同年リリースの「世界に一つだけの花」は豊かな個性の喜びを謳った歌詞で、2003年放送の草g主演のドラマ『僕の生きる道』の主題歌に起用された。急遽シングルカットしたCDの売上は、ダブルミリオン(解散時にはトリプルミリオン)の最大のヒットを記録する[33][34]。同年の『第54回NHK紅白歌合戦』ではグループとしては史上初めて大トリを務めた[35]。
2005年、2年ぶりにコンサートツアーを行い、7月30日の札幌ドームを皮切りにアーティストの単独公演としては初の国立霞ヶ丘競技場陸上競技場でコンサートを行った[31]。ツアー開始に合わせ、シングル「BANG! BANG! バカンス!」とアルバム『SAMPLE BANG!』を同時発売し、発売当日でシングル、アルバムともにランキング初登場1位を記録した。3人組以上のグループが同日発売のシングル・アルバムで同時に1位を記録するのは1993年のWANDS以来12年ぶりの記録であった。12月19日にはオリコン史上4組目となるシングル総売上2000万枚突破。『第56回NHK紅白歌合戦』では「Triangle」で2回目の大トリを務めた。スマップ 2008 スーパー・モダン・アーティスティック・パフォーマンス・ツアー
2008年、日本人アーティストでは当時史上最長の東京ドーム6日間公演を行った[36]。
2009年、4月23日の草gの不祥事による芸能活動の自粛により、約1ヶ月間4人のみでの活動となった。
2010年9月、日本人史上初となる公演観客動員数1000万人突破を達成した[36][37]。同年から4年連続で紅白歌合戦の大トリを務める[注釈 3][38]。
2011年9月、2度の延期を経て、北京で初の海外公演を開催[36]。
2013年3月15日から期間限定でユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)とのコラボレーション・プロジェクト『UNIVERSAL STUDIOS JAPAN ? SMAP:WORLD ENTERTAINMENT PROJECT』を始動[39]、アトラクションのBGMとして同年2月27日発売のシングル曲「Mistake!/Battery」のオリジナルバージョンとリミックスバージョンが使用される[39]。翌2014年の4月18日、USJ初代大使として任命された[40]。
2014年、フジテレビ系列『FNS27時間テレビ』において、初の5人での総合司会を担当した[36]。
デビュー25周年を迎えた2016年、マネージャーの飯島三智と事務所のオーナーのメリー喜多川との間で確執が発生、一時はSMAPが分裂する危機に陥る[41][42]。この時は飯島が単身で芸能界を去ることで決着がついたが[43][44]、8月13日の深夜にFAXで解散が発表された[45][46]。解散の具体的な理由はメンバーの口からは語られず、特別番組や25周年の公演や解散発表に伴う記者会見などは行われなかった[47]。5人での最後の仕事は2016年12月26日の『SMAP×SMAP 最終回』で、12月31日付で解散した[48]。詳細は「SMAP解散騒動」を参照
解散後も全員ソロタレントとしてジャニーズ事務所に籍を置いていたが、2017年9月8日に稲垣、草g、香取の3人が退所[49] し、2017年9月22日付で元マネージャーの飯島が代表を務める株式会社CULENに所属することが明らかになった。それから2年半後に中居も2020年3月31日をもって退所し、直前の2月19日に設立した株式会社のんびりなかいに籍を移した[50]。以降、木村のみがジャニーズ事務所に残留している。
記録
音楽
ミリオンヒット(シングル3作・アルバム2作・ソロ1作)
シングル:「夜空ノムコウ」、「らいおんハート」、「世界に一つだけの花」(プラネット調べでは、「SHAKE」が出荷枚数105万枚でミリオン認定)
アルバム:「Smap Vest」、「SMAP 25 YEARS」
ソロ:「慎吾ママのおはロック」
「世界に一つだけの花」
日本の歴代シングルランキング3位(累計売上枚数313.7万枚[51])[52]
トリプルミリオン認定
2003年度年間シングルランキング1位
平成のシングル売上歴代1位
21世紀のシングル売上歴代1位
オリコンチャートランクイン回数歴代1位(通算320週以上[53])[54]
日本人アーティスト初のシングル総売上2000万枚突破
3年代でアルバム首位を獲得した初のアイドル、アーティストでは2組目(1990年代、2000年代、2010年代)[55]
「オリジナルスマイル」、「夜空ノムコウ」、「世界に一つだけの花」、「Triangle」の4曲が、中学・高等学校の教科書に掲載