Skype
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PSP[5]
PS Vita
iOS
Android
プラットフォームクロスプラットフォーム
種別インターネット電話
ライセンスフリーウェア
公式サイトwww.skype.com
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Skype(スカイプ)は、マイクロソフトが提供するクロスプラットフォーム対応のコミュニケーションツール(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。ビジネス用途向けには同社提供のSkype for Businessが存在する。開発者は旧スカイプ・テクノロジー社のニコラス・センストロムヤヌス・フリス。Skype(英語発音: [?ska?p] スカイプ)は、「Sky peer-to-peer」の略である。
概要Skypeを用いたビデオ会議(令和2年度第1回国と地方の協議の場)

初期はP2P技術を、現在はクラウドベースのシステムを利用したクロスプラットフォーム対応のコミュニケーション・ソフトウェアであり[6]、無料で提供されている。比較的低速な回線やファイアウォールの内側でも高音質の安定した通話を実現できることが特徴。Skype間の無料音声・チャット・ビデオ通話機能を備えるほか、一般の電話との相互通話を実現する機能(国によって制限がある)や、最大100名までのグループビデオ会話機能、リアルタイム字幕表示などを備えている。

Windows版はWindows 7以降のバージョンに対応している。LinuxmacOSiOSAndroid用のソフトウェアが同社から無料で提供される。Linux においてはディストリビューションごとに対応が異なり、現在でも公式リポジトリに含めているものも存在すれば、マイクロソフトによる買収後に公式リポジトリからは除去され、有志のPPAによる配布のみのものもある。日本語版のソフトウェアは Skype の公式サイトのほか、提携先(後述)からも入手可能。

2016年には正式版のリリース前に次期バージョンを受け取れる「Skype Insider Program」が開始された[7]。2018年11月には「Skype 8.0」ベースに移行した[8]。2020年6月12日にはMicrosoft TeamsとSkypeの間でチャット・通話が可能になった[9]

ラジオ番組の中では、遠隔地にいるラジオパーソナリティリスナーとを放送中にスカイプでつなぎ、電話中継に似た形で通話をそのまま放送することがある。とくにアマチュアが趣味で放送しているインターネットラジオで比較的多く見られる。

名称は当初、 Skyper(スカイパー)とする予定だったが、ドメインがすでに取得されていたので、Skype に変更した。
機能

Skype ユーザー間で、1対1またはグループでの無料
音声・HDビデオ通話が可能。

Microsoft Teamsとの間でチャット・電話・ビデオ通話が可能。(データは転送時、保管時共に暗号化される)。

グループ通話機能は最大100名まで同時に参加可能[10]

グリッドビューによるビデオ通話はデスクトップ版は最大12名、モバイル版は9名まで対応する[11]

音声・ビデオ通話のリアルタイム字幕表示に対応している。

ゲスト参加機能。アカウントを作らずゲスト用のリンクを生成し、会議に参加可能[12]

好みの背景画像を使用できるバーチャル背景機能が導入されている。また、配信者の背景をぼかし、プライバシーを保護する[13]背景ぼかし機能がある。(Windows版、iOS版、iPadOS版のみ)

仮想空間の背景を共有するTogetherモードがある。

高音質な通信も可能。

リアルタイム通訳機能であるSkype Translatorが実装されている[14]

OneDriveと連携し、クラウド上のファイルをSkypeアプリで共有可能[15]。現在はOneDriveと統合されている[16]

携帯電話、固定電話への通話に対応。

SMS(テキストメッセージ)の送信。

音声メッセージ機能は最大2分録音が可能[17]

複雑な設定無しに、一般的なファイアウォールやNAT内からでも通信が可能。

エンド・ツー・エンドのセキュアな暗号化通信が可能。アクセス毎に認証キーが変わる。

世界の誰からでも通話・チャットを受け付ける「Skype Me」機能(バージョン4以降、廃止)

相手がオンラインかどうか確かめる機能や、最大25人までの同時通話が出来る電話会議機能も実装されている。また、インスタントメッセンジャーやファイル転送の機能もある。

デスクトップ版

グリッドビュー機能は最大12名まで同時に表示可能[18]

モバイル版

スクリーン共有に対応[19]

Web版

Web版はインストールの必要がなく、対応するWebブラウザーのみで使用可能。

仕様

APIが公開されている。

システム要件[20]
デスクトップ
Skype for Windows デスクトップ

OS:
Windows 78/8.11011

CPU:デュアルコア 1.5 GHz以上

システムメモリー:2GB以上

DirectX v9.0以降

グループビデオ通話の場合

5人以下(最高品質の通話をする場合)

インターネット回線:高速ブロードバンド接続推奨(持続的な512Kbps以上の回線速度が必要)

CPU: 1GHz 以上のプロセッサもしくはCore 2 Duo 1.8GHz


Skype for Windows 10 & 11(ストアアプリ版)

Windows 10 (バージョン1809以降)

Windows 11 (バージョン 1809以降)

Skype for macOS

OS:
OS X v10.11以降

CPU:1GHzのIntelプロセッサ(Core 2 Duo)

システムメモリー:1GB以上

ソフトウェアの要件

最新バージョンのQuickTime


Skype for Linux

OS:64-bit Ubuntu 14.04 以降、64-bit Debian 8.0 以降、64-bit OpenSUSE 13.3 以降、64-bit Fedora Linux 24 以降

CPU:デュアルコア 1.5 GHz以上

システムメモリー:2 GB 以上

ハードディスク:100MB以上の空き容量のあるハードディスクドライブ

Xv対応のビデオカードドライバ

ソフトウェアの要件

libappindicator1 または GtkStatusIcon を使用して、Skypeをトレイに表示します(省略可能)


モバイル
Skype for Android

Android 4.0.4以降

日本においては当初、Skype auとしてau IS03IS01にのみ対応していたが、現在はどのキャリアの端末でも使用できる(Google Playからダウンロード可能)。


Skype for iOS

iOS 10以降のiPhone / iPod touch / iPad

無線LANでのインターネット接続環境(2010年5月30日のアップデートにより携帯電話回線でも利用可能)

Apple ID(アプリがApp Storeで配布されるため)

第3世代のiPod touchの場合、音声送話には対応マイクロホンが必要(第4世代以降はスピーカーフォン形式ながら単体での通話が可能)

H264対応デバイスが必要。


Skype for Amazon Kindle Fire

Fire OS 7以降

Web
Skype for Web

対応Webブラウザー

Microsoft Edge、最新バージョンのGoogle Chrome


その他
PlayStation Portable / PlayStation Vita

PSP (PSP-2000, PSP-3000, PSP go)

システムソフトウェア Ver3.93以上


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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