『Sea and The Darkness』
Galileo Galilei の スタジオ・アルバム
リリース2016年1月27日(CD、デジタル・ダウンロード)
2016年10月11日(アナログレコード)
録音Galileo Galilei(わんわんスタジオ)
時間59分49秒
レーベルSME Records
プロデュースGalileo Galilei
チャート最高順位
19位(オリコン[1])
5位(オリコン週間ROCK[2])
10位(オリコンデイリー[3])
7位(タワーレコード全店総合アルバム[4])
Galileo Galilei アルバム 年表
See More Glass
(2014年)Sea and The Darkness
(2016年)車輪の軸
(2016年)
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『Sea and The Darkness』(シー・アンド・ザ・ダークネス)は、Galileo Galileiの4枚目・及び最後のオリジナルアルバム。 前作『ALARMS』から2年3か月ぶりのアルバム。芸森スタジオ
目次
1 解説
2 収録曲
2.1 初回生産限定盤DVD
2.2 アナログ盤
3 楽曲について
4 脚注
解説
ボーカルの尾崎雄貴は本作について「“誰もが持つ心の暗闇”や“恐怖”そして“死”をテーマに曲を書いていたら、僕たちの孤独を表現するのにぴったりなアルバムが出来てしまった」[5]と語っている。
ミキサーとしてマイク・クロッシー
(M-3,4,10,12,13,14,16)、ジョン・オマホニー(M-2,5,6,7,9,11,15)、マスタリング・エンジニアとしてグレッグ・カルビが参加している。アニメーターであるジョン・コーディー・キムがイラストを担当。彼が制作した短編アニメ「Steadfast Stanley」のキャラクターが起用されている。
リリースを記念して、全国18カ所による全国ワンマンライブツアー「Galileo Galilei Sea and The Darkness Tour 2016」を開催。バンドにとって最長・最多のツアーとなる[6]。
1月24日、HP上でGalileo Galileiは今作のリリースとライブツアーをもって活動を終了すると発表[7]。今作がGalileo Galileiとして最後のオリジナルアルバムとなった。
2月8日付のオリコン週間ランキングでは、5,488枚を売り上げ、初登場19位にランクインした[1]。 2016年10月11日に日本武道館にて行われたラストライブ『車輪の軸』の会場とSony Music Shop限定で、今作のアナログ盤が完全生産限定盤として発売された。 今作の制作について、音を詰め込んだ安価な1枚組を選ぶか、余裕を持たせ音が良い高価な2枚組を選ぶか悩んだ末、音質を大切にし、2枚組としてと語られている[8]。 ボーカリストであり全作詞を担当した尾崎雄貴は自身がアカウントを所持するTwitter
収録曲全作詞: 尾崎雄貴、全編曲: Galileo Galilei。
#タイトル作詞作曲ミキサー / スタジオ時間
1.「Sea and The Darkness」尾崎雄貴尾崎雄貴&尾崎和樹Galileo Galilei / わんわんスタジオ1:07
2.「カンフーボーイ」(Kung Fu Boy)尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios2:51
3.「ゴースト」(Ghost)尾崎雄貴尾崎雄貴Mike Crossey / The Ranch Studios4:29
4.「ウェンズデイ」(Wednesday)尾崎雄貴尾崎雄貴Mike Crossey / The Ranch Studios3:31
5.「ベッド」(Love Song with Aimer)尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios3:46
6.「鳥と鳥」(Bard Cage)尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios4:35
7.「燃える森と氷河」(Different Kinds)尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios3:12
8.「日曜」(Her Surprise)尾崎雄貴尾崎雄貴&尾崎和樹Galileo Galilei / わんわんスタジオ1:45
9.「恋の寿命」(Limit of Love [re-mix, re-master ver])尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios5:06
10.「嵐のあとで」(Aftermath)尾崎雄貴尾崎雄貴Mike Crossey / The Ranch Studios5:13
11.「ユニーク」(Unique)尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios3:03
12.「ブルース」(Blues)尾崎雄貴尾崎雄貴Mike Crossey / The Ranch Studios3:55
13.「青い血」(Blue Blood)尾崎雄貴尾崎雄貴Mike Crossey / The Ranch Studios5:22
14.「Sea and The Darkness」(Totally Black)尾崎雄貴尾崎雄貴&尾崎和樹Mike Crossey / The Ranch Studios4:07
15.「クライマー」(Bonus Track [re-master ver])尾崎雄貴尾崎雄貴John O'Mahony / Electric Lady Studios3:09
16.「ボニーとクライド」(Bonus Track [re-mix, re-master ver])尾崎雄貴尾崎雄貴&佐孝仁司Mike Crossey / The Ranch Studios4:36
合計時間:59:49
初回生産限定盤DVD
恋の寿命 -Music Video-
嵐のあとで -Neue Vox Session-
クライマー -Music Video-
カンフーボーイ with POP ETC
アナログ盤
DISC1
SIDE A
Sea and The Darkness
カンフーボーイ / Kung Fu Boy
ゴースト / Ghost
ウェンズデイ / Wednesday
SIDE B
ベッド / Love Song
鳥と鳥 / Bird Cage
燃える森と氷河 / Different Kinds
日曜 / Her Surprise
DISC2
SIDE A
恋の寿命 / Limit of Love(re-mix, re-master ver)
嵐のあとで / Aftermath
ユニーク / Unique
SIDE B
ブルース / Blues
青い血 / Blue Blood
Sea and The Darkness II (Totally Black)
楽曲について
Sea and The Darkness作者の意図により、歌詞カードに歌詞が掲載されていない。予想もできないところから叩きつけてくるような荒波を表現するため、わざと演奏をずらしている。
カンフーボーイいじめられっこの少年がいじめっこ達を見返すためにカンフーを習うが、勢い余って殺してしまう内容の楽曲。尾崎雄貴はこの曲を「個人的に気に入ってる」と話している。
ゴースト2016年6月15日に発売されたベストアルバム『車輪の軸』に収録された。尾崎雄貴がペットの犬を亡くした時のことを歌った曲で、ティム・バートンの『フランケンウィニー』からインスピレーションを受けており、「大事な誰かを失う苦しみを 生まれてはじめて感じた時 正常じゃいられない」と話している。
ウェンズデイミュージックビデオ
ベッドシンガーソングライターのAimerがボーカリストとして参加した楽曲。彼女とはミニアルバム『See More Glass』に収録された「バナナフィッシュの浜辺と黒い虹」にも参加しているほか、一方で彼女の作品にもバンドが関わることが多かった。悩みを抱えすぎて愛しあえないという内容で、「明るい曲だが空元気な感じ サウンドをどう着地させるか迷って苦労した」と話している。
鳥と鳥先述のミニアルバム『See More Glass』のラストトラック「親愛なるきみへ」に(隠し)ボーナストラックとしてデモバージョンが収録されていた楽曲。ベストアルバム『車輪の軸』に収録された。尾崎雄貴が“とある才能あふれる人”に出会った時のことについての楽曲。「あの感覚は自分の人生にずっと影を落とすとおもう」と話している。ドラマーの尾崎和樹は、尾崎雄貴が書いてきた歌詞で最も好きな曲だと話している[10]。
燃える森と氷河シンプルに“好きな人と生きていくために”という楽曲。「それ自体が盲目的だし そのために誰かから奪わなければいけない時がある肯定するために 酔っ払いながら歌ってる感じ」と話している。
日曜尾崎和樹が弾き始めたエレピがきっかけで制作された楽曲。歌詞については「ベッド」の続きとされている。
恋の寿命アルバムに先行して3月11日にシングルとしてリリースされた。ミュージックビデオが制作されており、監督はオリバー・ミラー。テレビアニメ『まじっく快斗1412』エンディングテーマ。恋が別の何かに変わるまでの"寿命"についての楽曲。
嵐のあとでアルバムに先行して6月10日にシングルとしてリリースされた。映画『台風のノルダ』主題歌であり、スタジオコロリドが制作したミュージックビデオ(台風のノルダVer.)が存在するが、今作の初回生産限定盤DVDには先述のライブセッション映像が収録されている。