SOV型
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ラテン語サンスクリットでは多様な語順が認められるが、最も頻出する語順はSOV型である。またロマンス諸語では、目的語が代名詞の場合、この語順になる。アル=サイード・ベドウィン手話のように自然発生から100年とたたない視覚言語が、周囲のアラビア語などと異なるSOV型語順を自然にとるようになったことも注目される。

ドイツ語およびオランダ語はSOV型のV2語順(動詞第二位)と分析される。平叙文ではV2のため一見SVO型に見える。
特徴

SOV型言語には以下の特徴があることが多い。

動詞の後に
助動詞を置く。日: 食べて しまう独: gegessen haben朝: ?? ??? (meogeo beorida)

名詞の前に形容詞を置く。日: 赤い リンゴ独: der rote Apfel朝: ?? ?? (ppalgan sagwa)

後置詞を用いる。日: 日本で朝: ???? (ilbon-eseo)

標識がある。日: 男が/男を独: der Mann/den Mann朝: ??? (namja-ga) / ??? (namja-reul)

副詞は時間、様態、場所の順に並ぶ。日: 昨日は 電車で 東京に 行った。独: Ich bin gestern mit der Bahn nach Tokio gefahren.

語順が比較的自由である。日: 私が リンゴを 食べる。 / リンゴを 私が 食べる。独: Ich esse den Apfel. / Den Apfel esse ich.

疑問詞を移動しない。日: これは 何ですか。朝: ?? ????

参考文献

Matthew S. Dryer. 2013. Order of Subject, Object and Verb. In: Dryer, Matthew S. & Haspelmath, Martin (eds.) WALS Online (v2020.3) [Data set]. Zenodo. https://doi.org/10.5281/zenodo.7385533
(Available online at ⇒http://wals.info/chapter/81, Accessed on 2023-02-07.)


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