SpaceX
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2017年からは他社に先駆けてロケットの再使用を実施している。2018年には大型ロケットのファルコンヘビーも運用を開始しており、民間の宇宙船を初めて太陽周回軌道にも打ち上げた。

2016年には、これまでユナイテッド・ローンチ・アライアンス社の独占状態にあった米軍事衛星の打ち上げ市場への初参入も果たしている[28]

スペースXは民間による火星探査移民構想も掲げており、2016年にはそのための輸送システムであるインタープラネタリー・トランスポート・システム(後のスターシップ)を発表した[29]
主要製品ファルコン1ファルコン9 Ver1.0、Ver1.1、FT、Block 5、ファルコンヘビー
ロケット

ファルコン1 - 運用終了

ファルコン5(英語版) - 開発中止

ファルコン9

ファルコン9フル・スラスト - 運用中

ファルコン9ブロック5 - 運用中


ファルコンヘビー - 運用中

グラスホッパー - 実験機

インタープラネタリー・トランスポート・システム - BFR ( スターシップ ) に移行

スターシップ/スーパー・ヘビー - 開発中

バージョンファルコン1ファルコン9ファルコンヘビー
第1段1 × マーリン1A(2006年?2007年)

1 × マーリン1C(2008年以降)[30]9 × マーリン1C (v1.0)

9 x マーリン1D (v1.1)9 × マーリン1D のブースターを3基クラスタ
第2段1 × ケストレル1 × マーリン1C (v1.0)

1 × マーリン1D (v1.1)1 × マーリン1D
全高
(最大; m)21.354.9 (v1.0)

69.2 (v1.1)
70 (FT)70
直径
(m)1.73.63.6
離床推力
(kN)3473,807 (v1.0)

5,885 (v1.1)
6,804 (FT)17,000
離陸重量
トン)27.67318 (v1.0)

506 (v1.1)
549 (FT)1,400
フェアリング直径
(内径; m)1.55.25.2
ペイロード
(LEO; kg)4508,500?9,000 (v1.0)

13,150 kg (v1.1)
22,800 (FT)63,800
ペイロード
(GTO; kg)?3,400 (v1.0)

4,850 (v1.1)
8,300 (FT)26,700
値段
(百万. USD)762 (再使用)
95 (使い捨て)[31]90 (再使用)
150 (使い捨て)[31]
1kg毎の最低の値段
(LEO; USD)15,5554,1672,351
1kg毎の最低の値段
(GTO; USD)?11,4465,618
成功率
(成功/総計)2/54/5 (v1.0)

14/15 (v1.1)
28/29 (FT)1/1

[32][33][34][35][36]
宇宙船

ドラゴン(無人輸送型)

ドラゴン2(無人輸送型、有人型)

スターシップ HLS月着陸船

ロケットエンジンマーリン1DスペースXのロケットエンジン」も参照

ケストレル

マーリン

ドラコ

スーパー・ドラコ

ラプター

サービス

スターリンク - 衛星インターネットアクセス

発射場

オメレク島 ロナルド・レーガン弾道ミサイル防衛試験場

ケープカナベラル空軍基地 SLC-40

ケネディ宇宙センター LC-39A

ヴァンデンバーグ空軍基地 SLC-4E

テキサス州ボカチカ スターベース

ファルコン1は全てオメレク島にて打ち上げられている。ファルコン9はSLC-40、SLC-4E、LC-39Aの三つの射場から打ち上げ[37]、ファルコンヘビーはLC-39Aから打上げられている。
備考

スペースXは成功したベンチャー企業にも拘わらず、2018年現在いまだに株式公開 (IPO) を行っていない。同社の評価額は2017年7月時点で212億ドルと見積もられており、これはアメリカの株式未公開企業(ユニコーン企業)の中では4位に位置する[38]イーロン・マスク2013年に「IPOは火星移民船が定期的に飛ぶようになってから」と、また2014年には「どこかのPEファンドに経営を支配され、短期的な利益を得ることに使われるのだけは勘弁してほしい」と語っており、スペースXが創業時からの目標である火星移住構想から離れないよう株式を公開しない考えを示している[39]
その他

Netflixで配信されるドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』のシーズン2第7話において、副大統領のスタッフとして働く野心的な若者コナー・エリスが副大統領夫人に辞意を伝える際に、報酬が良く自身の成長も期待できるとする転職先を「スペースX社」と明かす場面がある。
関連項目

衛星コンステレーション

ワンウェブ

出典^ . https://www.cnbc.com/2021/03/04/spacex-doj-hiring-subpoena-is-definition-of-government-overreach.html 
^ Kenneth Chang (2016年9月27日). “Elon Musk's Plan: Get Humans to Mars, and Beyond”. 2018年3月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月27日閲覧。
^ “Making Life Multi-planetary”. relayto.com (2018年). 2018年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月4日閲覧。
^ Shontell. “Elon Musk Decided To Put Life On Mars Because NASA Wasn't Serious Enough”. Business Insider. 2019年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。


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