SMAP×SMAP
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SMAP×SMAP
ジャンル
バラエティ番組
演出出口敬生(フジテレビ)
小倉伸一(オイコーポレーション
出演者SMAP
中居正広木村拓哉稲垣吾郎森且行草g剛香取慎吾
ほか(出演者を参照)
ナレーター増田晋
オープニング「ロート製薬テーマソング」(2010年3月まで)
SMAP「Otherside」(番組末期)
エンディングSMAP「not alone ?幸せになろうよ?」(東日本大震災支援金・熊本地震災害義援金の募集時)
製作
チーフ・プロデューサー黒木彰一(フジテレビ)
プロデューサー春名剛生(フジテレビ)
乾充貴(関西テレビ)
制作関西テレビ放送
フジテレビジョン

放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間1996年4月15日 - 2016年12月26日[1][2]
放送時間月曜 22:00 - 22:54
放送分54分
回数920
SMAP×SMAP
特記事項:
本項における『KTV』は関西テレビ、『CX』はフジテレビを表す。
2006年10月16日放送分からハイビジョン制作
初回は30分遅れ(22:30 - 23:24)。
最終回は5時間スペシャル(18:30 - 23:18)。
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『SMAP×SMAP』(スマップスマップ[注 1]通称:スマスマ)は、関西テレビ(カンテレ)とフジテレビの共同制作で、1996年平成8年)4月15日から2016年(平成28年)12月26日までの20年と9か月にわたってフジテレビ系列で毎週月曜22:00 - 22:54(JST)に放送されていたバラエティ番組[1][2]である。男性アイドルグループ・SMAP冠番組であった。
概要

番組タイトルの『SMAP×SMAP』は、アメリカ映画ニューヨーク・ニューヨーク』から由来し、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川が同映画から命名した[注 2]

当番組は1996年3月25日までテレビ東京系列で放送されていた『愛ラブSMAP!』の事実上の後継番組である[注 3]。ただし、放送局や時間帯などが異なるため、現在では『愛ラブSMAP!』の後継番組であるという概念自体が無い。番組前半は料理コーナー「BISTRO SMAP」、番組後半はコントやゲームコーナー、番組終盤は音楽コーナー「S-Live」という構成が基本であった。

年数回、メンバーの特別企画や特別編(関西テレビ制作)、生放送スペシャルなどが放送されていた。番組初期は、生放送を新春と3回程度行ってきたが、2000年代後半頃からは新春のみ行われていた。また、年末では1997年12月31日に放送された年越しのスペシャルと、2000年12月の2週に渡っての『20世紀のスマスマベスト30』、2005年(平成17年)12月26日に『もう一度見たい名場面リクエストスペシャル』が放送された。2010年代に入ってからは月に1回 - 3回程度、15分拡大版が放送された。2010年頃までは祝日や振替休日にあたる日に主に行っていたが、2011年頃からは祝日よりも平日のほうが視聴率が良かったこともあり、平日でも拡大版が増えた。そのため、2012年以降は祝日また振替休日は通常回になることが多かった。改編期には、21:00 - 23:18(23:24)の2時間半の拡大版が放送される傾向が多かった。
共同制作について

本番組は、関西テレビとフジテレビの共同制作である[4]。関西テレビ側は、スポンサーセールス・全国系列局への番組送出・一部スタッフの支援・CM出し・提供クレジットの表示・アナウンス読みを担当する。一方、フジテレビ側は企画・収録・本編送りを担当する。生放送のスペシャルに関しては河田町→台場のフジテレビの本社スタジオからの映像を、西天満→扇町の関西テレビ本社マスターを一度経由してからネット回線に送出していた(そのため、番組中のテロップはフジテレビの副調整室から、提供クレジットは関西テレビのマスターからそれぞれ出していた)。番組が終了した現在も『R-1グランプリ』決勝戦において同様にこの手法を行っている。ただし、スペシャル回の一部、その年の年内最後、最初の放送、最終回など一部放送回はフジテレビの本社マスターから直接番組送出を行っていた。

このような体制となった経緯について、番組開始当時のゼネラルプロデューサー(制作)の佐藤義和によれば、以前より『夢がMORI MORI』や『SMAPのがんばりましょう』を制作してきたフジテレビが、1995年10月よりSMAPをメインとするバラエティ番組を開始させる計画だったところ、当時の自社制作枠に空きが無いため実現しなかったことに起因する。これに対し、当時のフジテレビ編成局長重村一の考案で、関西テレビ制作の火曜22時バラエティ番組枠を月曜22時枠に移動させた(同時に枠交換[注 4]という形で、それまでの関西テレビ制作月曜22時ドラマ枠は、火曜22時枠へ移動。その後関西テレビ制作の連続ドラマ枠は2021年10月より再び本番組が放送されていた月曜22時に移動した。)。その上で、関西テレビの制作枠にフジテレビが下請けになるスキームをとることで新番組の放送枠を確保した[5]。本番組の発局が関西テレビなのはこのため[注 5]で、制作クレジットも「関西テレビ、フジテレビ」→「8 カンテレ、フジテレビ」となっている(一貫して目玉マークはなし)。

2004年(平成16年)3月には、番組内のCM放送時にサブリミナル効果を引き起こす映像があったと『週刊現代』が報じた[6]。これは関西テレビが番組の送出を行っており、フジテレビは関西テレビからの送出を受ける立場であるため、放送されるCMも関西テレビのものが基準となる。しかし、地域によっては同じスポンサーでもCMを変えて放送することがあるため、その切り替え時に技術上発生したものである[注 6]。この記事が掲載されたことにより、同月15日、関西テレビは緊急会見を行った。当時の取締役千草宗一郎は「事実に反する記載で誹謗中傷にあたる」と反論。また、同誌編集長あてに、謝罪と回答を求める文書を内容証明郵便で送付したことを明らかにした。『週刊現代』からの事前の質問に対し関西テレビも同様に回答したというが、『週刊現代』は「サブリミナル疑惑」と誤った情報を掲載した。
フジテレビを代表する長寿番組

2016年4月には、番組放送開始20周年を迎えたが、先述の通り2016年12月をもって終了となり、放送期間は約20年9ヶ月となった。これは、フジテレビ系列のゴールデンタイムプライムタイムにレギュラー放送されているバラエティ番組では、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(1988年10月 - 2018年3月[注 7])、『奇跡体験!アンビリバボー』(1997年10月 - )、『めちゃ2イケてるッ!』(1996年10月 - 2018年3月)に続く放送期間であった。
番組終了後の他のバラエティ番組の動向

テレビ黎明期から続いていたお笑いと音楽コーナーが混在している伝統的な音楽バラエティ番組は、本番組終了の2016年以降は民放のゴールデンタイムやプライムタイムではレギュラー放送されていない[7]。ただし、お笑い要素のない一般的な音楽番組は当番組健在当時より放送されている『ミュージックステーション』がテレビ朝日で、2020年より、『CDTV ライブ!ライブ!』がTBSで、2024年より『With MUSIC』が日本テレビで現在も放送中。また、コント番組もしばらく制作されていなかったが、2021年より同じフジテレビで若手芸人、俳優、女優などが主体の『新しいカギ』が特番を経てレギュラー放送されている。
番組の歴史

番組開始当初から2007年まで収録を行っていた「レモンスタジオ」がある東京メディアシティ東京都世田谷区番組末期まで収録が行われていたフジテレビ湾岸スタジオ(写真は外観)番組の生放送が行われる場合に使用されていたフジテレビ本社「FCGビル」(写真は外観)

1996年4月15日に、番組の初回が放送された。この日は木村主演の月9ドラマロングバケーション』が初回30分拡大だったため、30分遅れた22:30?23:24の放送だった[注 8]。内容は「古畑拓三郎」、「涙のSMAP」、「BISTRO SMAP」、「SMAP最強カラオケメドレー・中森明菜編」で、視聴率は22.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を記録した。

1996年5月27日まではオープニングにタイトルCGが存在した。第1回から同年5月20日まではその前にスタジオ前室の椅子に座っているメンバーが何かしら言い争いをした後、ラストに草gが絶叫アトラクションに乗らされたり、前室の壁を突き破ってバンジーや飛び込み台で落とされ、悲鳴をあげながら「スマスマ?」と叫んでOPに入る(この部分は別撮り)という流れがあった。タイトルCGは森の脱退を機に廃止され、その後2002年10月まではロート製薬オープニングキャッチに番組タイトル(スペシャル・特別編の場合はそのタイトル)が入っていた事からそれがタイトルCGの代わりとしていた。2002年11月4日からは提供クレジットのみの表示となったためタイトルCGが復活していたが2004年に廃止された。なお、森在籍時のタイトルCGは最終回のオープニングとエンディングで再び放送されている。

同年7月22日、河田町のフジテレビ本社(当時)第6スタジオから「スマスマ夏休みスペシャル!生放送」と題して21:45(15分前倒しでスタート)から初の生放送スペシャルが行われた。中村玉緒をゲストに迎えて「生ビストロ」、「古畑拓三郎珍プレー祭り」(NG集)[注 9]、「涙のSMAP」の3本立てで放送し、終盤の「S-Live」では『青いイナズマ』をCG効果を使いながら生放送で披露した。

1997年10月13日には『SMAP×SMAP '97 今夜は大阪から生スペシャル』と題して、同年10月1日大阪府西天満から扇町へ移転したばかりの、制作局である関西テレビの本社スタジオから、引越し記念の生放送を行った。この回のゲストは上沼恵美子(当時夫・上沼真平が同局に勤めていた)と赤井英和で、当時関西テレビのアナウンサーとして全国規模の知名度を得ていた桑原征平(上沼と同じく1969年に入社)が、「涙のSMAP」の進行を特別に担当した。この回でSMAP全メンバーにより六角形のガラス[注 10] に描かれた巨大サインが社屋正面玄関に飾られた。2016年末の放送終了・グループ解散後は社屋内のアトリウムに移して2022年現在も引き続き展示されている。2022年現在はこれに加えて六角形ガラスに関する説明のパネルとメンバー全員から番組スタッフに送られた「BISTRO SMAP」のコーナーロゴが入ったお椀とフォーク・スプーンの食器セットも展示されている。

1997年12月31日から1998年1月1日まで、19:00 - 20:00と23:45 - 翌0:45の2部構成で番組初の年越しスペシャルが生放送された。なお、番組が大晦日に放送されたのも初である。この日は『第48回NHK紅白歌合戦』(NHK)の白組司会を中居が務めたり、SMAPも出場していることもあり、被りを避けるために同番組の放送時間である20:00 - 23:45は他番組を放送。2部の放送開始時は中居以外の4人が登場し、中居は番組中にNHKから移動しながら、番組終盤のライブでギリギリ間に合って出演する形となった。

2000年12月25日には、21:00 - 23:18に『SMAP×SMAP 20世紀のスマスマ初回からドーンと見せます ベスト30スペシャル』と題して、番組初のクリスマスにスペシャルが放送された。

2002年1月14日生放送分では、不祥事で謹慎していた稲垣吾郎が番組に復帰。視聴率は34.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を記録し、番組の歴代平均視聴率で最高の回となっている。

2002年9月9日放送分の1コーナー「今日は何の日?」やエンディングトークにおいて、メンバーが「『スマスマ』のオンエアー日とデビューの日が重なるのは初めて」と発言しているが、実際には開始間もない1996年9月9日にも番組が放送されている。

2005年12月26日2010年1月4日には、19:00 - 23:24に、当時の過去最長となる264分(4時間24分)の拡大版が、それぞれ年末スペシャルと新春スペシャルで放送された。2005年12月26日には『SMAP×SMAP'05 歴史的瞬間全部見せます!! 史上最強の4時間半スペシャル!!!』と題して、当番組ではこれまで放送される事がなかった19時台・20時台に初めて放送され、さらに、2010年1月4日には『SMAP×SMAP お正月に生SMAP! 史上最長4時間半スペシャル』と題して、当番組史上初となる264分に渡る生放送を行った。また、香取慎吾インフルエンザのため欠席した[8] が、エンディングに電話で生出演した。なお264分という放送時間は、後述する最終回に抜かれるまで歴代最長だった。


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