Sa・Ga2_秘宝伝説
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Sa・Ga2 秘宝伝説
HIHOU DENSETSUジャンルコンピュータRPG
対応機種ゲームボーイ
ニンテンドーDS
開発元スクウェア開発部
運営元スクウェア
サンソフト
(再発売版)
ディレクター河津秋敏
シナリオ河津秋敏
田中弘道
プログラマー岡部直樹
穴澤友樹
音楽植松伸夫
伊藤賢治
美術藤岡勝利
シリーズサガシリーズ
人数1人
メディア2メガビット+64キロRAMロムカセット[1]
稼働時期 199012141990年12月14日
199111011991年11月1日
1998041998年4月
(再発売)
売上本数 85万本

その他型式: DMG-S2J
DMG-S2-USA

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『Sa・Ga2 秘宝伝説』(サ・ガ ツー ひほうでんせつ)は、1990年(平成2年)12月14日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)からゲームボーイ(以下、GB)用ソフトとして発売されたコンピュータRPGサガシリーズ第2作。北米版のタイトルは『Final Fantasy Legend II』(ファイナル・ファンタジー・レジェンド・ツー)であり、ファイナルファンタジーシリーズ外伝の扱いになっている。

ワンダースワンカラー携帯電話アプリにてリメイクされた前作『魔界塔士Sa・Ga』(1989年)と異なり、長らくリメイクされていなかったが、2009年9月17日ニンテンドーDSでリメイク版『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』(サガツー ひほうでんせつ ゴッデス・オブ・デスティニー)が発売された。2020年12月15日に発売されたNintendo Switch用ソフト『Sa・Ga COLLECTION』にはゲームボーイ版の完全移植版が前作、次作と併せて収録されている[2]
概要

前作『魔界塔士Sa・Ga』の特徴だった経験値によらない成長を採用したシステムを踏襲し、一部改良されている。プレイヤーキャラクターは「人間」「エスパー」「モンスター」に加えて新登場の「メカ」を含めた4種族に増加し、それぞれの個性も一層豊かになった。ほとんどの武器に使用回数が設けられているシステムも引き続き採用されている。

独特のシステムに磨きをかける一方、重要な会話やイベントが自動的に記憶されるメモ機能や、冒険をサポートしてくれるNPCなど、初心者でもゲームに入り込みやすい配慮が加えられた。

本作は低年齢層を意識し、キャラクターデザインは前作に比べてコミカルなものになっており、ストーリー展開も分かりやすい勧善懲悪となっている[3]

ゲーム発売時は、当時のGBソフトの外箱とは規格の異なる大きなサイズの外箱でパッケージングされていた。このサイズが選ばれた理由は「目立ちたかったから」とのことである[4]。この件について、開発者の一人である田中弘道はDS版発表時に、自由な時代だったので色々と試していたのではないかと振り返っている[5]
ゲーム内容
種族と成長

ゲーム開始時に、主人公と仲間の種族を選択する。種族は、人間・エスパー・メカ・モンスターの4種類であり、どの種族を選択してもストーリーに変化はない。前作とは違い、主人公と仲間に能力の差は無く、仲間を途中で入れ替えできなくなっている。また、必ず4人パーティーを組まなければならず、1人旅などの3人以下でパーティーを組むことはできない。
成長

人間・エスパーは、戦闘を重ねることで自身のステータスを上昇させることができる。力・素早さ・魔力・防御の全ステータスを成長させることができ、どのステータスが上がるかは使用した武器・防具で決定する(例えば、威力が力に依存する武器を使用すると力が上がる)。HPは戦い方を問わず成長し、相手が強い敵であるほど成長しやすい。

ステータスを上げる成長アイテムは今作も引き続き登場しているが、非売品の上に入手できる数が限られる。成長アイテムは今作はエスパーも使用できるようになった。

また、メカ・モンスターは戦闘ではステータスは上昇しない。
人間
前作とは違い、戦闘を介してステータスが成長するようになった。成長における人間の特徴として、HP・力・素早さは上がりやすく、防御は極端に上がりにくい。このことから武器の使用に長けた種族であると言える。アイテムを8個まで装備できるが、特殊能力は使用できない。
エスパー
人間に近い特徴を持ち、戦闘を重ねることで成長する点は前作と同じだが、どのステータスが上がるかは戦い方で決定する(人間の成長と同様)。成長におけるエスパーの特徴として、魔力・防御が上がりやすく、力は極端に上がりにくい。このことから、魔法攻撃や回復に長けた種族であると言える。8つのアイテム装備欄のうち1-4つを特殊能力欄として使用でき、特殊能力を覚えることができる。前作では特殊能力欄を必ず4個を占有していたが、今作では1-4個までに調整でき、古い特殊能力を忘れて新しい特殊能力を習得する場合も入れ替わる箇所は必ず特殊能力欄の一番下のものになり、育成のコーディネイトがしやすくなっている。特殊能力の覚え方も前作同様に戦闘後の突然変異での習得だが、今作は敵が強いほど上位の特殊能力を習得できるようになった。前作と同様に特殊能力の使用回数は、モンスターの特殊能力と同様に宿屋・コテージ・エリクサーで回復できる。
メカ
戦闘では成長しないが、アイテムを装備することでステータスが上昇する。また、装備品に伴うステータスの上昇値は人間・エスパーとは異なる値が適用される。ただし魔力だけは上昇せず[注釈 1]、秘宝「魔力のマギ」を装備するしかない。特殊能力は機械種族の特性である「○マヒ/どく」以外は習得できない。また、人間・エスパーとは異なり防具は同じ部位の物を複数装備できる。アイテムの装備時は使用回数の残りが半減し、外す際にさらに半減するが、装備中のアイテムは使用回数が0になっても消滅せず、特殊能力と同様に宿屋などで使用回数を回復できる(上限は本来の最大値の半分)[3]。技に分類される武器・使用回数が無限の武器は、付け外しや宿泊などでも使用回数が変動しない。また、弓や銃に分類される武器で攻撃するとダメージが増加する[注釈 1]。装備品の脱着でHPを回復することもできる[注釈 2]。全種族の中でも攻撃面では一強と呼べる強さであり、ゲーム関連の書籍に取り上げられている[3]
モンスター
戦闘では成長しないが、敵を撃破した時に落とす肉を食べて別のモンスターに変身することで成長する。変身後にどのモンスターになるかは一定の法則があり、変身前より強くなることも逆に弱くなることもある。変身後のステータスや特殊能力は、敵として出現する同名のモンスターと同じである。この食肉で変身することでのみ出現する味方専用のモンスターもいる。秘宝以外のアイテムは全く装備できず、個体ごとにそれぞれ持っている特殊能力で戦う。特殊能力の使用回数は、エスパー同様の方法で回復できる。例外として、「だいあくま」はアイテムを標準装備しており、「アンサラー」などの持つ特殊能力「カウンター」はバグでアイテム扱いになっているため、共に取り外しは可能である。ただし外せても再装備は不可能で、そのまま宿屋に泊まる[注釈 3]ハングアップするバグがある(取り外してから他のモンスターに変身させればハングアップは起きない)[3]
パラメータ

本作に登場するパラメータは以下のとおりである。

前作と同様に、攻撃や回復の効果は、ステータスと武器の性能を乗算する形で算出されるため、強力な武器を使用してもステータスが低いとその性能を活かし切れない。
HP
耐久力であり、ダメージを受けると減り、アイテムや魔法などで回復する。0になると気絶して行動不可能になるが、戦闘が終了するとHP1で復帰する。減少した数値分が、そのまま宿屋の宿泊料金になる。
ちから(力)
白兵戦用武器の多くを使用した時のダメージに関わる。また、銃を使用した時の命中率に関わる。
ぼうぎょ(防御)
敵からの武器や格闘などの、いわゆる物理攻撃を受けた時のダメージを軽減する。
すばやさ(素早さ)
敵より先に行動できる確率や敵からの物理攻撃の回避率、一部の白兵戦用武器を使用した時のダメージ・白兵戦武器や弓の命中率に関わる。
まりょく(魔力)
魔法攻撃や魔法での回復による効果を高めるほか、敵から魔法攻撃を受けた時のダメージを軽減する。
アイテム
武器

攻撃用の装備で、装備欄の許す限り幾つでも装備可能。メカが装備するとステータスが上昇する武器は、人間やエスパーが使うとそのステータスが成長していく。ただし、魔力が成長する武器はメカの魔力を上げられない。
白兵戦用武器
など様々なバリエーションがある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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