Strawberry_Panic!の登場人物
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Strawberry Panic!の登場人物(ストロベリー・パニックのとうじょうじんぶつ)は、メディアワークス刊『電撃G's magazine』の読者参加企画(原作:公野櫻子キャラクターデザイン真木ちとせ/たくみなむち)及びそれを原作とするメディアミックス作品『Strawberry Panic!』に登場する架空の人物の説明を各メディア毎にまとめたものである。

以下、所属校別に、原作(誌上ゲーム)からのキャラクター、文庫版(正伝)・アニメ版から登場したキャラクターの順で掲載する(複数のメディアに登場するキャラクターは、同様の順で詳細を記述)。原作、文庫版、アニメ版、ゲーム版(PS2)ではそれぞれ、キャラクター設定などが異なる部分がある。

渚砂、光莉、絆奈は、原作及びゲーム版では「読者(プレイヤー)の妹」であるため、苗字は設定されていない。漫画版でも連載当初の渚砂らには苗字がなかったが、アニメ化発表直前の第4話からフルネーム表記に変更された[注 1]
主人公
蒼井 渚砂(あおい なぎさ)
- 中原麻衣[1]ゲーム版の聖ミアトル編の主人公。4年月組。苺をモチーフにしたポニーテールのような髪型。髪の色は赤みがかった茶。
原作
身長155cm、かに座で血液型はO型。読者を「お兄ちゃん」と呼ぶ。編入生としてミアトルにやってきた。少々あわてんぼうで、ビックリするようなことがあるとすぐパニックに陥ってしまう。押しの強いタイプに弱くて、嫌ということができない。光莉や絆奈とは学園に来てから初めて知り合った[2]。アストラエアに、血を分けた本当の妹がいると聞かされている[3]
文庫版
4年(高校1年)の時、ミアトルに編入。登校初日に静馬と出会い、彼女のお気に入りになったことで共にエトワール選に参加することになる。周囲の圧力に耐えながら、静馬のためとがんばってきたが、花織の存在を知ったことでモチベーションが下がる。しかし最後には、渚砂のためと留学を決意した静馬を追いかけていった。
アニメ版
両親が海外に転勤したことをきっかけに、ミアトルOGである叔母(伯母)のつてでミアトルに編入した。原作・小説版の性格に加え、見知らぬ1年生(千代たち)のためにエトワールである静馬を強く説得する意志の強さも見られる。他校の生徒とも積極的に関わりを持つ機会が多く、特にスピカの此花光莉・南都夜々・奥若蕾とは自室で時おり開く「お茶会」を通じて親交を深めている。また、エトワールの花園静馬の別荘へ行った後に落ち込んだ際もル・リム生徒会長である源千華留の提案により、月館千代・日向絆奈たち後輩からは食べ物で元気になると納得されてしまっている子供っぽい一面もある。下級生からの人気も高く、ミアトル生徒会長の六条深雪の裁定によりルームメイトの涼水玉青とのカップリングでエトワール選に出馬するが、結果発表の直前に会場へ乱入した静馬の許へ走り、棄権した。
此花 光莉(このはな ひかり)
声 -
松来未祐[1]ゲーム版の聖スピカ編の主人公。3年アン組。ややカールのかかった薄い金色の髪を背中の辺りまで伸ばしている。
原作
身長152cm、おとめ座で血液型はA型。3年の時にスピカに編入。読者を「お兄ちゃん」と呼ぶ。近所でも評判の美少女で、両親が悪い虫から守るためにスピカに編入させた。何でもそつなくこなす優等生で美しいものが好き。「自分には本当の妹がいる」と絆奈に説明している[4]
文庫版
3年の時に編入。編入直後に学院のスターである鳳天音とエトワール選に出たことで多くの生徒に妬まれ、苦境に陥った果てに密会現場を突き止められて失格。天音と共に駆け落ち同然でスピカを去るが、ある人物の差し金により劇的な帰還を果たした末にエトワールの地位を手にする。
アニメ版
2年の時に編入。「お茶会」参加者の1人で、渚砂たちとも親交がある。様々な紆余曲折を経て、多くの生徒が見守る中で天音のエトワール選出馬宣言に立ち会うが、一時は天音の落馬事故により出馬が危ぶまれる事態に陥る。しかし、ルームメイトの夜々たちに支えられ、また自身の献身的姿勢によりその危機を乗り越えスピカ代表としてエトワール選に出馬。その結果、見事エトワールの地位を手にする。
日向 絆奈(ひゅうが きずな)
声 -
清水愛[1]ゲーム版の聖ル・リム編の主人公。2年B組。茶髪を後ろで2つに結わえている。
原作
身長148cm、おうし座で血液型はB型。お菓子に目がない。好みのタイプは「優しくてかっこいい人」。読者を「お兄ちゃん」と呼ぶ。年齢に比べると幼い性格でちょっとおてんば。そんな性格ゆえか編入してもオドオドせずに明るく振舞うので、たちまち学校の人気者に。お菓子や玩具が大好きなお子チャマ。千華留の奇行に目を白黒させたりしながらも、檸檬と仲良く付き合ったり、籠女の面倒を見たりと、ル・リムの生活に柔軟に適応している。渚砂や光莉と異なり、自分に姉妹がいるという発言はない。
文庫版
変身部所属。そして、聖ル・リム女学校Z組(芸能科)候補生。エトワール選に関わるでもなく、千華留、檸檬、籠女たちとの学校生活を楽しんでいる。
アニメ版
ル・リムへの編入に関する説明は特にない。編入生の噂を聞いて頬を赤らめるなど、別の意味でアストラエアに順応しているようである。また、籠女の意味不明な発言を理解することが出来る貴重な人材でもある。
聖ミアトル女学園
花園 静馬(はなぞの しずま)
声 -
生天目仁美[1]6年雪組。腰より下にまで伸びる銀髪をポニーテールにしている。
原作
身長164cm、いて座で血液型はA型。日舞指導会所属。キスマニア。好みのタイプは「年下」。読者を「(渚砂の)お兄様」と呼ぶ。学園No.1の美貌を持つスター。学業・スポーツとも優秀だが、気まぐれな性格で拘束されることを嫌う。下級生にちょっかいを出すのが趣味だが、非常に飽きっぽいプレイガールでもある。編入したばかりの渚砂に興味を抱く。去年は、花園家所有の牧場にいる馬・スターブライトをスピカの厩舎に預けていた。
文庫版
前年度のエトワール・エネだが、再選を果たすべく渚砂とエトワール選に出馬するも故・桜木花織との悲話を美談として語り継ぐ校内勢力の反感が渚砂に向けられたことで思い悩み、2回戦終了後に海外留学を決意してエトワール選を棄権する。
アニメ版
桃山時代から続く名家の出身。2年前に桜木花織と出会い、恋人関係となるも、彼女の死によって何事にも無気力になり、学園の女生徒たちとの刹那的な関係に溺れるようになる。諸事情により2年前から、花織と共に得たエトワールの地位に留まっている。しかし、三校合同の公務をすっぽかすのが日常茶飯事になっており、そのことがエトワール奪還に燃えるスピカ生徒会のミアトル攻撃材料になっている。深雪の裁定でミアトル代表としてエトワール選に出馬することになった渚砂と玉青のダンス指導を頼まれ、思い悩んだ末に引き受ける。


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