このフィクションに関する記事は、ほとんどがあらすじ・登場人物のエピソードといった物語内容の紹介だけで成り立っています。製作過程や社会的影響、専門家による批評や分析など、作品外部の情報の加筆を行い、現実世界の観点を説明してください。(2023年3月) (使い方)
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SIREN2ジャンルアクション・アドベンチャー
ホラー
ステルス
対応機種PlayStation 2
開発元ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売元ソニー・コンピュータエンタテインメント
プロデューサー藤澤孝史
ディレクター外山圭一郎
シナリオ佐藤直子
外山圭一郎
音楽`島邦明
人数1人
メディアDVD-ROM1枚
発売日 2006年2月9日
2006年3月9日
2006年7月7日
2006年8月4日
対象年齢CERO:C(15才以上対象)
USK: 16+
PEGI: 16+
OFLC: MA15+
その他堤監督による映画と同時公開
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『SIREN2』(サイレン ツー)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)(現:ソニー・インタラクティブエンターテインメント(SIE))が開発したホラーゲームの『SIREN』の続編である。
日本近海の孤島・夜見島(やみじま)を舞台にした3Dアクションホラーゲーム。主に、前作『SIREN』から約2年後の世界が舞台となる。基本的なゲーム性や「視界ジャック(幻視)」などのシステムは本作にも引き継がれている他、新たな敵やアクションなども追加されている(詳細は後述)。前作同様、作中の和暦に「平成」は無く、西暦1989年を過ぎても、和暦は「昭和」のままの設定になっている。
また、ゲーム発売に伴い、映画『サイレン ?FORBIDDEN SIREN?』(以下、映画版)の公開や、漫画『サイレン ?ETERNAL SIREN?』(以下、漫画版)の短期集中連載などのメディア展開も行われた。いずれの作品も基本的な設定や世界観は本作のものをベースにしているものの、具体的な物語の内容は作品によって異なる。各作品の舞台となる場所も、本作が夜見島であることに対し、映画版は夜美島、漫画版は夜魅島と、それぞれ違う名前が設定されている。
前作との違い
新たな敵「屍霊」「闇霊」「闇人」の登場。
屍人が前作と同様に登場するが存在する成り立ちが異なる。
視界ジャック(幻視)のバリエーション増加(幻視しながらの移動(三上脩)、過去の出来事を見取る過去視(喜代田章子)、幻視中の敵を操る感応視(木船郁子)。
十字ボタン上下での客観ビュー(三人称〈TPS〉視点)、主観ビュー(一人称〈FPS〉視点)の視点固定切り替え(前作ではほぼ不可能だった主観ビューのみでの攻略が可能)
シームレスなリストメニューの表示(移動しながらリストメニューを表示できる。。もちろん、逆のリストメニューを表示しながら移動もできる)。
リストメニューから武器の切り替えが一瞬で可能(これにより所持できる武器は2つだけとなった)。
前作は鍵を開けるなどリストメニューで行っていた行動のほとんどが、○ボタンのみで行えるようになっている。
しゃがんだ状態からの走り移動。
武器の種類増加(自動拳銃、機関拳銃、自動小銃など、前作と比較すると強力な火器が登場。また、鈍器の種類も大幅に増加している)。
武器を持たない状態でも攻撃できる(ただし、敵を倒せるのは永井頼人・三沢岳明・阿部倉司の三人のみで、他の人物は殴るなどのようなことはせず、両手で突き飛ばすだけとなっている)。
銃を構えてから×ボタンを押す事で銃床や銃把による打撃が可能。
狙撃銃を構えてから十字ボタン上下で狙撃モードと通常モードの切り替えが可能。ただし、狙撃銃を使用出来るのは男性キャラのみで、一般人の一樹守や阿部倉司では照準のブレや反動が大きい(三上脩と藤田茂は狙撃銃を拾う機会がない)。
一部を除き、敵は倒されると武器を落とす。また、攻撃を受けて落とすこともある。逆にプレイヤーも攻撃を受けて武器を落とすことがある。プレイヤーが狩猟罠などにかかると武器を落とすことがある。落とした武器は拾って使用できるが、敵も武器無所持状態では落ちている武器を拾うため、強力な銃器を拾われてしまうと思わぬ強敵を生むこともある。
武器は2つまで同時に所持できる。武器を2つ持っている状態で武器を拾うと、装備中の武器をその場に捨てる(落とす)。
同行者も戦闘に参加し、武器無所持の場合は落ちている武器を拾う(拾えない武器もあり、同行者に「待て」などの指示をしている時などは、同行者は武器などは拾わない)。同行者は敵同様に銃弾を無限に持ち、どんな銃でも無制限に装弾(リロード)できる。
プレイヤーの攻撃が同行者にも当たるのは前作同様だが、今作は一定回数(3、4回くらい)攻撃を当ててしまうと、同行者がプレイヤーに向かって反撃してくる。この状態は、同行者がプレイヤーに攻撃を一撃与えるまで続く。
一部を除き敵味方共に、段差の上で攻撃を受けるとそのまま落下してダメージを受ける。落下のダメージは段差の高さに比例し、一部には落ちると即死する箇所もある(自ら飛び降りた場合でも、着地を失敗する程の高さの場合はダメージを受けるが、転落した場合はよりダメージが大きい)。
発煙筒、狩猟罠、ナットなど、その場で選択して使えるアイテムの所持(特定の人物のみ)。
敵味方共に部位によってダメージが変化する。頭部に攻撃されると3倍にまでダメージが増えて大きくのけ反る。手足を攻撃しても半分のダメージしか通らないが、手を攻撃されると武器を落とすことがある。
自動車(軽トラック)を操作(運転)するシナリオの登場。敵を轢いて倒したり、自動車のヘッドライトを敵(屍霊)などに当てる事が出来る他、高所に登る足場にもなる。ただし、車内でも銃撃は防げず、またスピードが一定以下の状態で敵に接近されると引きずり出されてしまう。物や敵に何度もぶつかるとへこみや擦り傷、血痕がついていき、フロントガラスもヒビが入るが、走行不能になることはない。
オプション設定の追加(ヒントのON/OFF、字幕のON/OFF、左右方向の首振りの調節など)。
終了条件が選択制となった(前作ではゲーム内の行動で変化)。
トライアル(前作のタイムアタック)に特定の条件で取れる称号がつき、やりこみ要素が増えた。
時間のループを扱っていた前作に対し、今作の終了条件はそれぞれが平行世界として扱われる。全てのシナリオの終了条件2を経た歴史の果てが本作のエンディングであり、各シナリオの終了条件1はそこから分岐した平行世界(パラレルワールド)となっている(シナリオによっては両方の終了条件の展開を包括している場合もある)。
前作は怪異発生からの3日間を描いていたが、本作は主人公達が異界に取り込まれる数時間前から始まり、その後の丸一日の物語となっている。その為、リンクナビゲーターも「○日目」の表記はなく、異界に取り込まれた時点を0:00として時刻の前に+や?が表示される形式となっている。
難易度とヒントの増加
前作に比べヒントが増加し、難易度の選択が可能となっている。
難易度をEASY(やさしい)・NORMAL(普通)・HARD(難しい)の3種類から選択可能(初回開始時HARDは選択できないが、クリアすることで選択可能になる。また、メモリーカードに前作のプレイデータが保存されていれば、初回からHARDが表示され選択が可能)。
序盤シナリオのチュートリアル表示。
他シナリオの開放に必要な「必要行動」の取得方法をマップ画面上に表示。
終了条件に繋がる小目標の増加と確認。
シナリオ開始前のヒント表示(ON/OFF可、OFF時でもスタートメニューから確認可能)。NORMAL以下では詳細なヒントが表示されるが、HARDでは前作の説明書巻末に載っていたような抽象的文章に変わる。