレキャスターデラックス)。両者ともスクワイアからシグネイチャーモデルが販売されている。また、ミュージック・ビデオにて、現在では希少となったギブソン・マローダーをたびたび使用している。一時パリス・ヒルトンと交際していた。2015年、モデルのアリアナ・クーパーと再婚。
デイヴ・バクシュ (Dave Baksh (Brownsound)、1980年7月26日 - ) - リードギター、ヴォーカル(1998 - 2006、2015 - )
落ち着きがあり社交的な性格。あだ名の由来は茶色い肌から。カナダ出身だが、インドとガイアナの血を有している。生粋のメタル好きである。メタリックなギターソロをはじめメタル要素を積極的に楽曲へ取り入れていた。声域が広い。既婚者。2006年5月15日脱退。その後はクラシック・メタルバンド、ブラウン・ブリゲード(Brown Brigade)を率いた(2009年を最後に活動休止)。彼の脱退に伴い、後任はアヴリル・ラヴィーンという噂が流れたが、関係者は一笑に付した。アルバム『All Killer No Filler』をリリースした辺りから、デイヴとメンバー間のわだかまりは募っていたようで、デリックの曲作りにおいてもデイヴが楽しめる楽曲にするなど配慮していた。そのため、デイヴの脱退は(曲作りが自由に行えるという意味で)肩の荷が下りたという。2015年7月『Alternative Press Music Awards』にてギターとして参加、同年8月に正式復帰となった。
ジェイソン・マクキャスリン(Jason McCaslin (Cone)、1980年9月3日 - ) - ベースギター、ヴォーカル、身長191cm
メンバーの中で最も高身長であり、童顔で痩身という外見とは裏腹に冷静かつ分析的思考の持ち主。マネージャー的な雑務もこなす。既婚者。時おりボーカルをとることがあり、叫ぶような発声が特徴的。ベースはピックで弾く。
トム・タッカー (Tom Thacker (Brown Tom)、1978年4月11日 - ) - リードギター、キーボード、ヴォーカル
デイヴの脱退を受け、2007年よりツアーギタリスト・キーボーディストを務める。デイヴ同様、名前に"Brown"とあるが、白人である。カナダ出身のGobというバンドのフロントマンでもある。2009年、デリックの発表によりバンドの正式メンバーとして加入することが決定した。
フランク・ズーモ (Frank Zummo、1978年7月2日 - ) - ドラムス
脱退したスティーヴの後任として2015年に加入。全員がドラマーで構成されるパーカッションバンド、ストリート・ドラム・コープス(Street Drum Corps)のメンバーでもある。
旧メンバー
マーク・マカダム (Mark McAdam) - ヴォーカル、リズムギター、ベース(1996、1997)
グラント・マクヴィティ (Grant McVittie) - ベース、ヴォーカル(1996 - 1997)
マーク・コスタンゾ (Marc Costanzo) - リズムギター、ヴォーカル(1996 - 1997)
ジョン・マーシャル (Jon Marshall) - ヴォーカル、リズムギター(1997 - 1998)
マーク・スピコラック (Mark Spicoluk) - ベース、ヴォーカル(1997 - 1998)
リチャード・ロイ (Richard Roy (Twitch)) - ベース、ヴォーカル(1998 - 1999)
スティーヴ・ジョクス(Steve Jocz (Stevo32)、1981年7月23日 - ) - ドラムス、ヴォーカル(1996 - 2013)
ドラマーでありながら歌唱することを好み、ラップも頻繁に披露する。ドラムテクニックは若手パンクバンドの中では高いとされていた。オヤジギャグとマシンガントークで突っ走る、メンバー中最も個性の強い人物。過激なユーモアを好み、ライヴ・アルバム『Happy Live Surprise』の特典DVDではグロテスクなコメディ・ムービーを彼が中心となり作成。SUM41のMVをいくつか撮影している。デリック曰く、オーストラリア人の彼女と結婚した。モーラー奏法を体得しているらしい。2013年4月18日に脱退を発表した。
ディスコグラフィー
アルバム
All Killer No Filler (2001年)
Does This Look Infected? (2002年)
Chuck (2004年)