Songbird
Songbird 2.0.0の画面
開発元Pioneers of the Inevitable
最新版2.2.0 - 2013年2月4日 (11年前) (2013-02-04) [±]
Songbird(ソングバード)は、かつて開発されていた、MozillaやFirefoxのHTMLレンダリングエンジンGeckoを採用し、XULRunnerプラットフォームに基づいて構築されたクロスプラットフォームで動作するメディアプレーヤー。Songbirdはウェブブラウザの機能も持つ。iTunesのライバルを目指し、GPLライセンスのフリーソフトウェア、オープンソースで開発された。
2010年4月2日、Songbird開発者ブログにてLinux版のサポート中止を発表し[1]大きな波紋を広げたが、4月5日付けの追記では、Linux版のリリースと積極的な機能追加はないが、Linux版ソースコードを維持することや自動ビルド[2]、開発者によるバイナリ配布[3]などは中止しないことなどが改めて発表された。一方で、4月6日には、Linux対応を謳ってSongbirdからフォークした Nightingaleプロジェクト[4]も発足している。
2013年6月14日、Songbirdは6月28日までにすべての活動を停止し、閉鎖されることが発表された。事業の継続のために必要な資金を調達することが不可能であったことが理由とされる[5]。 WebブラウザのFirefoxと同じように、アドオンをインストールすることでユーザーは機能を拡張することができる。 Songbirdではメディアプレーヤーによくあるスキン機能のことをフェザーと呼び、ユーザーは好みに応じて様々なフェザーを選択して利用することができる。ユーザーはCSSなどを利用してフェザーを開発することもできる。 開発は終了している。 バージョンリリース日コードネーム主な変更点Gecko
機能
クロスプラットフォームで利用することができる
MP3、AAC、Vorbis、FLAC、Apple Lossless、Windows Media Audioなどのフォーマットの再生に対応
コンピューター上のファイルをスキャンし、ローカルライブラリで管理する機能
MTPデバイスのサポート
タグ機能のサポート
ギャップレス再生とリプレイ・ゲインのサポート
ブックマーク機能
カスタムミックスの作成
ミニプレーヤーモードを含む設定可能なインターフェース
ユーザーインタフェースを変更するスキンを利用可能
キーボードショートカット、メディアキーボードショートカットのサポート
ウェブページ上のメディアファイルをSongbirdで再生可能なファイルとして認識
MP3ファイルのダウンロード
MP3ブログの購読
アドオンを利用してのLast.fm連携機能
Insound.com、HypeMachine連携機能
iTunesへのメディアのインポート/エクスポート
自動アップデート
OS X版 / Windows版での機能
AppleのFair-Play-encodedによる楽曲をQuickTimeによって再生できる(iTunesによる認証が必要)。
Windows版での機能
Windows Media DRM(英語版)がかけられた楽曲を再生可能
アドオン
フェザー
リリースの変遷
0.12006年2月6日Hilda1.8
0.1.12006年2月22日
UIの修正
より多くの種類のファイルのサポート
0.22006年10月17日
クロスプラットフォームへの対応
多言語への対応
0.2.52007年2月28日
Windows Media DRMファイルの再生に対応.
FairPlayファイルの再生に対応.
マス・ストレージ・サービスの対応.
iPodのサポート.
言語サポート改善
OSに対する統合性の改善
0.32007年10月30日Bowie
タブブラウザでのブラウジング対応
APIのオーバーホール
Gecko 1.9へのアップデート
1.9
0.3.12007年11月6日
bug修正
0.42007年12月27日Cher
ディスプレイ・ペーン機能
0.52008年3月25日Dokken
メディアライブラリのAPI
MTPデバイスのサポート、Zuneを含む
Size:37 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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