SPY×FAMILY
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .hatnote{margin:0.5em 0;padding:3px 2em;background-color:transparent;border-bottom:1px solid #a2a9b1;font-size:90%}

この項目では、遠藤達哉の漫画、およびこれを原作とするメディアミックス作品について説明しています。2020年製作のアメリカ映画については「スパイ・ファミリー (映画)」をご覧ください。

SPY×FAMILY

テレビアニメのロゴ
ジャンルホームコメディアクション
シュールコメディ
漫画
作者遠藤達哉
出版社集英社

その他の出版社


東立出版社

文化發展出版社

鶴山文化社

ビズメディア

パニーニ・グループ

Editorial Ivrea

Kurokawa

Kaze

和猫

Editora Devir

Istari Comics Publishing

Elex Media Komputindo

Nha xu?t b?n Kim ??ng

Siam inter multimedia Company Limited


掲載サイト少年ジャンプ+
レーベルジャンプコミックス+
発表期間2019年3月25日 -
巻数既刊13巻(2024年3月現在)
アニメ
原作遠藤達哉
監督古橋一浩
原田孝宏(Season 2)
シリーズ構成古橋一浩(Season 1)
大河内一楼(Season 2)
キャラクターデザイン嶋田和晃
音楽(K)NoW_NAME
Makoto MiyazakiShuhei Mutsuki
アニメーション制作WIT STUDIOCloverWorks
製作『SPY×FAMILY』製作委員会
放送局テレビ東京系列ほか
放送期間Season 1
第1クール:2022年4月9日 - 6月25日
第2クール:2022年10月1日 - 12月24日
Season 2
2023年10月7日 - 12月23日
話数Season 1:
第1クール:全12話
第2クール:全13話
Season 2:全12話
ラジオ:SPY×FAMILY
オペレーション〈ポッドキャスト〉[注釈 1]
配信期間2022年4月10日 - 2023年1月1日
2023年10月8日 - 2024年2月18日(Season 2)
配信サイトSpotify
配信日日曜 12:00頃 配信
配信回数全59回
配信形式ポッドキャスト
パーソナリティ江口拓也
ゲーム:SPY×FAMILY OPERATION DIARY
対応機種Nintendo SwitchPlayStation 4
PlayStation 5
プレイ人数1人
発売日Switch
2023年12月21日
PS4・PS5
2024年6月27日予定
レイティングCERO:B(12才以上対象)
映画:劇場版 SPY×FAMILY CODE: White
原作遠藤達哉
監督片桐崇
脚本大河内一楼
キャラクターデザイン嶋田和晃
メカニックデザイン高畠聡
音楽(K)NoW_NAME
制作WIT STUDIO、CloverWorks
製作「劇場版 SPY×FAMILY」製作委員会
配給東宝
封切日2023年12月22日
上映時間109分
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメゲーム
ポータル漫画アニメラジオゲーム

『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)は、遠藤達哉による日本漫画。『少年ジャンプ+』(集英社、以下『J+』)にて2019年3月25日より隔週月曜更新で連載中。

遠藤にとって3作目の連載作品。赤の他人だったスパイの男、殺し屋の女、超能力者の少女が「仮初の家族」を築き、「家族としての普通の日常」を送るために日々のトラブルと奮闘するホームコメディ

本作の連載開始と同日発売の『週刊少年ジャンプ』(集英社)2019年17号には、本作の予告漫画が掲載された。1巻発売直後の32号、2巻発売後の47号にも読切の出張掲載が行われた。

閲覧数・コメント数・発行部数における最高記録を次々と更新するなど[1]、『少年ジャンプ+』史上初の大ヒット作となった[2]

2022年にテレビアニメSeason 1が分割2クールで放送された[3]。2023年にはミュージカルの上演が行われたほか[4]、10月よりテレビアニメSeason 2が放送された[5]。さらに12月には劇場アニメ『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』が公開された[5]

2023年に第52回日本漫画家協会賞コミック部門大賞を受賞した[6]
テーマ・作風

遠藤が「正体を隠している」シチュエーションが好きであったため、本作はスパイが主人公となっている[1]。さらにその妻役には殺し屋が設定され、殺し屋夫婦を描いた映画Mr.&Mrs. スミス』(2005年)のようなハリウッド映画的企画性が作品に付与されている[7]。加えて子ども役のアーニャが心が読めるエスパーとして、作品を崩さない絶妙なバランスで、作品を引き立てるアクセントとなっているとされる[7]。「鬱々とした」遠藤の連載デビュー作『TISTA』とは異なり[8]、本作は「愉快」かつ「心温まる」ストーリーで、赤の他人同士が互いに秘密を持ちつつ「本物の家族」になっていく過程が描かれる[9]。その一方で遠藤は先の展開はあまり想定せずに制作を行なっているとインタビューで語っている[1]

映画的な雰囲気でありながら、近年の少年漫画でよく見られる主人公が常に心の声で語る小説的手法が用いられる。特に、主人公の周囲にいる人物に心情を切り替えていく技法に優れると評される[7]

本作の主人公たちは旧来の家族像にとらわれず、伝統校の教師達は古い家族観の持ち主として対比される。本作では家族で入試に挑む姿が、現代の日本で求められる「癒し」「応援」「仲間」と重なり、それがヒットにつながったとする見方もある[7]

「本誌には連載されないかもしれないが「ジャンプ」を冠する媒体/作品としてどこか納得感のある」内容であり、その点で『とんかつDJアゲ太郎』・『忘却バッテリー』などと並び、『少年ジャンプ+』らしさを体現した作品の一つとも評されている[10]
制作背景

月華美刃』(2010年 - 2012年)の連載終了後に、遠藤が描いた3作の読切の要素を組み合わせて制作された漫画である[11]。それまでの数年間、遠藤は連載企画を立てていなかったが、読切『I SPY』の好評を受けて、スパイをテーマにした作品の連載に取り掛かった。アイデア自体は打ち合わせ前日に作った粗いプロットをそのまま形にしたようなイメージだという[12]。遠藤は描線の多い緻密な絵も描けるが本作では読みづらさや分かりにくさを徹底的に減らそうと工夫して執筆しており、“分かりやすさ”を重視したシンプルな絵柄を心がけていると担当編集の林士平は語っている[13]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:301 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef