SKE48
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SKE48
SKE48のロゴマーク
基本情報
出身地 日本
ジャンルJ-POP
活動期間2008年 -
レーベルLantis
(2009年6月 - 12月)
CROWN GOLD
(2010年1月 - 2011年5月)
avex trax
(2011年6月 - )[1]
事務所ピタゴラス・プロモーション
(2008年 - 2011年10月)
AKS
(2011年11月 - 2019年2月)
ゼスト[注釈 1]
(2019年3月 - )
共同作業者秋元康
AKB48グループ
公式サイトSKE48 OFFICIAL WEB SITE

メンバーメンバーを参照

旧メンバー元メンバーを参照

SKE48
YouTube
チャンネル

SKE48

活動期間2008年 -
ジャンル音楽
登録者数29.3万人
総再生回数1億2573万8300回
チャンネル登録者数・総再生回数は
000000002024-01-05-00002024年1月5日時点。
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SKE48(エスケーイー フォーティーエイト)は[2]日本女性アイドルグループ名古屋市に有する専用劇場を拠点として中京圏を中心に活動している。秋元康が総合プロデュースを手掛けるAKB48グループの1つで、2008年に誕生した。ロゴなどに使用されるグループカラーは  橙色(オレンジ色)。運営会社および所属事務所はKeyHolder傘下のゼスト、所属レーベルはavex traxエイベックス・エンタテインメント)である。
概要

AKB48自体も含めて日本国内に6組、国外を含めると10組あるAKB48の「姉妹グループ」の1つで、秋葉原を本拠地とするAKB48に次ぐ第2弾として愛知県名古屋市が選ばれた。2008年7月に結成され、同年8月23日にお披露目された[3][4][5]。2008年7月30日に第1期生が決定していて、公式サイトでは「2008年7月に誕生した」とされている。なお、2009年の結成1周年記念公演は7月30日に行われた。

活動の拠点である名古屋市中区に専用劇場の『SKE48劇場』を置いている。グループ名のアルファベット部分の"SKE"は、栄のローマ字表記(SAKAE)に由来する[6][7][8]

他の姉妹グループと同様に「AKB48グループ」(「48プロジェクト」)の一翼を担っていて、「会いに行けるアイドル」という基本コンセプト、劇場公演や握手会などの基本フォーマットは共通している。また、かつては「AKB48」名義で開催される握手会(全国握手会)やコンサートなどのイベントにも参加するほか、一部のメンバーはグループ間の兼任や移籍を行っていたこともあった。さらに、「SKE48」名義のシングルとは別に、SKE48のメンバーが「AKB48」名義のシングルの歌唱メンバー(選抜メンバー)に選出されAKB48として活動を行う場合もあった[6][9][10][11][12][13][14][15][16][17]

約半年から2年間隔でメンバーの募集を行っており、2023年までに計12回のオーディションを行い、現在は第12期生までが活動を行っている。また、AKB48・HKT48のオーディションで採用され移籍してきたメンバー、合同オーディションである『AKB48グループ ドラフト会議』でSKE48各チームに指名されたドラフト1 - 3期生も一緒に活動を行っている。

構成はグループ名「SKE」から1文字ずつ取った「チームS」「チームKII[注釈 2]」「チームE」の3つのチームと、チームに所属していない「研究生」からなる。2008年10月の劇場公演開始から定員16名のチーム制を導入していたが、2014年4月に開始した新体制からは各チームの定員が20名程度に増加し、劇場公演時のみ16名出演という制度になった。メンバーは2024年5月1日時点で、チームS 13名、チームKII 14名、チームE 15名、研究生17名の計59名である[6][18]

2009年8月5日に1stシングル「強き者よ」をリリースしランティス(現:バンダイナムコミュージックライブ)からメジャー・デビュー[19][注釈 3]、翌2010年3月の2ndシングル「青空片想い」から日本クラウンへ移籍し、2011年3月には5thシングル「バンザイVenus」で初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得[20]。その後2012年7月の6thシングル「パレオはエメラルド」からavex traxへ移し[1]、32ndシングル「愛のホログラム」まで27作連続でオリコン初週1位を継続している(2024年3月時点)[21][22][23][24]。なお、楽曲の作詞は全て、AKB48などの姉妹グループ同様に総合プロデューサーの秋元康が担当している[注釈 4][6]

地元ライブでは、2009年5月の名古屋ボトムラインを初演に[26]、同年7月にダイアモンドホール[7]、同年12月にZepp Nagoya[27]、2010年11月に愛知県芸術劇場大ホール[28]、2012年に日本ガイシホール[29] と開催規模を拡大し、2014年2月にはナゴヤドームで単独2日連続コンサート(2日間で観客66,000人)、2015年8月には豊田スタジアムで最大規模のコンサート(観客最大45,000人)を開催した[30]。ツアーでも、2010年10月には3都市[31]、2011年6-7月には6都市[32]、2013年10月-2014年2月にも3都市を巡っている[30]。2012年にはSKE48単独として初めて『第63回NHK紅白歌合戦』に出場した[33]。2014年11月からは姉妹グループ初の47都道府県ツアー「SKE48 47都道府県全国ツアー?機は熟した。全国へ行こう!?」を開始し、2016年4月までに22道府県を巡っている[34]
特徴
活動方針

AKB48が掲げる基本コンセプトである「会いにいけるアイドル」を踏襲し、劇場公演、握手会などのファンサービスを行う[35]。メンバー間およびメンバー以外との恋愛禁止なども共通している。一方で、2013年初めごろまで茶髪禁止のルールが設けられているなど、イメージ面でAKB48などとの差別化を図っていた部分もある[36][37]
誕生の経緯

秋元康がAKB48の全国展開を模索していた時期に、名古屋の協力先から声が掛かり、またサンシャイン栄のリニューアルの話が持ちかけられたことからプロジェクトが始動した。

2008年6月5日のプロジェクト発足の記者会見において秋元は名古屋の特徴として「若者が集まりやすい」「エネルギーに満ちている」「名古屋の女の子はファッショナブルで自己主張がはっきりしている」ことなどを挙げた[2]。また、全国展開として名古屋を選んだ理由について秋元は「名古屋は火が付くのが遅いかもしれないが、本当に認められれば長くファンに愛される(入口は狭いが、気に入ったらずっと応援してくれる)」という旨のことを名古屋の知人に言われたからと会見で述べている[38][39]

発足以来、劇場が入居するサンシャイン栄ではSKE48関連のコラボレーションが実施されている。ビル内には、SKE48関連のポスターやフラッグが掲げられているほか、SKE48デビュー時には観覧車「スカイボート」のゴンドラにメンバーがラッピングされ、メンバーがアナウンス音声(収録)を担当していた[40]。また、企画イベントが行われることがあるほか[41]、地下1階では公演の映像中継が行われることがある[42]。結果として、同ビルの来館者数は2007年から2011年にかけて3割増加している。
SKE48劇場公演SKE48劇場が入居するサンシャイン栄SKE48劇場の入口ゲート

専用劇場の『SKE48劇場』は、名古屋市営地下鉄栄駅に直結する複合ビル「サンシャイン栄」の2階にある。2008年10月5日に初公演を行った。通常ほぼ毎日のペースで定期的に行われている「劇場公演」は、3つの正規チームや研究生などがそれぞれに割り当てられた演目を交代で上演するもので、約2時間の歌・ダンス・トークからなる[6][43]。現在の劇場は3か月余りの改装期間を経て2012年12月9日にオープンした専用劇場である。2012年8月までは複合スタジオ『SUNSHINE STUDIO』であり、SKE48の公演以外でも利用されていた[44][45]。このことが、2012年春のコンサートのタイトル『SKE専用劇場は秋までにできるのか?』に採用されたという経緯もある[29]
パフォーマンス・音楽性

AKB48と比較した印象や特徴として、総合プロデューサーの秋元康は、SKE48の魅力は「がむしゃらさ」ではないかとしている。その要因は、ダンス自体は一般的にはまだまだであるものの、一生懸命さからきているであろう、指先あるいは足の爪先や踵まで神経が行き届いた動きであり、それがダンスのキレのいいSKE48というイメージを作っているのではないかと語っている[46][出典無効]。また、歌詞を書く上でメンバーにあった歌詞をつけることはしているが、SKE48に特別な色をつける意図はなかった、違いはファンの方が決めてくれればいいと述べている[47]

発足時のレッスンから劇場公演「手をつなぎながら」「制服の芽」、6thまでのシングルの振り付けなどを担当している牧野アンナも、SKE48はダンスを長所としていて、メンバーも振りにこだわりを持っていると語っている[47]

AKB48グループのサウンドディレクターを担当する田中博信も、SKE48の音楽性の特徴として激しいダンスを挙げており、2ndシングル「青空片想い」のころからそれを考えた楽曲構成になっていったと語っている。リズム感を止めずに勢いを出すことに重点を置き、全力を出しやすい楽曲や抜けが良く振り切った楽曲、例えば「バンザイVenus」「パレオはエメラルド」のような楽曲にSKE48らしさが出やすいという[48]

このほか、曲調のアクティブさ、「汗の量はハンパじゃない」というコンサートのタイトルにもなったようなダンスの激しさやダイナミックさ、ストイックさなどが、特徴と評されることもある[49][48][50]。また、「Escape」のようにダンスの難易度が高いと評される楽曲もある[51]

一方、近年はNMB48も振りを揃えたダンスを意識しているが、NMB48は全員がピッタリと揃う振りを特徴とするのに対し、SKE48は割り振られたポジションにより差を付けたバリエーションのある振りを特徴とするほか、ジャンプなど髪型が崩れるような激しい振りが多い[52]
目標と方向性の変化

初期のレッスンは、AKB48に憧れるのではなく初めから勝つことを意識して行った特に厳しいもので、指導した牧野アンナは「短期間で仕上げる為に力技で行くしかなかった」「今考えるとかわいそうだった」とも回想している。最初のレッスンで牧野は「同じことをやるならAKBの方が良いに決まってる」「AKBに無いものって何なんだ」「アイドルなのに汗だくになってる姿が、唯一SKEがAKBに勝てる道じゃないか」という話をしたという。このストイックなレッスンの様子は、当時のメンバー(卒業生含む)のインタビューを交えて、シンプルでありながら感情に訴えかけるシーンとして、2015年のドキュメンタリー映画に収められている[53]。このレッスンを原点とする「目の前の事に常に全力で挑む、勝ちに行く」という考え方[注釈 5]は、特に初期のメンバーを中心に浸透している[54]

一方、AKB48に勝つ、AKB48を超えるといった当初の目標意識がそのまま継続されているわけではない。後に多数の姉妹グループが誕生し交流していく中で、一緒にAKB48グループを盛り上げつつも頭一つ抜けた存在になりたい、という気持ちに変わってきている[55]

5年間にわたりシングルのセンターを担うなどグループの先頭に立っている松井珠理奈と松井玲奈について、秋元康は2012年のインタビューで、「二人の違うキャラクターが、グループの中の良い意味での光と影になっている」とも語っている[46]


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