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概要
種類軍・警察用自動拳銃
製造国 ドイツ
設計・製造ザウエル&ゾーン
性能
口径
9 mm
0.40インチ
0.357インチ
銃身長112mm
ライフリング6条
使用弾薬.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}
9x19mmパラベラム弾
.40S&W弾
.357SIG弾
装弾数
15発 (9x19 mm)
12発 (.40S&W, .357SIG)
作動方式ティルトバレル式ショートリコイル
全長196 mm
重量845 g
有効射程50 m
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SIG SAUER P226は、ザウエル&ゾーン社がP220の後継として開発した自動拳銃。
特徴ステンレスのP226 S
P220との違いは見た目ではわかりにくいが、ダブルカラムマガジン化が最大の改良点である[1]。このため、装弾数が9x19 mmパラベラム弾仕様で、9発から15発に増えている。.40S&W弾モデルと.357SIG弾モデルの場合は12発になっている。
P220と同様にマニュアルセーフティーを持たない代わりに、起こされたハンマーを安全にハーフコック位置まで落とすためのデコッキングレバーを有する[2]。
長時間水や泥の中に浸けた後でも確実に作動するほど耐久性は高く、アメリカのガンショップではP220より高価である。軍のトライアルでは価格の高さやマニュアルセーフティーを備えないことなどからベレッタ 92に負け、採用されなかった(トライアルの経緯はベレッタ 92#バリエーションを参照)。
海上自衛隊「特別警備隊」がP226R[3]を2007年6月28日の公開訓練で使用するなど、各国の軍隊(イギリス陸軍(ブローニング・ハイパワーを更新)、SAS、アメリカ海軍SEALsなど)・警察(ニューヨーク市警察、日本警察の特殊急襲部隊など)など、予算的に余裕のある特殊部隊・機関では多く採用されている。 トリガーアクション、バレル長、フレーム素材、装弾数、アジャスタブルサイトの有無などの違いから「X-FIVE」や「XPRESS」など複数のモデルが存在する。最初期に製造されたモデルはスライドの左側面に「SIG SAUER」、右側面に「P226」の刻印が施されており、現在流通しているモデルと若干異なっている。 近年のモデルでは20 mmアンダーマウントレールが標準装備されている。現在はカタログが整理され、後述の「P226 E2」の名で売られていたものがP226のスタンダードモデルとなっている。
バリエーション
P226
P226 E2
一体型の新型グリップとストロークの短いトリガーを装備したモデル。マガジンキャッチとデコッキングレバーも形状が変更されている。E2は"Enhanced Ergonomics"の略。現在はE2の名が外されて、このモデルが現行型P226のスタンダードモデルである。
P226 TB
サプレッサーを取り付けられるようにバレルにネジが切られたモデル。TBは"Threaded Barrel"の略。
P226 Two-Tone
スライドがシルバーフィニッシュになっているモデル。
P226 USPSA Two-Tone
上記モデルとは逆に、フレームのみシルバーになっているモデル。
P226 DAK
ダブルアクションオンリーのモデル。デコッキングレバーは廃止され、ハンマースパーも削り取られている。規定でシングルアクションが禁じられているニューヨーク市警察に支給品として制式採用されている。
P226 SAO
226のシングルアクションオンリーモデル。外見はP226 エリートとさほど変わらないが、デコッキングレバーの廃止とサムセイフティの追加でコック&ロックが可能になった。
P226 SAS
P226 DAKのスライド、フレームに丸みを持たせ、衣服などへの引っかかりを抑えたモデル。スライドはシルバー、グリップは木製に変更されている。SASは"SIG Anti-Snag"の略。
P226 Elite
スライド前部にセレーション、フレーム後部にビーバーテイル、グリップ前面にチェッカリングがそれぞれ追加された上位シリーズ。
P226 Elite Stainless
スライドとフレームがシルバーで、木製グリップを装着したモデル。
P226 Enhanced Elite
フロントコッキングセレーション、ビーバーテイル、ショートリセットトリガー、エクステンデッドグリップタング、E2型グリップを装備したモデル。
P226 Elite Dark
可変式畜光サイト、アルミ製グリップを備えたモデル。
P226 Elite Dark TB
P226 Elite DarkのTB版モデル。
P226 Mk.24
アメリカ海軍特殊部隊SEALs採用モデル。腐食を抑えるため、リン酸塩皮膜処理がされている。
P226 Navy
Mk.24の民間向けモデル。スライドに碇のマークが刻まれている。シュアファイア X300 ウルトラを装着したP226 Mk.25
P226 Mk.25
SEALsが採用した最新型モデル(Mk.24改良型)とその民間向けモデル。特殊コーティングの他に厳密にピカティニーレール規格に改められたアンダーマウントや蓄光サイトを備えている。
P226 LEGIONN
2015年に発表されたP220クラシックシリーズの最新仕様モデル。PVDコーティングの表面処理が施され、フロントコッキングセレーション、ショートリセットトリガー、エクステンデッドグリップタング、X-Ray3サイト等を備え、操作性が向上している。又、シングルアクションオンリーモデルも存在。
P226 Combat
内部パーツにリン酸塩皮膜処理を、バレルにハードクロム処理を施したモデル。フレームとグリップはデザート系カラーになっている。
P226 Combat TB
P226 CombatのTB版モデル。
P226 SCT
フロントセレーション、トリチウム夜間サイト、バンパー付きマガジンを備えたモデル。装弾数は9x19 mmパラベラム弾で20発、.40S&W弾で14発。
P226 Tac Ops
SCTの仕様にビーバーテイル、マグウェル機能付き大型グリップを追加した最高級モデル。
P226 Classic 22
.22LR弾専用モデル。アジャスタブルサイトを標準装備している。装弾数は10発。
P226 Classic 22 Bevertail
フレーム後部がビーバーテイル形になったモデル。P226 X-Five
P226 X-Five
競技向けの5.0インチモデル。IPSCの規定に適合する。一部モデルを除きシングルアクションオンリーでアンビセーフティーを備え、コック&ロックが可能。他にもアジャスタブルサイト、改良型リコイルスプリング、ビーバーテイル、ハイグリップ加工などを備える。そのため、P226とのパーツ互換性はほとんど無くなっている。SIG社のカスタム部門「マスターショップ」が製作するモデルも存在する。
P226 X-Five
木製グリップ、フルアジャスタブルトリガー、マグウェルを備えるモデル。カラーはシルバー。装弾数は9x19 mm弾で19発、.40S&W弾で14発。
P226 X-Five Competition
ポリマー製グリップ、マグウェルを備えるモデル。カラーはシルバー。装弾数は9x19 mm弾で19発、.40S&W弾で14発。
P226 X-Five Allround
P226のようにシングル/ダブルアクションでデコッキングレバーを持つモデル。カラーはシルバーでポリマー製グリップを備える。装弾数は9x19 mm弾で17発、.40S&W弾で12発。