STICK_OUT
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この項目では、THE BLUE HEARTSのアルバムについて説明しています。KOTOKOの楽曲については「SticK Out」をご覧ください。

『STICK OUT』
THE BLUE HEARTSスタジオ・アルバム
リリース1993年2月10日
2010年2月24日(リマスタリング再発)
録音AVACO CREATIVE STUDIO
ジャンルロック
パンク・ロック
時間41分35秒
レーベルイーストウエスト・ジャパン
プロデュース今井裕
チャート最高順位


週間1位(オリコン

1993年度年間57位(オリコン)

ゴールドディスク

プラチナ (日本レコード協会

THE BLUE HEARTS アルバム 年表

HIGH KICKS
(1991年)STICK OUT
(1993年)DUG OUT
(1993年)


『STICK OUT』収録のシングル


リリース: 1992年10月25日

旅人
リリース: 1993年2月25日

1000のバイオリン
リリース: 1993年5月25日

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『STICK OUT』(スティック・アウト)は、THE BLUE HEARTSの6枚目のアルバム
概要

ジャケットに凸の文字があり、「突出した」というアルバムタイトルの意味のとおり、テンポが早く勢いのある楽曲が集められている。甲本いわく「本作STICK OUT(凸)と、(7月10日発売の7thアルバム)DUG OUT(凹)は2つで1つのアルバム」だという。

前作『HIGH KICKS』の頃、バンドに窮屈さを感じていた甲本が、ブルーハーツというバンドの在り方を見せたい、バンドを再スタートさせたいという意向のもと、今作と次作『DUG OUT』が制作された。両アルバムをプロデュースした今井裕は、「ブルーハーツをまだ終わらせたくない」という強い思いがあったという。

ブルーハーツの新譜を出そうとメンバーで話し合ったとき、2枚組にできるほどの曲数が集まった。しかし2枚組だとどうしても労力を使うので、それなら気分によって聞き分けられるように曲調を分けたアルバムを2枚作ろうという話になり、STICK OUTとDUG OUTは作製された(本作が出来た時点では「DUG OUT」というタイトルは未定であったが、「凹」というコードネームで呼ばれていた)。

収録曲の大半は、本作リリース前の1992年11月?1993年1月にかけて行われた「PKO TOUR (Punch Knock Out Tour) 92-93」ですでに演奏されている。誰も知らないリリース前の曲を演奏していたことに関して、「歌や演奏を間違えても、誰も気づかない」とラジオで笑いながら話している。

バンド2作目のオリコンアルバムチャート1位を獲得。また、本作と同発で4thアルバム『BUST WASTE HIP』が再発された。

初回限定版は凸マークの入った白い紙ケース入り。

2010年2月24日に、25周年企画の一環で、デジタル・リマスタリングを施して再発することが決定。
収録曲CD全編曲: THE BLUE HEARTS。
#タイトル作詞・作曲時間
1.「すてごま」
甲本ヒロト3:03
2.「真島昌利2:26
3.「旅人」甲本ヒロト3:11
4.「期待はずれの人」甲本ヒロト3:50
5.「やるか逃げるか」真島昌利3:20
6.「テトラポットの上」甲本ヒロト2:31
7.「台風」真島昌利2:23
8.「インスピレーション」河口純之助2:47
9.「俺は俺の死を死にたい」真島昌利5:34
10.「44口径」甲本ヒロト2:21
11.「うそつき」真島昌利2:56
12.「月の爆撃機」甲本ヒロト3:27
13.「1000のバイオリン」真島昌利3:46
合計時間:41:35

楽曲解説
すてごま

夢先行シングル。
サントリービール「ライツ」CMソングのほか、スクーターのCMソングにも使用された。2002年にはドラマ「人にやさしく」の主題歌に起用された。

旅人途中、ザ・フーの「My Generation」のワンフレーズをサンプリングしている。後に「台風」と両A面でシングルカットされた。PVは過激な内容であるとされ放送禁止になった。

期待はずれの人

やるか逃げるか

テトラポットの上ライブで一度も演奏されなかった数少ない曲の中の一曲。甲本の趣味である釣りについて歌った曲である。このころのブルーハーツの曲では、この曲のみ甲本の声は1980年代の荒削りな声に戻っている。

台風後に「旅人」と共にシングルカットされた。

インスピレーション

俺は俺の死を死にたい「1000のバイオリン」のカップリング曲。真島がボーカルをつとめる。『長くつ下のピッピ』や『車輪の下』などの文献が歌詞の中で出てくる。別テイクがEAST WEST SIDE STORYに収録されており、歌詞が微妙に違う。ライブでは、ラストあたりの歌詞が大きく変わる。

44口径ギターのサウンドはグレコの12弦ギターを使用して収録された(ライブでは使用せず、当時真島がメインで使用していたギブソン・レスポールスタンダードで演奏されていた)。また、よしもと所属のお笑いコンビ・2丁拳銃のコンビ名は、この曲の歌詞からつけられた。現在彼らの舞台出演時の出囃子になっている。

うそつき対比表現が使用されている。ライブで一度も演奏されなかった数少ない曲の中の一曲。

月の爆撃機アルバム発売後のライヴにおいては、真島の「やるよー! やるよー! やっちゃうよー!」(「やっちまうよー」、「やっちゃうんだよー」と言うことも)というシャウトがこの曲の合図だった。「1000のバイオリン」がセットで続けて歌われることが多かった。(PKOツアーでのみセットではなかった。)2013年にマキシマムザホルモンがアルバム『予襲復讐』の中でカヴァーしている。また、2015年1月期の独立局系深夜アニメ『ローリング☆ガールズ』のエンディングテーマとしてTHE ROLLING GIRLS(小澤亜李日高里菜種田梨沙花守ゆみり)がカヴァーしている。ワーナー在籍時の曲のシングル未収録の曲ではファンの間では一番人気がある。

1000のバイオリン後にシングルカットされ、カップリングに弦楽器アレンジの「1001のバイオリン」が収録された。「1001のバイオリン」が2006年にアサヒ缶コーヒー「ワンダ 100年ブラック」のCMソングに起用された。こちらも深夜アニメ『ローリング☆ガールズ』の挿入歌としてTHE ROLLING GIRLS(小澤亜李、日高里菜、種田梨沙、花守ゆみり)がカヴァーしている。凸凹ツアーでは、この曲がラストで、アンコールの声が響く中、1001のバイオリンが流れるといったものだった。

参加ミュージシャン
THE BLUE HEARTS


甲本ヒロト -
ボーカル

真島昌利 - ギター

河口純之助 - ベース

梶原徹也 - ドラム










THE BLUE HEARTS
メンバー

正規メンバー

甲本ヒロト (Vocal) - 真島昌利 (Guitar) - 河口純之助 (Bass) - 梶原徹也 (Drums)
サポートメンバー

白井幹夫 (Keyboard)
元メンバー

望月正水 (Bass) - 英竜介 (Drums) - 山川のりを (Bass) - 佐藤シンイチロウ (Drums)

シングル

インディーズ

1.人にやさしく - 2.ブルーハーツのテーマ - 3.チェルノブイリ
メジャー

1.リンダリンダ - 2.キスしてほしい - 3.TRAIN-TRAIN - 4.ラブレター - 5.青空 - 6.情熱の薔薇 - 7.首つり台から - 8.あの娘にタッチ - 9.TOO MUCH PAIN - 10. - 11.旅人 - 12.1000のバイオリン - 13.パーティー - 14.夕暮れ


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