SRAMは以前からシマノ互換のスプロケットやクランクセット
などを販売していたが、2005年に独自規格のロードバイク用コンポーネント・セットを発表。カンパニョーロ、シマノに続く第3のコンポーネント・セット・サプライヤとなった。グループは3種類で、高価な順にレッド、フォース、ライヴァルと名付けられている(2010年2月にライヴァルの下位モデルであるエイペックスが発表された)。ディレイラーやシフトレバーは独自規格で他社との互換性を持たないが、チェーンリング、スプロケット、ローラーチェーンはシマノの10速モデルとの互換性があり、パーツの流用が可能となっている。実際ツール・ド・フランス2009でもSRAMディレーラー+7800系デュラエースチェーンという組みあわせはよく見られた[4]。SRAMのロード用コンポーネントが発売されたのは2006年春で、レッドの供給開始は2007年秋であるが、2008年5月に開催されたジロ・デ・イタリア(レッドのグランツールデビュー戦)では総合優勝のアルベルト・コンタドール(アスタナ・チーム)、総合2位のリカルド・リッコ(サウニュエル・デュバル・スコット)が所属するチームがレッドを採用していた。
最大の特徴は、一本のレバーを1段押し込むとシフトアップ、2-4段押し込むと、それに合わせて1-3段シフトダウンするという「ダブルタップレバー」である。
出典^ ⇒SRAMのFAQ の「『スラム』とはどういう意味ですか?」という問いについて「イニシャルは『商標にできる社名』、『英語以外の他言語にもそのまま使える社名』として簡便なものだから。発音はS-RAM(エスラム)、SchRAM(シュラム)、SkRAM(スクラム)などではなく、Just SRAM(単にスラム)」とメーカー自ら説明している。
^ “SRAMが全グランツールを男女で制覇”. 株式会社Many'S. 2023年11月29日閲覧。
^ a b c d e ⇒1×12速!スラム・XX1イーグル、X01イーグル登場 サイクルスポーツ.JP 2016.03.25
^ SRAMがロードバイク用コンポーネントを発表した時点では7800系デュラエースと互換性があったが、シマノの規格変更により7900系デュラエースとの互換性はない。
外部リンク
⇒公式ウェブサイト(英語)
株式会社Many'S - 代理店
⇒ダートフリーク - 代理店(オフロード製品のみ)
脚注
全般
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