Segoe
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Segoe(シーゴー、シーゴ[1]、[?si??o?]、SEE-goh)はマイクロソフト社が使用する[1]書体の一つである。
概要.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{display:flex;flex-direction:column}.mw-parser-output .tmulti .trow{display:flex;flex-direction:row;clear:left;flex-wrap:wrap;width:100%;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{margin:1px;float:left}.mw-parser-output .tmulti .theader{clear:both;font-weight:bold;text-align:center;align-self:center;background-color:transparent;width:100%}.mw-parser-output .tmulti .thumbcaption{background-color:transparent}.mw-parser-output .tmulti .text-align-left{text-align:left}.mw-parser-output .tmulti .text-align-right{text-align:right}.mw-parser-output .tmulti .text-align-center{text-align:center}@media all and (max-width:720px){.mw-parser-output .tmulti .thumbinner{width:100%!important;box-sizing:border-box;max-width:none!important;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow{justify-content:center}.mw-parser-output .tmulti .tsingle{float:none!important;max-width:100%!important;box-sizing:border-box;align-items:center}.mw-parser-output .tmulti .trow>.thumbcaption{text-align:center}}マイクロソフトのSegoeのさまざまなロゴへの使用マイクロソフトの2012年以降のロゴMicrosoft WindowsのロゴOffice 2013以降で使用されているMicrosoft Officeのロゴ

マイクロソフト社はSegoeをオンライン、印刷商業媒体の両方で使用しており、Windows VistaMicrosoft Office 2007、それ以降に発売された同社の製品のロゴなども含まれる。2012年以降、マイクロソフト社はSegoeを同社の社名ロゴに使用している[2]

加えて、Segoe UIと呼ばれるSegoeの派生フォント群(フォントファミリー)はさまざまなマイクロソフト社の製品で使用されており、Microsoft Office 2007やWindows Live Messenger 2009のような同社製のアプリケーションにもこのフォントが使用されている。英語版のWindows VistaWindows 7ではデフォルトのシステムフォントとして設定されている。2013年現在、Segoe UIはHotmailに代わるWebメールソフトとして導入されたOutlook.comユーザーインターフェイスでも使用されている。SegoeおよびSegoe UIはラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字およびアラビア文字用のフォントであり、日本語や中国語などのグリフは含まれない。日本語版Windows 7のデフォルトのシステムフォントはメイリオとなっている[1]

Segoeはもともとモノタイプ・イメージング社(en:Monotype Imaging)により開発されたが、現在その名前はマイクロソフト社が商標を保有している。
歴史

Segoeは当時Monotype社[注 1]に勤めていたSteve Mattesonにより考案された。マイクロソフト社はタイプフェースやユーザーインターフェイスのフォントとして使用するライセンス契約を結び、温かみがあって読みやすい文字としてデザインされた。MattesonはSegoeを基にした様々な書体やイタリック体を生み出していた。
ライセンス論争

2004年、マイクロソフト社はSegoeの特定のフォント及びそのイタリック体フォントをオリジナルのフォントであるとして欧州連合 (EU) で登録商標及びデザイン特許の登録申請を行った。ドイツのフォント製作企業であるLinotype社は、マイクロソフトのSegoe UIがLinotypeの開発したFrutiger(フルティガー)という書体に酷似しているとして抗議した。EUへの特許申請書の中でマイクロソフトは、LinotypeがFrutiger及びその派生フォントを2004年以前に発売していたことを示すことができなかった、と主張した。

EUはマイクロソフトの主張を退け、2006年2月にマイクロソフトの特許申請を却下した[3]。マイクロソフトはこの判決に対して控訴することはなかった。マイクロソフトは現在でもアメリカ合衆国のデザイン特許をさまざまなSegoeをベースとしたフォントに適用している。

同じ時期となる2004年末、6年間Agfaの子会社だったMonotype社はTA Associates社に買収され、会社名をMonotype Imaging(英語版)と改めて運営することとなった。その後、2006年8月にMonotype ImagingがLinotypeを買収[4]した。マイクロソフトのSegoe特許の正当性に異議を唱えたLinotypeは、当初マイクロソフトにSegoeを許諾したMonotypeの全額出資子会社になった。上から順に Segoe UI、Frutiger、Segoeの違い

Segoe UIとFrutigerではいくつかの文字で全く違う形を採用しており、Frutigerよりも低解像度のスクリーンにおける使用において大きな違いが反映されるようになっていた。しかし、Ulrich Stiehl[注 2]は、これらの違いの多くはSegoe UIの新しい版で導入されたものであり初期のSegoe UIはFrutigerに酷似していると指摘した[5][6]

2005年11月、マイクロソフト社のタイポグラフィグループを統括していたSimon Danielsは「オリジナルのSegoeフォントはマイクロソフトのため、マイクロソフトの手で作成されたものではなかった。初期のデザインはライセンス契約をしていたMonotype社によるものであり、異なるプロセス、アプリケーションやデバイスへの搭載過程の中で必要に応じてカスタマイズし、フォントの拡充、拡張を行なってきた」と述べた[7]

2006年4月、マイクロソフト社の広報担当者は次のように述べた。「Segoeは2000年にAgfa Monotype[注 3]社によりオリジナルのフォントとして開発されたものである。2003年、我々はオリジナルのSegoeフォントを取得しSegoeの名のついた一群の拡張フォントを開発するためSegoeフォントを使用した。これらの新しいフォントの多くはアメリカ合衆国においてデザイン特許により保護されている。SegoeはFrutiger由来のフォントではない。マイクロソフトはOfficeやWindowsを含むマイクロソフト製品を使用する際にある種のFrutigerフォントを配布可能にできるような最新のライセンスも保有している。SegoeとFrutigerは、はっきりとした違いがある。クローンを行った書体と異なり、Segoeのフォント群はFrutigerの代替として使用できるような互換性を有していない。」[8]

アメリカ合衆国の著作権法の下では、機能テキストフォントの抽象的な文字の形は著作権が適用されず、フォントに含まれるプログラミングコードにのみ著作権法が適用される。これはクローンフォントの作成と配布を可能にした。
種類
Segoe UI


様式サンセリフ
デザイナーSteve Matteson
制作会社Microsoft Typography
発表年月日2004

サンプル

Segoe UIは UI 用に使用されているSegoeフォント群の一つである。Segoe UIはMonotype Imagingが開発した[9]。SegoeをUI用にリメイクしたもの。それまでのTahoma(英語版)やMac OSにおけるUIフォントであるLucida Grandeとは区別される。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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