この項目では、ザ・タイガースのシングルについて説明しています。その他の用法については「スマイル・フォー・ミー」をご覧ください。
「スマイル・フォー・ミー」
ザ・タイガース の シングル
初出アルバム『THE TIGERS AGAIN
嘆き
(1969年)スマイル・フォー・ミー
(1969年)君を許す/ラヴ・ラヴ・ラヴ
(1969年)
テンプレートを表示
「スマイル・フォー・ミー」(Smile for me)は、ザ・タイガースが1969年7月に発売したシングルである。既にGSブームは完全に終焉を迎えていた。 「スマイル・フォー・ミー」は前年1968年に雑誌『ヤング・ミュージック
解説
吹き込みは映画『ザ・タイガース ハーイ!ロンドン』の撮影のため滞在していたロンドンで行われた[2]。両面共に英語詞から成る作品。イギリス盤も発売され、こちらは「淋しい雨」がA面扱いとなっていた[3]。
曲終盤の転調部分のキーが沢田にとって高過ぎたため、この時ロンドンのレコーディングスタジオにタイガースを訪ねていた中尾ミエ(タイガースと同じ渡辺プロダクション所属)が沢田と共に歌う事で補われている。なおこの曲をライブ演奏する際は沢田が歌えるよう、転調しないアレンジに変えている。
なお、ロンドンでこのセッションをプロデュースしたのは、インド系イギリス人ビドゥー(英語版)で、後にカール・ダグラスが発表した大ヒット曲「吼えろ! ドラゴン」(1974年)で知られることになる。
録音順では1969年8月発売の「嘆き」が先だったものの後で録音された「スマイル・フォー・ミー」が先行発売された。
収録曲
スマイル・フォー・ミー (Smile for me)(2分59秒)
作詞・作曲:Barry Gibb,Maurice Gibb/編曲:John Fiddy[4]
淋しい雨 (Rain falls on the lonely)(2分53秒)
作詞・作曲:Ronald F. Bond,Ronnie Sebastian/編曲:John Fiddy[4]
脚注^ 磯前順一『ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた』集英社(集英社新書)、2013年、216頁。ISBN 978-4-08-720714-9
^ 『ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた』216-217頁。
^ 『ザ・タイガース 世界はボクらを待っていた』221頁。
^ a b ⇒ザ・タイガース/コンプリート・ディスコグラフィー:シングル:スマイル・フォー・ミーの情報を元に整理。「淋しい雨」の作詞作曲者クレジットは日本盤では"R.Bond"のみ、イギリス盤では"Sebastian"のみだった。
関連項目
1969年の音楽
岸部一徳 - 瞳みのる - 森本太郎 - 沢田研二 - 加橋かつみ(途中脱退) - 岸部シロー(途中加入)
シングル
僕のマリー - シーサイド・バウンド - モナリザの微笑 - 君だけに愛を - 銀河のロマンス/花の首飾り - シー・シー・シー - 廃虚の鳩 - 青い鳥 - 美しき愛の掟 - 嘆き - スマイル・フォー・ミー - ラヴ・ラヴ・ラヴ/君を許す - 都会 - 素晴しい旅行 - 誓いの明日 - 十年ロマンス - 色つきの女でいてくれよ - 銀河旅行 - THE TIGERSのWHITE CHRISTMAS
アルバム
THE TIGERS ON STAGE - 世界はボクらを待っている - ヒューマン・ルネッサンス - THE TIGERS AGAIN - 自由と憧れと友情 - ザ・タイガース・サウンズ・イン・コロシアム - ザ・タイガース・フィナーレ - THE TIGERS 1982 - A-LIVE - サヨナラ日劇ウエスタン・カーニバル
出演映画
ドリフターズですよ!前進前進また前進 - ザ・タイガース 世界はボクらを待っている - ザ・タイガース 華やかなる招待 - ザ・タイガース ハーイ!ロンドン - 喜劇 右むけェ左!
所属事務所/レコード会社
渡辺プロダクション - ポリドール/日本グラモフォン
関連人物・項目
渡辺美佐 - 渡辺晋 - 橋本淳 - 安井かずみ - 山上路夫 - すぎやまこういち - 内田裕也 - 加瀬邦彦 - なかにし礼 - 村井邦彦 - グループ・サウンズ - PYG
メンバーの関連項目
表
話
編
歴
沢田研二のシングル
1970年代
君をのせて
許されない愛
あなただけでいい
死んでもいい
あなたへの愛