Simeji
作者バイドゥ株式会社
開発元バイドゥ株式会社
最新版Android版 12.4.2 2023年10月9日 (7か月前) (2023-10-09)[1]、iOS版 12.7 2023年10月10日 (7か月前) (2023-10-10)[2]
プログラミング
言語Java(Android版) Swift(iOS版)
使用エンジン
Simeji(シメジ)は、中国検索エンジン大手である百度の日本法人バイドゥ株式会社により開発、運営されるAndroid・iOS向けの日本語入力アプリ(IME、キーボードアプリ)である。
前身であるinJap(インジャップ)というアプリまたはSimejiのバージョン4までは、プログラマーであるadamrockerこと足立昌彦とデザイナーである矢野りんの2名で開発していた[3]。Simejiが2011年12月13日に中国百度の日本法人であるバイドゥ株式会社に買収されると同時に開発者2名も同社へ移籍した。
iOS 8でサードパーティ製のIMEが解禁されることを受けて、2014年8月6日にiOS版のSimejiを開発中であることが公表された[4][5]。開発言語はSwiftであるという。 Simejiに搭載されたマッシュアップ機能である[8]。これはSimejiで入力した確定前の文字をマッシュルームアプリに送り、マッシュルームアプリによって別の文字に入れ替えを行うものである。 例えば、漢字の読みを入力して呼び出すと入力した文字が人名用の旧字体の漢字に置き換わるアプリや、何も入力せず呼び出してAndroid端末内の画像データをimgurに送り、その画像のURLを入力するアプリなどがある。 Google日本語入力[9]、ATOK[10]、POBox Touchなど他社製IMEでもマッシュルームをサポートするものが存在する[11]。 アニメ用語から時事ネタなどクラウド辞書で200万語の単語に変換できる機能である。ニコニコ動画、ゲームチャット、遅刻の言い訳など、多様なシーンで使える「定型文」やユーザーが提案した「おもしろ変換」、顔文字をみんなとシェアする「みんなの辞書」などのバリエーションがある。 2020年3月29日志村けん死去が報じられた翌30日、「しむらけん」の変換候補に「今まで多くの人々を笑わせ、幸せにしてくれてありがとうございました。」が搭載された[12]。 キーボードの背景デザインをユーザーの好きな写真・画像・動画に変更できる機能である。その他に文字色、フリックガイド、フォントの調整もできる。 2017年6月14日公開。[13]人工知能(AI)の導入により、早口・長文で話しても高い精度を保って変換できるほか、「句読点を自動で入力」「入力内容に合った顔文字・絵文字の候補提案」も行う。 LINEやTwitterなどの返事を待っている際に、左から右にスワイプするとゲームで遊べる機能である。(2019年6月時点で全23種[14]) 正式名『Simeji 今年の顔文字大賞』。2014年の第1回開催より毎年12月初旬頃に発表されている“最も今年らしい”顔文字を選ぶ賞である。顔文字は日本独特の文化として発達しており、記号だけではなく世界中の文字や環境依存文字・絵文字などと組み合わせて、様々な顔文字が作り出されている。Simejiに登録のある5万種類以上の顔文字から、ユーザーが多用した顔文字やその年に話題となった言葉が反映された顔文字22作品を選出。そのノミネート顔文字の中から今年の顔文字をユーザーの投票により決定する。 年顔文字よみ投票数
対応機種
Simeji
Android 1.6以上の機種(ARM CPU)
Simeji (iPhone/iPod touch版)
iOS 8.0 以降の機種
Simeji classic
Android 1.5以下の機種(ARM CPU)、このバージョンはあまりメンテナンスされておらず2022年現在での最終更新日時が2011年9月13日となっている。[6]
Simeji for x86
Android 1.6以上のx86CPU搭載機種[7]
特徴
フリック入力
ニコタッチ入力(商標の関係上ポケベル入力方式と呼んでいる)
QWERTY配列
ハードウェアキーボードへの対応
マッシュルームアプリへの対応
クラウド変換機能(クラウド超変換)
キーボードのきせかえ
音声入力機能
ミニゲーム
マッシュルームアプリ
クラウド超変換
キーボードのきせかえ
音声入力機能
ミニゲーム機能
顔文字大賞
2014年(( ?? )パァぱあ、ぱぁ約4,000票[15]
Size:76 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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