Shungo.
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shungo.
別名HIMK
SHUNGO.M
Shungo
Shungo Makihashi
Braid
生誕
8月9日
出身地 日本東京都
ジャンルJ-POPR&B
職業作詞家
音楽プロデューサー
歌手
作曲家
活動期間1995年 -
レーベルSony Music Entertainment(Japan) Inc.
(1995年 - 1997年)
Universal Music LLC
(2000年)
事務所Sony Music SD NETWORK
(1995年?)
Hibiki Sound Factory Inc.
(2000年?)
ROCK FIELD
(業務提携)
Ryuken
(業務提携)
RISING PUBLISHERS CO.,LTD.
(2016年11月?)

shungo.(シュンゴ)は、日本の作詞家音楽プロデューサー歌手作曲家

別ペンネームにHIMKなど。
人物

東京都出身。

大手メジャーレコード会社主催のボーカル・オーディションを2度受け、2度とも最終選考を通過した。また、シンガーとして2度メジャー・デビューを果たしている(いずれも下記参照)。

作詞作曲をこなし、コーラスアレンジを得意とするが、近年の際立った活動としては作詞家としての仕事が主である。

2022年いっぱいまでに、表題曲の作詞、作曲、もしくはプロデュースを手掛けたシングル(ダブルA面、共作、配信のみのリリース含む)は104作品で、そのうち10作品が日本レコード大賞金賞または優秀賞を、1作品が特別賞を受賞、また、オリコン週間チャートにて1位を獲得した楽曲は6作品、10位以内にランクインした楽曲は45作品(1位含む)である。

男性ダンス&ボーカルユニットw-inds.に70作品以上の歌詞を提供している。

かつて雑誌のインタビュー内で「shungo.さんは(外見的に)どんな感じの人?」と質問されたw-inds.が、「DA PUMPのISSAさんとKENさん(当時)を足して2で割った感じ」と答えている。

元々飲み友達であったMEGUMIが2004年に歌手としてフルアルバム『LOVE ALL PLAY』を制作する際、MEGUMIがshungo.に直接連絡を取り、2曲のプロデュースを依頼した[1]

日本のR&Bボーカルグループ・Full Of Harmonyに次ぎ、アメリカの音楽プロデューサーでありR&BシンガーソングライターであるNe-Yoの書き下ろしのオリジナル楽曲に日本語詞を付けた2組目の日本人である(「Truth?最後の真実?」)。

その他、1980年代後半に絶大なる人気を博したアメリカのシンガーソングライター・デビー・ギブソン(「fever」「Electric Youth?電撃的青春?」)や、アメリカ屈指のベテラン音楽プロデューサーでありコンポーザーであるスティーヴ・キプナー(「BOYS' QUEST」「Baby Maybe」)、同じくアメリカで近年実績を上げつつあるプロデューサー兼コンポーザーのデーモン・シャープ(「Addicted to love」)等をはじめ、世界レベルで活躍する海外のアーティストやプロデューサー、コンポーザーによる書き下ろしオリジナル楽曲に日本語詞を付けることが多い。

受け取り手の好き嫌いがはっきりわかれやすい作詞家であるらしく、本人の「作品が一度世に出てしまえば、例え自分が書いたものであっても、判断や受け取り方はアーティストやリスナーに委ねるしかない」というプロとしての冷静な方針とは相反し、新たに手掛けた楽曲がリリースされる度、とても一職業作家に関するものとは思えないような白熱した詳細な賛否両論が数多の関連BBSSNS等で多く議論されている。しかしこれに関しても本人は、「万人に支持される作品を創り上げることは不可能。批評に左右され“自分らしさ”を失うことが一番怖いこと」と注釈を付けた上で、「批評によって無意識にでもブレが生じることを避けるため、自分の作品が論議されている可能性のある“場”にはまったく足を踏み入れない」という策を掲げている(歌ネット内・言葉の達人・インタビュー記事より抜粋)[2]

2008年8月22日「PERSONA MUSIC LIVE Velvetroom in AKASAKA BLITZ」での川村ゆみ担当等、ごく稀にヘアメイクをこなす。

公益財団法人メトロ文化財団 第23回メトロ文学館「詩」部門一般公募において、本名で書いた作品『真夏の夜の夢』が入選作品に選出される。(審査委員は、詩人、エッセイストの白石公子。)東京メトロ電車内中吊りポスター掲載作品として、期間限定で日本橋駅構内コンコース及び地下鉄博物館にて展示された。続き、第37回同公募にて、『異次元ステーション』が優秀作品に選出される[3]。東京メトロ電車内に中吊りポスターとして期間限定で掲出される。

特定非営利活動法人 江戸ソバリエ協会より、江戸ソバリエ認定を受けている。

中学時代から荻野目洋子のファンであり、現在は同じ事務所に所属。自身のデビュー以降「ご縁の要に必ず荻野目さんがいらっしゃる」と明かし、「いつか詞を書けたらいいなと思います」と語る[4]

2020年2月19日Zepp DiverCity Tokyoにて開催された盟友YOSHIKOのイベント「YOSHIKO先生 ハロプロ振付20周年記念 team445 ダミーFes.?『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』から20年☆ 振り付け全494曲エピソードダイジェスト?」に友情出演、同じく友情出演した川口大輔の鍵盤で、2003年にモーニング娘。さくら組のデビューシングルとして発表された「晴れ 雨 のち スキ ?」を歌唱した。また同イベントには、主役であるYOSHIKO、ダミーダンサーズであるteam445の他、モーニング娘。'20太陽とシスコムーン、元ZOOのメンバーであるHISAMIが出演、中盤につんく♂がサプライズ登場した。ラストはつんく♂を除く出演者総出で、モーニング娘。'14の楽曲「What is LOVE?」を、フォーメーション含め、未発表の振りで全員でパフォーマンスをして幕を閉じた。また、2021年6月18日、19日、20日、BPMにて開催されたYOSHIKOの第2弾イベント「445Fes.」Day 2でのアコースティックミニライブ&トークでは、前イベント同様、共にゲスト出演した川口大輔の鍵盤で、「晴れ 雨 のち スキ ?」、2003年にモーニング娘。20枚目のシングルとして発表された「Go Girl ?恋のヴィクトリー?」のカップリング曲「恋ING」、2017年にモーニング娘。'17デジタル・ダウンロードシングルとして発売された「五線譜のたすき」を歌唱した。「恋ING」「五線譜のたすき」ではYOSHIKOが未発表の振りでダンスを披露。続く2022年11月4日、Veats SHIBUYAにて開催された、YOSHIKO及びteam445の第3弾イベント「445Night」でのアコースティックミニライブでは、前イベント、前々イベント同様、共にゲスト出演した川口大輔の鍵盤で、team445オリジナル楽曲「445」の中から『オートクチュール』と、2009年に発表された松浦亜弥の5thアルバム「想いあふれて」の表題曲であった同タイトル曲を歌唱。また同イベント内で披露された、太陽とシスコムーンの「Hyper Medley」(「宇宙でLa Ta Ta」「Everyday Everywhere」「ガタメキラ」「HEY! 真昼の蜃気楼」「Magic of Love」「月と太陽」「ENDLESS LOVE ?I Love You More?」7曲マッシュアップ・メドレー)と、team445オリジナル楽曲「445」(『445 Formation』『Cutie Girls』『オートクチュール』の3曲から成るメドレー方式の1曲。配信リリース済み。)は共にshungo.がプロデュースしたものである。

作風

1980年代の職業作詞家の技法を踏襲するような、
島谷ひとみに提供した「早春」(共作)をはじめとする叙情的なものから、同じく島谷ひとみに提供した「プラハの女」「El Dorado」のような異国情緒ものや、玉置成実に提供した「Reason」(2004年)、「Result」(2006年)、「Reborn」(2024年)、高橋瞳に提供した「僕たちの行方」(2005年)と、これまで4度に渡り作詞を担当した『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』(スペシャルエディション含む)、劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(それぞれ順に、エンディングテーマ/エンディングテーマ/オフィシャルサポーターソング/オープニングテーマ)といった大型アニメタイアップの王道アニメソングまでその作風は幅広いが、2009年以降からの作品の傾向として、最も得意とするのは、独特のライミングや独自の日本語のはめ方を駆使したダンス・トラックものであると言える。特筆すべきは、英語的なその乗りをほぼ日本語のみで構築する点である。そのためキャリア初期は、敢えて狙ってそうしていると思われるにしてもどうしても早口になるケースが多く、大抵一聴しただけでは詞が聞き取れなかった。近年においては詞の字数が多かった故の早口歌唱になる点が改善され、格段に詞の聞こえがよくなっている。かつて新星堂フリーペーパー『pause』の記事にて、「トラックに日本語を乗せるスキルは超一流」と絶賛されている。またそういった特色は、「シンガーとしてもライターとしても尊敬している」と公言し公私共に交流のある日本の女性手であり音楽プロデューサーであるMICHICOの影響を多大に受けていると推測される(他にも尊敬する作家として、松本隆康珍化の名を取材時に挙げている)。

全体的にストーリー性の高いものが多く見られる。とりわけw-inds.谷村奈南、2010年以降の玉置成実MAXへの提供作品(主にカップリング曲やアルバム曲)においては、主人公のキャラクターや設定が徹底して具体的な、短編映画のような作風の詞が多く見られる(宇宙で漂流する宇宙飛行士を描いた「Space Drifter」(w-inds.)、女性上司と密かに交際する平社員が主人公の「You are...」(w-inds.)、近未来、愛する人を亡くして絶望し、死以外に哀しみを回避する唯一の方法として、非合法なアンドロイド脳手術を受け、感情を失くすことを選んだ主人公が、手術台の上でアンドロイドになる直前までを描いた「Don't remind me」(w-inds.)、ストーカーに付きまとわれる女子大生を描いた「Mind Ya Biz」(谷村奈南)、マルタイ(護衛対象者)に恋をしてしまった女スパイを描いた「WONDER WOMAN returns」(MAX)、江戸時代タイムスリップしてしまった主人公を描いた「SAMURAI」(SUPER★DRAGON)、ボリウッド・サウンドを基盤に、あらゆる角度からひたすらインドをからめ家族観を歌った「廻るパリワール」(金澤豊)等)。

2009年にw-inds.のカップリング曲(初回盤B/通常盤収録)として詞提供した「Tribute」は、2009年6月25日に急逝した故マイケル・ジャクソンに捧げた楽曲である。マイケルをリスペクトし、詞中には「MAN IN THE MIRROR」、「THRILLER」、「BAD」、「OFF THE WALL」、「DANGEROUS」、「ABC」、「I WANT YOU BACK」といったジャクソン5時代を含めたマイケルの代表曲やアルバム・タイトルが散りばめられ、マイケルを象徴する“KING OF POP”という冠言葉も登場する。また、マイケルの得意としたバックスライド“ムーンウォーク”や、ショートフィルムムーン・ウォーカー』で披露されている、マイケルが特許を持つ45度傾くダンス・パフォーマンス“ゼロ・グラヴィティ[5]”に関しても間接的に触れ称賛。その他、マイケルの楽曲「Black Or White」と掛け合わせたかのような、『圧倒的なパフォーマンスは白黒付けられないレベル』と、マイケルが生涯をかけてこだわった人種問題に言及したような表現も見られる。

2011年にw-inds.のカップリング曲(通常盤A収録)として詞提供した「Humanizer」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を受けて書かれた作品で、shungo.本人の被災地における約2ヵ月間に及ぶボランティア活動を元にした心情が綴られている(ソニー・マガジンズ刊行・音楽月刊誌「PATiPATi」2011年9月号/w-inds.インタビュー記事より)。

2018年6月6日、約3年8か月ぶりに発売されたグループ通算29枚目となるDA PUMPのシングル「U.S.A.」(1992年発表のジョー・イエローのユーロビート楽曲「USA」のカバー)のリリースに伴い、リリース前からジャケット、MVの公開が順次始まると、"ダサかっこいい"と次第に話題になり、ネット上等で“バズる”結果となり、ハロプロファンや数多くの芸能人を“中毒者”として虜にし注目を集める。その要因として、ジャケット、MV、衣装、パフォーマンスと共に、<C’mon,baby アメリカ どっちかの夜は昼間>などのパワーワードが数多く散りばめられた、ハロプロ作品を思わせるような“トンチキ”感が漂うカタカナを多用しているレトロ感や、原曲の英語詞<cheek to cheek>部分に日本語で<地球人>と当てる“空耳”的なセンスも含め、shungo.が手掛けた日本語詞にも注目が集まる[6]。その後もDA PUMPへの詞提供を連投、一躍ヒットメーカーとして名を馳せ、DA PUMP及びshungo.本人と同事務所所属のアーティストを中心に、多くの作品の作詞、プロデュース、作曲等を行っている[7]

社会貢献活動

2011年3月11日に発生した
東日本大震災直後から、被災地である宮城県亘理郡山元町、宮城県石巻市、宮城県気仙沼市災害ボランティアとして赴き、約2か月間活動。その間、一切の音楽制作活動を休止した。その後、東日本大震災関連の、当時の最終のボランティア活動地域であった宮城県気仙沼市本吉町蔵内に居を移し、2013年10月いっぱいまで約2年3か月移住、地域に根付いた支援活動を行った。(本人のFacebookにその間の生活が詳細に綴られている。投稿はほぼ非公開であるが、基本データの詳細情報は閲覧可能。)

その後も下記の自然災害の被災地においてのボランティア活動、地域支援活動を継続的かつ精力的に行っている。

平成27年9月関東・東北豪雨(2015年)…平成27年台風第18号が猛威を振るった平成27年9月関東・東北豪雨直後より継続的な茨城県常総市内での活動。

熊本地震(2016年)…2016年4月14日に発生した熊本地震の直撃を受けた熊本市内滞在での活動。

岩手県岩泉町・河川氾濫による水害(2016年)…平成28年台風第10号による岩手県岩泉町滞在での活動。

平成29年7月九州北部豪雨(2017年)…2017年7月5日から6日にかけて、福岡県大分県を中心とする九州北部で発生した平成29年7月九州北部豪雨に伴い、トータル約1ヵ月間福岡県朝倉郡に滞在しての朝倉市内での活動。


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