SLAC国立加速器研究所
設立1962年
研究種類物理科学
予算3,830万ドル(2017)[1]
研究分野加速器物理学
光子科学
理事Chi-Chang Kao
SLAC国立加速器研究所(スラックこくりつかそくきけんきゅうじょ、SLAC National Accelerator Laboratory)は、1962年にスタンフォード大学によりカリフォルニア州メンローパークに設立された国立研究所。電子の線形加速器によって高エネルギー物理学(high-energy physics)の実験を行っている。アメリカ合衆国エネルギー省(DOE)が所有し、同省との契約のもとスタンフォード大学が運営する、GOCO(Government Owned, Contractor Operated)形式の国立研究所である。
最近では、円形加速器によってシンクロトロン放射(synchrotron radiation)の実験研究を行う部門(スタンフォード・シンクロトロン放射光施設(英語版)、SSRL)もある。スタンフォード線形加速器センター(Stanford Linear Accelerator Center;SLAC)として設立されたが、2008年に現在の名称に変更された[2][3] 。
素粒子物理学の分野の人たちは、SLACを「スラック」と発音している。 1962年、スタンフォード線形加速器センター(Stanford Linear Accelerator Center;SLAC)として設立され、スタンフォード大学が大学のメインキャンパスの西、メンローパークのサンドヒルロード
歴史
SLACでの研究から以下の3つのノーベル物理学賞が生まれている。
1976年:チャームクォーク ? ジェイプサイ中間子参照[4]
1990年:陽子及び中性子内部のクォーク構造[5]
1995年:タウ粒子[6]
SLACの会議施設はホームブリュー・コンピュータ・クラブやその他の1970年代および1980年代初頭のホームコンピュータ革命の先駆者の会合場所としても使われた。
この研究所は1984年にASME歴史的工学史跡およびIEEEマイルストーンに指定された[7]。