この項目では、ウェブブラウザについて説明しています。
北欧神話に登場する神獣については「スレイプニル」をご覧ください。
Sleipnir開発元フェンリル
最新版
Sleipnir - Windows
6.5.6.4000 - 2024年5月13日 (18日前) (2024-05-13)[1]
4.8.6.4000 - 2024年5月13日 (18日前) (2024-05-13)[2]
Sleipnir - Mac
4.7.9 - 2021年3月2日 (3年前) (2021-03-02)[3]
Sleipnir Mobile - iPhone / iPad
4.14.3 - 2024年5月30日 (35時間前) (2024-05-30)[4]
Sleipnir Mobile - Android
3.7.6 - 2024年5月28日 (3日前) (2024-05-28)[5]
Sleipnir TV - Android TV
1.4.3 - 2024年5月21日 (10日前) (2024-05-21)[6]
対応OSWindows, macOS, Android, iOS, Windows Phone, Android TV
対応言語8言語
サポート状況開発中
種別ウェブブラウザ
ライセンスプロプライエタリ(本体)
Mozilla Public License(Gecko View)
公式サイト ⇒www.fenrir-inc.com/jp/sleipnir/
テンプレートを表示
Sleipnir(スレイプニル、あるいはスレイプニール[7])は、柏木泰幸
を中心として、日本のフェンリルによって開発されているウェブブラウザ。略称は「プニル」[8]。Internet Explorerのコンポーネントを利用するタブブラウザとして開発が始められ、日本国内におけるメジャーなタブブラウザのひとつとして認知されるようになった[要出典](同種のブラウザにはLunascapeなどが挙げられる)。 詳細は、「フェンリル (企業)」を参照 当初はWindows版のみの開発であったが、2019年現在、複数のプラットフォーム向けのSleipnirが展開されている。 現在ではSleipnir for Windowsとして開発が進められており,カスタマイズ性を重視したSleipnir 4とデザイン性を重視したSleipnir 6が並行してアップデートされている. Sleipnir Mobileは、Android、iPhone/iPad、Windows Phone向けに展開されているウェブブラウザ。各モバイルプラットフォームのアプリケーションとして動作する。 Sleipnir Mobileは、プラットフォームによっては有料版または限定版のBlack Editionが提供されている。 Sleipnir TVは、Android TV向けに展開されているウェブブラウザ。 Sleipnir 2は、Sleipnir 1.xxの流れを汲まない白紙状態から開発が開始された為、従来無かった機能が追加あるいは強化されたり、逆に機能が廃止・未実装されたものがあるなど、Sleipnir 1.xxとは全く異なる性質を持ったアプリケーションとなっている。 本節ではSleipnir 1.xxからの差異を中心に特徴を説明する。
フェンリル社の設立
当初は柏木泰幸が個人で開発を行っていたが、2004年11月16日のソースコード盗難被害[9]をきっかけに、2005年6月13日にフェンリルを設立。
対応プラットフォーム
Windows版
Sleipnir 1.xxSleipnirの名目で最初に開発されたウェブブラウザ。柏木泰幸による個人開発で、当初はWindows向けタブブラウザの一つとして認知されていた。2004年のソースコード紛失により開発が停止[10]し、開発者によるフェンリル社の設立[11]と、Sleipnir 2開発開始のきっかけとなった[12]。
Sleipnir 2 for Windowsフェンリル社が最初にリリースしたSleipnir。Sleipnir 1.xxの特徴を踏まえつつ、プラグイン機能を搭載するなど、様々な機能拡張が行われた。
Sleipnir 3 for Windowsフェンリル社により開発が進められた、Sleipnir 2の後継バージョン。Fenrir Passへの対応などを通して、他のプラットフォームとの連携などを推し進めた。バージョン3.5以降、WebKit レンダリングエンジンを組み込んだ。また Gecko レンダリングエンジンのサポートを終了した(3.0.17が最終サポートバージョン)。
Sleipnir 4 for WindowsSleipnir 3の後継バージョンであり,2019年現在でも開発が続けられている.Sleipnir 2やSleipnir 3で重視されてきたカスタマイズ性の良さが特徴である.
Sleipnir 5 for Windowsウェブブラウザを白紙からデザインし直し、従来のコンセプトとは異なる先端的ブラウザを目指した。ページをそのまま表示するサムネイルタブや、開きたいページを最短で見つけ出す進化した検索フィールドといった数々の機能を、シンプルなツールバーに収めるなどの改善が図られている。
Sleipnir 6 for WindowsSleipnir 5の後継バージョンであり,2019年現在でも開発が続けられている.
Mac版
Sleipnir 4 for Macフェンリル社が開発する、macOS版Sleipnir。
モバイル版
Sleipnir Mobile for iPhone/iPad2010年12月22日に他のプラットフォームに先駆けてリリースされ、のちにiPadに対応した。
Sleipnir Mobile for Android2011年9月15日に正式版がリリースされた。
Sleipnir Mobile for Windows Phone2011年12月2日に正式版がリリースされた。
Android TV版
Sleipnir TV for Android TV2019年5月12日に正式版がリリースされた。
特徴
タブブラウザ機能単一ウインドウ上で複数のページを閲覧することができるタブ機能を搭載している。
Fenrir PassFenrir Pass とは、フェンリルが提供するプロダクト間のコンテンツやデータの同期、ログイン管理などを行うためのアカウントサービスのことである。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}現時点では、ブラウザ間のブックマーク同期のみの対応となっているが[いつ?]、今後、デバイス間でのデータのやり取りやウェブサービスへのログインなど、フェンリルの全プロダクト共通で利用できるアカウントに発展していく予定だと述べられている。[どこ?]
Windows版
Windows版共通の特徴
ブラウザエンジンの選択機能HTMLレンダリングエンジンはInternet Explorerで使用されているTridentを基本としているが、バージョン2以降より複数のレンダリングエンジンをサポートし、ユーザーが任意に選択して利用することが可能になった。バージョン2系列においてMozilla FirefoxのエンジンであるGeckoをサポートし、エンジンの選択が可能となった。ただし、当初のGeckoはページ表示確認用など限定的な利用が想定されており[13]、導入にもプラグインのインストールが必要など、本格的にはサポートされていなかった。バージョン3系列ではGeckoも本格的にサポートされ、ブラウザエンジンの選択機能が本格的に利用できるようになった(3.0.17.4000まで)。バージョン3.5.0.4000以降、SafariのエンジンであるWebKitを組み込み、これを標準のエンジンとした(4.1.4.4000まで)。これにより動作速度が大幅に高速化し、マルチプロセスに対応するようになった。また、Chrome拡張機能をインストールすることが可能になった。Geckoレンダリングエンジンについてはサポートを終了した。バージョン4.3.0.4000以降、WebKitのサポートを終了し、より高速な、GoogleがChromium向けに開発したBlinkを組み込んだ。また、Tridentエンジンは、Internet Explorer 7で利用されている3.1と、Internet Explorer 10で利用されている6.0の2つをサポートした。バージョン5以降においてTridentエンジンのサポートが廃止され、現在Blinkエンジンのみが採用されている。
Sleipnir 2 for Windows
プラグイン機能の搭載多くの機能がプラグイン化されており、ユーザーが必要に応じて有効・無効の切り替えや追加・削除を行うことが可能になった。
カスタマイズ機能の強化画像や言語表記の多くをファイル形式で持つなど、ローカライズやカスタマイズを強く意識した設計がなされた。
上級者のためのブラウザ公式ページにおいて「上級者のためのブラウザ」を謳っている。初級者のためには、IEからも違和感なく移行できるGraniが同社によりリリースされている。
お気に入りSleipnir独自またはIEと共通のお気に入りを選択して使用できる。お気に入りに登録したサイトを検索することも可能。そのほか、複数ページをいちアイテムに記録する、お気に入りグループ機能も備えている。
RSSダイナミックフォルダ標準でフィードに対応しており、お気に入りにRSSを登録することができる。閲覧しているページにRSSが存在すると自動的に通知するRSS Auto Discovery機能を搭載している。
検索バー、ページ検索バーツールバー上から直接ウェブサイトを検索することができる。また、複数キーワードでのページ内検索、ハイライトに加え、検索に合致した行の抽出も可能。
SmartSearch選択部分のキーワード検索、ハイライト、翻訳などを素早く実行できるユーザーインターフェースを持つ。項目は自由に変更することができる。
マウスジェスチャーマウス右ボタンのドラッグによって、メニューを選ばずとも機能を実行させることができる。
セキュリティ切り替えJavaScriptやActiveXの制御など、ページ表示に関するセキュリティ設定をワンクリックで変更可能。
拡張機能スクリプトや追加プラグインによって機能を拡張することができる。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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