Slashdot
URLhttps://slashdot.org/
スラッシュドット(英: Slashdot)は、特に米国で有名な、コンピュータ関係のニュースを扱うWeb上の電子掲示板である。他のウェブサイトで紹介されたニュースなどの要約をリンクと共に提供し、それに対して読者がコメント(意見)を書き込んでいく。英語版には過去に5300件以上のコメントが寄せられたことがあった[1]。日本語版へのコメントは最大1018件であった[2]。 2023年現在日本の日本語版と米国の英語版は独立して存在する。 ニュース記事(「ストーリー」)は読者からの投稿(「タレコミ」)として編集者グループに提供され、それを各編集者が選択して掲載する、という方式が採られている。各記事には、匿名・非匿名関わらずに読者が自由に「コメント」を投稿することが出来る。
米国版
また、アカウントを持つものは、投稿したコメントへのモデレーションや行ったモデレーションへのメタモデレーションに応じて「カルマ」と呼ばれるポイントが付与される。このカルマは、先のモデレーション権取得条件の一つであったり、投稿のモデレーション初期値を+2にすることができる(ただしこれを行うと代償としてカルマは下がる)など、若干の特典が得られる。なお、カルマの数値は実際に示されることはなく、ユーザは「たっぷり」などのような抽象的言葉でのみ知ることができる。
ログインせずに匿名で投稿した場合、投稿者名が Anonymous Coward(匿名の臆病者の意味、AC)となり、前述のモデレーションシステムや大量の連続投稿ができないなどの制限がある。その一方で「内部の人間なのでACですが……」と注釈付きで貴重な情報を提供する技術関係者も多く、そのような発言に対して、同サイトのモデレート制度により「参考になる」等の評価が寄せられることもある。
掲載された記事には内容に応じたトピックに属する。それぞれに対しトピックアイコンが用意されている。また、トピックとは別にセクションという区別が設けられており、セクションローカルとして投稿されている記事は基本的にトップページにタイトルだけが載る(編集者が決める)。例えばアンケート記事である「Slashdotに聞け! (Ask Slashdot)」などはセクションの一つである。
記事の傾向としては、多方面に及ぶ新技術に関するものから、セキュリティに関する情報、様々なマニアックなネタ、IT業界に関する経済的な記事を主とする。
歴史
1997年07月、前身となるサイトが短期間存在した。その頃の呼称は「Chips & Dips(チップス・アンド・ディップス)」。
1997年09月、ロブ・マルダ(英語版)により slashdot.org が誕生。
1997年12月31日、記事が初掲載される[3]。
2000年02月24日、10,000番目の投稿記事[4]。
2002年10月01日、5周年を迎える(正式な開設日は開設者も覚えていないらしい)[5]。
2005年09月22日、サイトのデザインを変更する。
2006年11月09日、16777215 (2の24乗 ? 1)のコメント数に到達[6][7]、データベースが一時破損する[8]。
2007年10月01日、10周年を迎える[9]。
スラドURLhttps://srad.jp/
日本版
言語日本語