SPACE_PIRATE_CAPTAIN_HERLOCK
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正と協力して怪物の相手をするものの、直後怪物の正体が自身が探していたタケマツであると知り戦意を喪失する。己の理性のほとんどを恐怖とヌーへの服従で塗りつぶされていたタケマツはその爪を魔地に向けるも駆けつけたハーロックによって気絶させられる。紆余曲折を経て「ヌー」を撃退した後、ハーロックよりタケマツを(怪物としてではなく人として)「救ってやれ」と諭される。その際に戦士の銃を手渡され、涙ながらに大切なタケマツを「救う」為に引き金を引く。
マス
声 - 鈴木れい子アルカディア号の食堂管理責任者で、ハーロックや正をはじめ40人のアルカディア号乗員の食事を一手に賄う老婆。ハーロックと別れた後は魔地機関長と共に鉱山惑星に渡り食堂を経営していた。 魔地がタケマツ救助に赴いた際、自身に出来ることが何もないことから魔地の出立を見送った後はハーロックが訪れるまで自棄酒をしていた。ドクターゼロの愛猫ミーくんとは日夜盗み食いの攻防戦をする関係である。
サブ、ヤス
声 - 江川央生中嶋聡彦サブ・ヤス共に有紀螢の下で「最後の海賊」として宇宙保安局に反抗していた宇宙海賊の男達、螢を「姉御」と慕う。フローライト号にいた時分よりアルカディア号の乗員になることを夢見ており螢と共に監獄惑星を脱獄した際に晴れてその願いは叶うことになる。航海中に両者共「ヌー」の精神攻撃により筆舌に尽くしがたい「恐怖」を与えられるものの、アルカディア号乗組員として、漢として見事克服する。正の失態で螢が負傷し生死の境を彷徨うことになった際には正を殴りつけはしたが、「それで遺恨の清算は済んだ」と正を労り、彼の成長を見守っていた。
正の関係者
台羽博士
声 -
堀勝之祐台羽正の実父にして宇宙遺跡調査チームの一人であり、宇宙各地に点在する文明の源流を探る旅に他の四博士と共にその源流があるとされる砂時計星雲、その中心に存在するイエダール星域に赴く。イエダールにて「門」と言うべき遺跡を目の当たりにするも彼以外の四博士がその「門」に触れた際に彼らの体に「ヌー」が宿ってしまう。「ヌー」に捕まり彼らを封印した技術について調べ上げることを強要されるも拒否、その結果宇宙空間に放逐されるも偶然近くを航行していたアルカディア号に救われる。その際にハーロックとある「約束」をする。その後紆余曲折を経て古代文明に関係する石版を入手しそれを基にして古代文明の研究を行う。その成果が実る時に再度ハーロックと連絡を取り「約束の時が来た」と告げる。その後自宅にてヌーの一団が来襲、殺害されるものの石版のデータは既にバックアップしていたことから正を経由してヤッタラン、そしてハーロックに伝わることになる。表の世界では死亡したもののヌーが封印されている宇宙の裏側に「生から死へ転ずる瞬間」の状態で留まっており、最終話で自身の下に訪れた正に真実を告げ、彼の成長を喜びながら消えて行った。
波野静香
声 - 篠原恵美台羽博士の助手をしている女性で、データベース「大宇宙図書館」にて台羽博士と共に石版の研究を行っていた。博士の死後、遺品整理に訪れた正に石版のデータを渡した。彼女自身の正体は実はプログラム上の疑似人格であり博士の死亡と共に存在意義を失ったためシステム規約に基づいて消滅した。
ナナ
声 - 折笠富美子正の幼馴染で「はきだめの星」の警察署所長の一人娘。正に好意を持ってはいるものの彼が一向に気付く気配は無く、また彼の素行不良から父である警察署所長からも彼との交際を反対されている。
宇宙保安局関係者
イリタ
声 -
若本規夫「宇宙に秩序を」というスローガンに基づき徹底した管理社会の実現による人類の幸福を実現せんと邁進する宇宙保安局長官。元は地球の旧家の出身であるが、父の任務の都合で幼少期を冥王星で過ごす。父の死を経て母の実家である地球の祖父宅で暮らすようになった少年時代は祖父や保安局員養成学校の同期達から自身や父親のことを「冥王星帰り」などと蔑まれる差別を受けていた。正式な局員になってしばらく後、アルカディア1号艦時代の若かりしハーロックと対峙、戦士の銃を突きつけられ死を覚悟するものの見逃される。その件より以降は執拗にハーロックを追いかけるようになる。作中では監獄惑星に収容していた犯罪者達の命を利用して螢を捕まえるといった手段を選ばぬ強引な手腕を見せる一方、基本的には理知整然とした判断と自身の行動に覚悟と責任を取る「漢」としての一面も持っている。首相より地球を消滅させたファタモルガーナ号の追跡に艦隊総責任者として任命されるもののヌーの復元能力と精神攻撃の結果、艦隊側が同士討ちを始め一方的な壊滅を果たす。その際辛くも生き残るも目前に現れたアルカディア号に対し、一人の保安局員として「秩序を乱す海賊」を相手にするために単身小型艦載機で挑むも、アルカディア号の主砲砲撃により艦載機の機関部を撃ち抜かれ航行能力を喪失し宇宙を漂流する。その際偶然通りかかったトミ子親子に救われ、中央で指揮をしていた時分には見えなかった世の理不尽と歪みを目の当たりにすると共にトミ子親子と友好を深めるようになる。その後、開拓星「ネオ・テラ」にてハーロックとファタモルガーナの戦闘を目の当たりにすると、保安局長官として、また艦隊を失った責任と自分達が情報を秘匿したことで被害の深刻さが知らされることが無かった各星系に対し、管理者権限[7]を用いて全宇宙に実状を公開する。その後ハーロックに「俺の命の後を追ってこい!」と遺言を残し単身パノプティコンへの映像送信システムを搭載した航空機でファタモルガーナに特攻を仕掛け死亡した。
首相
声 - 大竹宏容姿は前作『キャプテンハーロック』に登場した首相と同様。但し拠点は地球ではなく一等惑星に認定された惑星の首相官邸であり執務を行うことも無くゴルフの練習や競馬などの娯楽に明け暮れる堕落した人物。イリタに地球を消滅させたファタモルガーナの討伐を命じるも、その実は成功した際はその功績を自身の手柄に、失敗した時はイリタの責任にするための打算に満ちたものであった。
トミ子
声 - くまいもとこ夫に先立たれ、息子のイチロウ(声 - 高山みなみ)と共に惑星間の運搬業に従事する肝っ玉母さん。イリタを救助するも当初思い詰めていたイリタに警戒するも直後に息子と打ち解ける様子を見て安堵する。ネオ・テラにて保安局の定めた法の抜け道や世間の理不尽さをイリタに説明するものの彼に対しては保安局に戻るよりは新天地でやり直すべきだと説く。しかしイリタが自身の覚悟に基づいて特攻を仕掛ける際に、イリタの遺した手紙から彼の経歴とその覚悟の深さを知る。モニターに映し出された痛々しく傷ついた彼の乗る航空機の姿を見たイチロウが目を背けた際にはそれをやんわりと咎め「男が命を賭けて戦っているんだ」と諭した。また彼女の息子、イチロウに対してもイリタからの「自分の旗を間違えるな」という遺言とその心は母であるトミ子の言葉を通して伝えられた。
ヌー

四博士
ヒルツ教授
声 -
藤原啓治宇宙遺跡調査団のリーダー的人物であり、ヌーの宿主になった後も実質的なリーダー的ポジションにあった。寄生したヌーは「闇」の恐ろしさとそれを支配するヌーの讃歌を常に声高かに述べている。作中では最後まで残ったヌーであり密度行列砲によって地球を消し去り「門」を破壊する計画を考案するもギリギリの所で地球は本来の位置に戻され、代わりに「門」より出でたアルカディア号の全兵装によってファタモルガーナごと完全に破壊しつくされる最期をたどった。
レニ博士
声 - 高山みなみ調査団の紅一点で生前は眼鏡をかけていた。寄生したヌーは恐怖による支配を好み、彼女によってファタモルガーナ討伐艦隊は恐怖で屈服させられ同士討ちの結果壊滅させられた。後にその宙域に訪れたアルカディア号に対しても同様の手段で服従を強いるも誰一人[8]として服従しなかった上に手痛い反撃を受け、逆に自身がハーロックとアルカディア号に対して恐怖を抱いた末に発狂する[9]。その後は他の三博士の肉体に寄生したヌーにより拘束され密度行列砲の前に吊るされるも錯乱は治ることが無く、その最期はアルカディア号に向けて密度行列砲を発射する際に砲のエネルギーをまともに受けて体が四散した。
パク博士
声 - 高木渉小太りで背の低い調査団最年長の男性研究者。寄生したヌーは人間を「自分達の奴隷の末裔」という見解を最後まで捨て去ることは無かった。作中では一人が発狂、一人がハーロックの精神力によって逆に打ち倒されたことにより、アルカディア号が自分達にとってどれほど脅威であるかを悟り破壊工作の為、寄生していたパク博士の体を捨て去り生死の危機にあった有紀螢に寄生する。その後はアルカディア号艦内で破壊工作を行うも、艦内で最も「安全」な区画である中枢大コンピュータールームにおびき寄せられ一切の火器を無効化させられた。加えてそこに居た台羽正の挑発を受け、彼の体を乗っ取ろうとするも返り討ちに遭い存在が消滅した。
ドクターハッサン
声 - 納谷六朗調査団メンバーの一人、薬学の知識を有しており砂時計星雲に訪れる際にファタモルガーナの乗員は彼の調合した強力な向精神薬を服用することで発狂することなく「門」までたどり着いた[10]


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